農用地利用集積と農業振興に向けて 農委会名:水上村農業委員会 1 地域の概要 本村の農業は、農家1戸当たりの平均耕作面積が1.3ha と零細であり、加えて農業 従事者の高齢化や後継者不足による離農・規模縮小が進んでいる。 さらに、近年多発している獣類被害は、有害鳥獣の行動範囲の拡大と共に農作物等へ の被害が後を絶たない状況にあり、このことが農業者の生産意欲を減退させ遊休農地の 増加につながる事が懸念される。 2 農業委員会の体制 委員数 職員数 3 11名(選挙8名(認定8名)、選任3名(女性2名、認定1名)) 2名 掲げた目標とその達成に向けた大作戦の内容 農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想の中で、担い手農業者への利用集積 面積のシェアを40%と掲げている。 この目的達成に向け、離農者あるいは規模縮小による農用地の情報を農業委員で把握 し、認定農業者及び担い手農業者へのあっせんを促進する。 <農業委員による耕作放棄地の視察> 4 <農業委員会による農地パトロール> 取り組みの成果 あっせん申し出による農用地の利用集積については、平成26年度は0件であったが、 この取り組みを今後さらに強化促進する事により、遊休農地の解消にも期待が持てる。 5 課題と今後の方針等 農用地の利用集積については、あっせん申し出による農用地は、全て認定農業者及び 担い手農業者へ集積を図ることとしているが、今後、条件の悪い農用地の環境整備を整 えながらどのように利用集積を図っていくかが課題である。
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