日本/米国 JAPAN 日本 12月のふりかえり 今後の見通し 株式市況は小幅に下落しました。月前半はギリシャ政局 原油価格の下落により家計や企業のコスト軽減が期待でき 不安や原油価格の下落などから円高が進み、株式市況は ることや、約3.5兆円規模の経済対策が実施されることなど 下落しました。しかし月後半では、FOMC(米連邦公開市場 を背景に、株式市況は上昇するとみています。さらに、日銀 委員会)で、2015年年央以降の利上げに対し、前向きな姿 が強力な金融緩和姿勢を継続することや、賃金の上昇に 勢が示されたことなどから円安が進み、株式市況は上昇しま よる所得向上が見込まれることも、株式市況をサポートする した。その結果、株式市況は前月末をやや下回る水準で取 要因になると思われます。長期金利は米国の利上げによる 引を終えました。長期金利は、インフレ鈍化の見通しや日銀 金利上昇リスクをにらみながら、日銀の金融緩和を背景に、 の強力な金融緩和姿勢の継続などを受け、低下しました。 低水準でもみあう展開が想定されます。 TOPIXと日経株価平均 相場見通し (ポイント) 1,550 TOPIX(左軸) 日経平均(右軸) 1,450 日本新発10年国債利回り (円) (%) 19,000 0.8 18,000 0.7 17,000 1,350 12月末 TOPIX(東証株価指数) 日経平均株価(日経225) 17,450.77 0.6 1,150 1,050 13/12/31 14/6/30 13,000 14/12/31 上昇 上昇 レンジ レンジ 今月の注目スケジュール 0.4 14,000 半年後の 方向性 上昇 単位:ポイント、円、% 0.5 15,000 0.330 日本新発10年国債利回り 16,000 1,250 1,407.51 今月の 方向性 上昇 0.3 13/12/31 14/6/30 14/12/31 (注)土日祝日は前営業日の数値を利用した1年分データ (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 1月13日 12月景気ウォッチャー調査 1月20日 日銀金融政策決定会合[~21日] 1月26日 12月貿易統計 1月30日 12月消費者物価指数 UNITED STATES 米国 12月のふりかえり 今後の見通し 株式市況は小幅に下落しました。月央は、資源価格下落 FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ観測などが金融 でロシア等資源純輸出国の景気悪化懸念等から一時下落 市場のボラティリティ(価格の変動性)を高め、米国株式市況 する局面がありました。その後、月後半にかけては割安感が は一時的にもみ合いとなる可能性があります。しかし、足元の 強まったことで反転上昇しましたが、前月比ではやや下落し 経済指標が好調を示し拡大基調で推移していることを鑑み、 ました。長期金利は強弱入り混じる材料を受け、ほぼ横ばい 先行きは上昇するとみています。また、資源純輸入国である米 圏の動きとなりました。米ドル(対円)は、12月FOMC(米連 国にとって、資源価格の下落は景気にプラスとなることも追い 邦公開市場委員会)にて利上げに対し前向きな姿勢が示さ 風になると見込まれます。長期金利、米ドルは同国景気拡大 れたことなどを背景に、対円で上昇しました。 の継続を反映し、ともに上昇するとみています。 S&P500種株価指数 米国10年国債利回りと 米ドル(対円) 相場見通し (ポイント) (%) 2,200 3.1 125 S&P500種株価指数 2,058.90 今月の 方向性 上昇 2,100 2.9 120 米国10年国債利回り 2.171 レンジ 上昇 2.7 115 米ドル(対円) 119.78 レンジ 上昇 2.5 110 2.3 105 2,000 1,900 1,800 2.1 1,700 13/12/31 1.9 13/12/31 14/6/30 14/6/30 14/12/31 12月末 (円) 利回り(左軸) 米ドル(右軸) (注)土日祝日は前営業日の数値を利用した1年分データ、為替はNY市場 (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 100 95 14/12/31 半年後の 方向性 上昇 単位:ポイント、%、円(NY市場) 今月の注目スケジュール 1月2日 12月ISM製造業景況指数 1月9日 12月雇用統計 1月14日 12月小売売上高 1月27日 FOMC(~28日) 記載日は現地時間基準 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で なさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託 は株式、公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているもので はありません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではあ りません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。 2
© Copyright 2024 ExpyDoc