26-01 [510KB pdfファイル]

平成26年度1月号
横浜市立生麦中学校
℡ 045(581)3255
生 麦 中 ホ ー ム ペ ー ジ
www.edu.city.yokohama.jp/sch/jhs/namamugi/
穏やかな1年である事を心から願います。
振り返れば昨年は、2週間連続の大雪や台風に
よる被害、キャンプ場では突然の大雨で避難中の
車が流されました。国内でも四国や京都で今まで
に経験した事のない豪雨。広島での土砂災害、御
嶽山の噴火と防災を根本から考えさせられる自然
災害に見舞われました。また、12月から新年に
かけては、北海道・北陸・東北を中心とした大雪
だけでなく、近畿地方への影響もありました。
地球温暖化の影響とも言われ、根本的な解決を
見いだすのは不可能かも知れませんが、被害が大
きくならない事を願います。
さて、1月11日から、大相撲初場
所を迎えます。話題の中心はなんと言
っても横綱白鵬関だと思います。幕の
内優勝回数32回。故大鵬関の記録に
並んでいます。白鵬の初優勝は200
6年(平成18年)の5月場所。以降
9年間、平均すると年間六場所の半分を超すアベ
レージで優勝を重ね、今場所は新記録がかかって
います。
その白鵬も横綱になって6年目の年、平成24
年は大変苦しい年でした。6場所中優勝は2場所。
この年の5月場所は 10 勝 5 敗。横綱になってから
最低の成績でした。力の衰えが囁かれる中、翌年
から再び強い白鵬が戻りました。平成 25 年、26
年とも6場所中5場所を優勝する強さを発揮し、
ついに大横綱「大鵬」の優勝記録並びました。
どんな記録にも、「はじめの一歩」があります。
積み重ねていく事の大変さ、継続する事の難しさ
を感じるとともに、そのプロセスを成し遂げてい
る白鵬関の偉大さを感じます。
12月学校だよりで JAXA が掲げたメッセー
ジ、~挑戦が力を生み、継続が力を深める~を紹
介しました。スポーツの世界だけではなく、科学
の分野でも共通しています。そして日常生活のあ
らゆる場面でも、「積み重ねと継続」が大切な事
は言うまでもありませんね。
東京新聞より1月11日
掲載を抜粋
震度7を記録し、近畿地方で約6万4千人が犠
牲となった阪神大震災から17日で20年となる。
この震災で、母と弟を亡くした神戸市東灘区の小
学校教諭長谷川元気さん(28)は、昨年から子
どもたちに自らの体験を語るようになった。亡き
家族への思い、周囲への感謝。当時を知らない世
代に、若き語り部として活動を広げている。
(加藤弘二)
「崩れた家から外に出ると、空は真っ赤に燃え
ているように見えた。現実と夢の区別がつかず、
『お
母さん』といくら呼んでも返事がない。なぜか急
に寒気が襲ってきた」。兵庫県三木市の自由が丘中
学校で九日、講演を頼まれた長谷川さんは四百人
の全校生徒の前で振り返った。
当時は東灘区で、両親と二人の弟と五人暮らし。
のり こ
住んでいた木造二階建てアパートが倒壊し、母規子
しようと
さん=当時(三四)と一番下の弟翔 人ちゃん=同(一
つ)=が下敷きになった。夕方、父から「助けよ
うとしたけど、あかんかった」と聞き、避難先の
公園のベンチで泣きじゃくった。
その後、眠るたびに同じ夢を見た。翔人ちゃん
がサッカーボールを力強く蹴り、規子さんが「一
歳半なのにすごいな。将来が楽しみやな」と喜ぶ。
「ああ、震災なんかなかったんや。夢やったんか」
と思うと目が覚める。涙があふれ、「どうしてもっ
と二人と過ごさなかったのか」と後悔がこみ上げ
た。
学校の普段の会話でも「お母さん」と聞くと、こら
福島第 1 原発が立地する双葉町の高校に通って
えきれず校舎裏で泣いた。見守ってくれたのが担任の
いた 1 年の時に原発事故が起きた。間借り校舎は 2
女性教諭だった。「つらかったな。でも大丈夫、元気君
年時に郡山市、3 年時はいわき市に移った。それに
なら、きっと頑張れるはずや」と励まされた。
合わせて避難先も転々としたが、同じ校舎に間借
「先生みたいに、子どもの目線に立つ温かい先生に
