日本/米国 JAPAN 日本 2月のふりかえり 今後の見通し 株式市況は大きく上昇しました。その背景には、原油価格 株式市況は、先月に約15年ぶりの高値を更新したことも の下げ止まりやギリシャへの金融支援延長の決定などに あり、利益確定の売りが出やすく、短期的にやや上値が重い 加えて、10-12月期実質GDP(国内総生産)が、3四半期 と考えます。しかし、海外景気の回復や賃上げなどをうけた ぶりにプラス成長に転じたことなどがあるとみています。長期 内外需の好転や原油価格の下落による家計や企業のコスト 金利は、米国の長期金利の上昇などをうけて、一時0.4%台 軽減効果が徐々に表れ、株式市況を強く後押しするとみて まで上昇しました。しかし、月後半には米国の議会証言で明 います。長期金利は、米国の利上げによる金利上昇の可能 確な利上げ時期が示唆されなかったことなどから低下し、結 性は残りますが、日銀の強力な金融緩和やインフレ率の低 果として長期金利はやや上昇して取引を終えました。 下傾向などをうけて、もみあう展開で推移するとみています。 TOPIXと日経平均株価 相場見通し (ポイント) 1,550 日本新発10年国債利回り (円) TOPIX(左軸) 日経平均(右軸) 1,450 1,350 (%) 0.7 18,000 0.6 TOPIX(東証株価指数) 17,000 0.5 日経平均株価(日経225) 18,797.94 16,000 1,250 1,150 1,050 14/2/28 14/8/31 2月末 19,000 日本新発10年国債利回り 0.4 15,000 0.3 14,000 0.2 13,000 15/2/28 1,523.85 0.330 今月の 方向性 レンジ 半年後の 方向性 上昇 レンジ 上昇 レンジ レンジ 単位:ポイント、円、% 今月の注目スケジュール 0.1 14/2/28 14/8/31 15/2/28 (注)土日祝日は前営業日の数値を利用した1年分データ (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 3月9日 2月景気ウォッチャー調査 3月16日 日銀金融政策決定会合[~17日] 3月18日 2月貿易統計 3月27日 2月消費者物価指数 UNITED STATES 米国 2月のふりかえり 今後の見通し 株式市況は月間を通して上昇しました。その背景には①月 米国経済は、労働市場を中心に堅調な回復が続くなか、 初に発表された雇用統計を始め経済指標が概ね良好な結 欧州政治や地政学リスクなどの懸念も燻り、当面の株式市 果となったこと、②FRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン 況、長期金利、米ドル(対円)はもみあうとみています。その 議長による議会証言で、利上げの時期を慎重に見極めると 後は、内需中心に持続的な成長が見込まれ、株式市況は の認識が示されたこと、③ギリシャの金融支援延長が暫定 上昇し、米ドルは日米金融政策の方向性の違いから堅調に 的に決定されたこと、などがあるとみています。また、これら 推移するとみています。また、長期金利は利上げ観測により を受けて長期金利および米ドル(対円)も上昇する動きとなり 変動が高まる可能性はあるものの、基調としてはインフレの ました。 落ち着きから横ばい圏での推移を想定しています。 S&P500種株価指数 (ポイント) 米国10年国債利回りと 米ドル(対円) (%) 2,200 2,100 125 2.8 120 115 2.4 2.0 1,800 1,700 14/2/28 1.8 14/8/31 15/2/28 1.6 14/2/28 2,104.50 米国10年国債利回り 1.993 レンジ レンジ 米ドル(対円) 119.63 レンジ 上昇 110 単位:ポイント、%、円(NY市場) 105 今月の注目スケジュール 2.2 1,900 S&P500種株価指数 今月の 方向性 レンジ 2月末 (円) 3.0 2.6 2,000 相場見通し 利回り(左軸) 米ドル(右軸) 14/8/31 (注)土日祝日は前営業日の数値を利用した1年分データ、為替はNY市場 (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 100 95 15/2/28 3月2日 2月ISM製造業景況指数 3月6日 2月雇用統計 3月12日 2月小売売上高 3月17日 FOMC(~18日) 半年後の 方向性 上昇 記載日は現地時間基準 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で なさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託 は株式、公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているもので はありません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではあ りません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。 2
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