がOB用品

輝。バットの軌道が波打っ
ていた。﹁最初は窮屈かも
しれないが、スイングスピ
がOB用品
は擾しいですよ﹂と笑う。
佐々木は1971年から
⑪ \⑰
雰囲気があった﹂。昨春の
のも﹁下手くそ﹂。
一つ上の代は﹁力強くて
﹁もう少しヘッドを上げ かけていた。指導を受けて た。武田は﹁昔は怖かった
新チームの結成当初、選
てスイングしろ﹂。3月上 いたのは、下級生の佐藤泰 って聞きましたけれど、今
手
たちはひ弱に見えたとい
う。そして、打つのも守る
旬、大曲工野球部の部室近
くの木立の中で、元監督の
佐々木千代志︵66︶が発破を
ードも上がる﹂
一言∵
「 ∴−†∴
佐々木は﹁今の選手たち
投手の武田龍戌は﹁背中 94年までの23年間、同校の 東北大会では、仙台育英︵宮
が反ってしまう投球フォー
監督を務めた。﹁いい選手 城︶などを破り4強入りを
ムを直すように言われま がたくさんいて、退任後も 果たした。だが、昨夏の秋田
す﹂と話す。実は、父︵44︶ 気になって﹂と、たびたび 大会は準決勝で敗れ、甲子
も同校野球部のOB。現役 学校を訪れ、選手たちの練 園出場はかなわなかった。
習に付き添う。
’、熊
畿
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∴蕊∴∴∴「∴∴一 、\㌃戦\\
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愛 ∴∴「 ∴ ∴∴. ::∴ ∴「∴∴∴ 為/
時代の監督が佐々木だっ
身ぶり手ぶりを交えて指導する
佐々木千代志元監督=大曲工
申∵十 ㌧∴∴ :∴∴:
「
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大曲工の選手のバットのグリップテープ
を巻き直す熊谷光博=大仙市大曲湊町
員が
い。バットに残った前のテ
ープの硬くなった﹁のり﹂
を親指1本で丹念にこすり
取る﹃指の豆がつぶれても
手は抜かない。テープは
は、上の代よりも力がない
﹁隙間がなく、できるだけ
ということを自覚してい 重ならないように﹂と細心
る。それでも甲子園を逃し の注意を払って巻く。
た悔しさを見て、彼らを超
主将の岡本昌真は﹁自分
えたいという気持ちは持っ は左打者なので、テープは
ているはずだ﹂と話す。
左巻きにしないといけな
力をつけた選手たちには い。気軽に頼める安心感が
甲子園でも﹁普段通り﹂を あります﹂と話す。
期待している。﹁それがで
熊谷は、大曲工が選抜出
きそうな子だちなんだよ。
場をたぐり寄せた昨秋の東
ちょっとやそっとリードさ 北大会を観戦した。﹁これ
れでも、負けない﹂
までの大曲工は先行逃げ切
りみたいなところがあった
けど、今のチームは占撃取
⑪ ⑪
野球専門店﹁大曲ドー
盗塁を決めてくれたりした
ら、喜びもひとしおです﹂
られても食らいついてい
く。﹃何か﹄を持ってい
ム﹂の営業を担当する熊谷
光博︵32︶は、大曲工野球部
への用具の納品とメンテナ
ンスを受け持つ。同校野球
部OB。秋田経法大を経て
﹁野球が好きだ﹂と今の職
場を選んだ。
後輩たちのため、毎年約
=駁稀略
︵龍講和蕎︶
イクなどを使う。﹁それで
ヒットを打ってくれたり、
る﹂と感じた。
選手たちは、甲子園でも
熊谷が納めたバットやスパ
50∼40本のバットのグリッ
プテープを巻き替える。す
ぐめくれるようでは使えな