りする他校の生徒などと新たな出会いもあった。
なりたい」。大学卒業後、いったん就職したが、学び直
「避難生活で人生の視野が広がった面もある。『今
して2013年から小学校教員へ。昨年1月17日、
の生活があるのも周りの人の支えがあるから』と
同僚から震災体験を語るよう勧められた。
子どもに伝えられる先生になりたい」と話す。
それまで積極的に話すことはなかったが、「震災を知
震災と原発事故から 3 年 10 ヶ月となるこの式典
らない子どもたちに、さまざまな出会いのおかげで、
で、馬場 有 町長は「美しい故郷を忘れないで町の
ここにいる自分をみてもらおう」と決意した。子ども
再興・再生に関わり、若い限りない力と果敢に挑
たちは真剣な表情で体験を聞き「大変だったのに、夢
戦する行動力で、お力添えをお願いしたい」と式
に向かって頑張った先生はすごい」と言ってくれた。
辞。その後、新成人たちはタイムカプセルに入れ
たもつ
昨春から市内の語り部グループにも加わった。「当時
た自分宛の手紙を受け取った。夢に向かって突き
のことを語ると、今でも心のどこかがズンと重くなる。
進む小野田さんは「原発事故などつらいことも多
でも震災を風化させず、聞いてくれる人が何かを感じ
かったけど、あのころの自分に『頑張っているよ』
てくれれば、続ける意義があるのかな」
と胸を張れる大人になる」と話し、うっすらと涙
を浮かべた。
“成人の日”に思う
今は埼玉県の小学校で勤務することを考えてい
る。「自分の被災体験を通して防災教育をしたい。
今年は阪神大震災から20年。当時生まれた子どもた
事故の記憶を次世代に伝えることが風化を防ぎ、
ちが成人式を迎えます。東日本大震災で仲間・ふるさと
古里・浪江への恩返しにもなると信じている」と
を失った若者もいます。成人式を迎えるということは、
話した。
どんな意味があるのでしょうか。
浪江の新成人「あの頃の自分に胸張れる大人に」
毎日新聞1月 12 日掲載を抜粋
東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県浪
江町の成人式が 11 日、仮役場のある同県二本松市で開か
多種多様なありさまを伝え聞く成人の日
の様子。自分自身や家族、命と真摯に向き
合う若者と対照的な姿も報じられます。価
値観の多様化とはいえ何をもって良しとす
るのか。特に今年は考えさせられた一日で
した。
れた。出席した 193 人のうち約 90 人は、小学校卒業時の
【1 月の主な行事予定】
「タイムカプセル」を開封し、当時の夢と希望に向き合
った。
【土江洋範】
教師になる夢追い続け
7 日(水)
始業式
8 日(木)
午後教育相談(15 日まで)
9 日(金)
オープンスクール
10 日(土)
生麦第二地区賀詞交歓会
年、小野田瑠奈さん(20)は、20 歳の自分宛の手紙を食い
16 日(金)
2 学年百人一首
入るように見つめた。「いっしょうけん命、勉強して夢に
21 日(水)
学級各種委員会
つきすすんでいくしかない。今をがんばる。だから未来
23 日(金)
1 学年百人一首
の自分もがんばれ。楽しいこと、苦しいこと、たくさん
28 日(水)
個別合同学芸会(14:30 ~西公会堂)
の思い出を忘れずにがんばれ」と書かれていた。
24 日(土)
生麦第一地区賀詞交歓会
現在、埼玉県富士見市で一人暮らしをしている大学2
る な
当時の将来の夢は、古里の小学校で教諭になること。
今でも教諭を目指しているが、福島第1原発から約 10 ㌔
【文化スポーツ交流(生麦カップ)】
2月実施
離れた実家は避難区域となり、帰還できる見通しは立た
8 日(土) 8:00
ない。家族内では実家を解体する話も出ており、「浪江が
11 日(祭) 8:00
野球
剣道
近くて遠い存在になった。元の生活に戻れないという現
21 日(土) 8:00
陸上
卓球
実を突き付けられている」と話す。
28 日(土)10:00 吹奏楽(合同演奏会)
サッカー・女子テニス
13:00
男子テニス
バスケットボール