ハウスビュー/相場見通し HOUSE VIEW ハウスビュー 世界経済見通し ~世界経済は緩やかに拡大、資源価格下落は先進国を始め世界景気の追い風に~ 先進国について、米国では底堅い内需に加えて、資源価格下落などの恩恵を受け、緩やかな景気拡大が継続しています。さ らに、ユーロ圏では構造問題等から相対的に低成長ながら、足下、景気モメンタムに改善の兆しが表れつつあるとともに、日本 でも消費増税の影響を徐々に脱し、景気回復が進展しており、総じて先進国景気は緩やかに拡大していくとみています。 新興国では、相対的に、原油輸出などの資源依存度が低く、インフレが抑制され、貿易構造の多様性や内需の拡大が見込 まれる国・地域などの景気が、概ね先進国の景気拡大に追随し、今後、堅調に推移していくと考えています。 3月のふりかえり 今後の見通し 【株式】 【株式】 先進国では、強力な金融緩和を行う日本やユーロ圏各国 世界的に株価は、米国の利上げ観測や地政学リスクなど が上昇する一方、米ドル高の進展などを背景に企業業績の が燻るなか、当面、もみあう展開が想定されます。その後は 悪化懸念が燻る米国などが下落しました。新興国では、景 米国の景気拡大や資源価格下落の恩恵が受けられること 気対策への期待が高まる中国などが上昇する一方、原油な などから、先進国では上昇に転じていくとみています。新興 ど資源価格の低迷などを背景にブラジルやロシアなど大半 国でも世界経済の緩やかな拡大や資源価格下落の恩恵を の新興国は下落しました。 受けられる国・地域を中心に上昇が見込まれます。 【金利】 【金利】 米国で製造業受注等の経済指標が市場予想を下回るな 世界的に原油供給の拡大が続いていることなどから、当 か、利上げ観測がやや後退したことなどから、主要先進国の 面、資源価格の回復は緩やかで、世界的にインフレ圧力は 長期金利は低下しました。一方、原油価格が再び下落に転 高まらないと考えられます。先進国、新興国ともに、金利は じたことなどから、新興国は概ね上昇しました。 概ね落ち着いた展開を想定しています。 【為替】 【為替】 原油など資源価格の低迷に加えて、中東での地政学リス 日本やユーロ圏等では金融緩和策が継続する一方、米国 クの高まりなどを背景に、円は対米ドルで横這う展開となる では利上げ観測が燻るなか、円は米ドルに対して緩やかに 一方、その他の通貨に対しては概ね上昇しました。 下落し、その他の通貨に対しては横ばい推移をみています。 相場見通し 今月の 半年後の 予想レン ジ 方向性 方向性 1,550 ~ 1,650 TOPIX(東証株価指数) 上昇 上昇 19,500 20,500 ~ 日経平均株価(日経225) 上昇 上昇 2,050 ~ 2,150 レンジ S&P500種株価指数 上昇 11,500 12,500 ~ レンジ 上昇 ドイツDAX30種株価指数 23,500 25,500 ~ 香港ハンセン指数 レンジ 上昇 11,700 ~ 12,700 レンジ 香港H株指数 上昇 l株価指数 ブラジルボベスパ指数 48,000 ~ 56,000 レンジ レンジ 単位:ポイント、円 l債券利回り 日本新発10年国債利回り 米国10年国債利回り ドイツ10年国債利回り 豪州10年国債利回り ブラジル2年国債利回り 今月の 半年後の 予想レン ジ 方向性 方向性 0.30 ~ 0.50 レンジ レンジ 1.80 ~ 2.20 レンジ レンジ 0.00 ~ 0.40 レンジ レンジ 2.20 ~ 2.80 レンジ レンジ 13.50 ~ 14.50 レンジ レンジ l為替( 対円) 米ドル ユーロ 豪ドル ブラジルレアル 今月の 半年後の 予想レン ジ 方向性 方向性 118 ~ 126 126 ~ 132 91 ~ 97 35 ~ 41 レンジ レンジ 上昇 レンジ レンジ レンジ レンジ レンジ 単位:円 2015年 2016年 日本 1.9 1.9 米国 ユーロ圏 豪州 2.8 1.2 3.0 2.8 1.6 2.8 中国 ブラジル 7.1 -0.2 6.9 1.4 l実質GDP * 成長率 単位:% *GDP=国内総生産 (注)日本は年度、他は暦年 単位:% 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で なさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託 は株式、公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているもので はありません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではあ りません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。 1
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