2 〇 土 5 年 ( 平 成 2 7 年 ) 7 月 2 エ 日 ( 火 曜 日 ) 食品のムダを滅らし、社会貢献につなげる試みが広がってきた。 家庭で食べきれない食品を生活に困った家庭や福祉施設に寄付する 活動や、廃棄予定の食品を買うと、代金の一部を寄付金にまわす通 る任意団体、フードバンクち ば(千葉市)は5月中旬から 千葉県を中心に活動してい に困った人がいれぼ地域で助 けていたが今の時代は難し て寄付を始めた。﹁昔は生活 世田谷区はイベント時にフード都内でいち早くフードドフイ ドライブを実施している ブに取り組み始めたのが世田  ̄J刈谷区。年間6200ノ (清掃 の娘たちの肌の保渥にも使っ ている。余った分は友人に分 もともとインドの子どもの け、害ぱれているという。 里親に登録するなど、社会貝 車約4王00台分)もの食品 献活動に関心があった梅官さ ︱ーiLトー号 一4-1襲菅Lt千棘t開劃峠LL一溢宝が食べられる状態で捨てられ │ ている状況に危機感を強め ん。﹁子どもた笙と食べ物の 武。食品メーカーや外食産 る食品の量は年間約640万 でも、創得に買えて社会貢献 インターネットの通信販売 RTW しい﹂と話す。 (高田哲生) は立ち止まって考えてみてほ を捨てたりするときに、まず 費者。買い物をしたり食べ物 るのに、一番力を持つのは消 出さんは﹁社会の流れを変え 洞賣生活アドバイザーの丼 は多い。 要求に過剰に応えようとする ことが大きな原因、との指摘 品のムダは、企業が消費者の うに多めに生産するII 。食 ホ売店への欠品を出さないよ を仕入れる。食品メーカーは 逃すことを恐れ、多めに商品 切れや鮮室の劣化で消費者を スーパーなど小売企業は品 成するにはハードルが高い。 頼る部分が大きく、目標を達 者レベルでは、個人の意識に くりを進めている。だが消費 や納期の延長などの仕組みづ Iや流通企業などは賞味期限 標を打ち出した。食品メーカ 30年までに半分に減らす目 消費段階の食品廃棄量を20 国連は昨年、小売り段階や ってほしい﹂と強調する。 悪影響を与えていることを知 とが、発展途上国の食料不足 や環境汚染など、社会全体に さんは﹁食品をムダにするこ 生活アドバイザーの井出留美 や食品流通は世界規模。消費 ることが多かった。ただ、今 からもったいない、といわれ 作った人の苦労をムダにする 日本では、食べ残しなどは けにしたい﹂と膳す。 ムダについて話し合うきっか 穴咋年5月に始め、 2、3 一カ月に王度開催している。 これまでに寄付された食品 の量は約400請。回収効果 が上がりやすい環境イベント などで受け付けている。担当 者は﹁家の近くでやってほし 寄付された食品を支援先に 送るフードバンクと呼ばれる いという声が寄せられてお り、手応えはある﹂と話す。 団体は全国に40ほどある。活 もできるサイトが登場してい 2月にサービスを始めた ﹁KURADASHI (蔵出 る。 動は主に企業の寄付で支えら 業、家庭からの廃棄量がほぼ れていたが、生活に阿窮する 半分ずつだ。'企業などの廃棄 家庭の増加で、依頼が多く寄 物は堆肥などへのリサイクル 食品眠らせず社会貢献 近づいたカップ麺や飲料など せられるように。﹁家庭から 率が高いが、家庭からの廃棄 は大半が焼却される。﹁家庭 約7∼9割引きで買える。 をほぼ週番わりで約20品掲 載。メーカー希望小売価格の O 福祉施設に送る/NP{)などに寄付金 販サイトが登場している。﹁もったいない﹂と﹁人の役に立つ﹂を 結ぶ一石二鳥の新しい食のサ不クルだ。 6月末まで﹁フードドライ ブ﹂を実施した。フードドラ イブは家庭に眠る食品を寄付 してもらい、福祉施設や生活 の苦しい家庭に提供する取り 組み。米国で始まり、国内で も活動が広がっている。 スでフiドドライブを実施。 フードバンクちばは3年前 に活動を始め、年3回のベー 社会福祉協議会など約70カ所 に回収場所を設け、賞味期限 まで2カ月以上残っているな どの条件を満たす食品を持っ てきてもらう。今回集まった の寄付が増えれぽ量が確保で からの廃棄を減らす余地はま だまだ大きいうえ、処理負担 し)・jp﹂は、賞昧期限が きる頌集まる食品の種類も広 がるのでありがたい﹂ (フー ただの格安サイトではな F 2550円で購入し、寄付額 は80円。料理のほか、小学生 小売価格の約7割引き、 6本 たのがオ狭ーブオイル。希望 回利用した。中でも役に立っ 理さん (46﹀はこれまでに6 江東区に住む主婦、梅官真 ◇◇ が送られる。 0﹂の運営団体などに寄付金 ﹁TABLE タや缶詰を買えぱ、発展途上 国の子どもに給食賣を送る 会貢献活動をするNP0法人 などに寄付する。例えぽパス 自治体も動き始めた。東京 家庭など を減らす面でもプラス効果は 大きい﹂(環境省)という。 生活に困っている人や ドバンクちばの菊地謙代表) 国の調査では、国内でまだ 福祉施設や児童養護施設、 のは乾物や缶詰を中心に計3 { 無償で提供゛ 食べられるのに捨てられてい フードパンク団体 ・6ノ。前年同時期の約t・ ンティアスタッフ(千葉市のフードバンクちば) 5借に増えた。 生活に困った家庭に届ける食品を箱詰めするボラ 千葉市内に住む飛世洋子さ ラザで告知ボスターを見つけ 治す 自催又 会口 錆窓 協付 (全国で約40団体が活動) く、商品価格の3∼川%を社 庭寸なイ 各 体る 主ト 揉9bbb■ がン 軍どべ ■t軍 の ブ イ家 ラ フ 余った食品を寄付 ん(74) は、のりやそうめん を寄付した。よく通う市民プ ◇◇ い。こうした仕組みは気軽だ し、有効だと思う﹂と話す。 家庭のムダ減らし一石二鳥 \:4
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