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第615号 2014.10.14
関西学生アメリカンフットボールリーグ
完敗と言わざるを得ない(鳥居監督)
大教大に敗戦
▽第2節 大体大3-31大教大
後半インターセプトからタッチダウンを決められる
QB立間
WR寺崎
関西学生アメリカンフットボールリーグが9月21日、神戸市立王
子スタジアムで行われ大教大と対戦した。先制点を許したものの
粘りを見せ、逆転のチャンスを窺った前半だったが、後半に大き
く点差を開けられ3-31(0-0、3-10、0-7、0-14)で試合を終えた。
1部自力昇格へはもう負けが許されない一戦。しかし、自分たち
の狙うゲーム展開ができない敗戦となった。
相手は昨シーズン1部にいた大教大、その複雑なプレーの確認
作業を念入りに行っていた。「ラインの人数が少ない分どうやって
接戦に持ち込むかゲームプランを組んでいた」鳥居寿祐監督の指
揮の元、試合が動いたのは第2Qだった。
大教大OF1ターン目にタッチダウン・フィールドゴールを許すも、
直後の大体大OFターンで、QB立間久雄(同3年)のパスプレーを
松井健浩(WR・同2年)が成功し22ヤード進む。続いて、寺崎公太
郎(WR・同)もパスプレーを成功させ同点チャンスを狙った。しかし
惜しくもフィールドゴール3点に留まり、なかなか流れを掴めない。
その後も3点失い、迎えた後半戦。第3Q序盤は粘りを見せ均衡
状態が続いたものの「踏ん張りどころで踏ん張れなかった」と話す
佐々木将主将(LB・同4年)。大教大のインターセプトからタッチダウ
ンを決められると、第4Qもインターセプトから追加点を決められ大
きく点差が開き、大教大を追いかけることができなかった。
「相手が強いことはわかっていたけれど、やはり最終的には集中
力で負けた」と鳥居監督。「他チームよりラインの人数が少ない。根
本的な問題ではあるが、もっとでかい選手を増やしていかないと勝
てない」と指摘しチームの弱みに頭を悩ませた。佐々木主将も「自
分たちの課題である自滅というかミスが多発して、流れがずるずる
WR松井 と相手にいってしまった」と悔しさを露わにした。
残り3戦へ向け全勝が要求されるなか、佐々木主将は「普段練習
通りのプレーができたら勝てるチームなんで、試合で発揮できるよ
う練習から徹底的に取り組む。部員数は他大学より少ないがその
分コミュニケーションが取りやすいからそこを武器にして、情報を
共有し合い素早い伝達でチームワークを深めていくことが持ち味。
持ち味をもっともっと引き出したい」とチームの勝利を誓った。
【学生記者 中田 咲、写真も】