米国住宅市況 新築・中古住宅市場が緩やかに改善へ

2015 Feb
26
米国住宅市況
新築・中古住宅市場が緩やかに改善へ
25日(現地時間)に発表された1月の新築一戸建住宅販売件数
は年率換算で48万1,000戸となり、市場予想を上回る結果となりま
した。また同指標の昨年12月の数値についても改訂がなされ、小
新築・中古住宅販売の推移
(年率換算、1000件)
500
(%)
30
450
20
幅に上方修正されました。これに加え、中古住宅販売も昨年から
持ち直しの動きが高まりつつあり、住宅市場は緩やかながらも着実
400
10
な回復をみせていると考えられます。
350
0
足下、米国では利上げが意識されるなか、24日のFRB(米連邦
準備制度理事会)のイエレン議長による議会証言では、利上げ開
300
250
始に関しては今後の労働市場や個人消費(インフレ率)などの経済
指標次第で柔軟に見定めるとの認識が改めて示されました。
200
10/1
10/7
11/1
11/7
12/1
12/7
13/1
13/7
14/1
14/7
-30
15/1
(年/月)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
主なイベント・経済指標発表予定(結果)
(PCE)の2割程度を占めており、中期的には堅調な経済を背景に
住宅販売戸数の増加や住宅価格の上昇などが見込まれ、インフレ
率も緩やかに上昇していくとみています。
-20
中古住宅販売(前年比)(右軸)
インフレ率に関しては、原油価格の下落やドル高の影響などから
足下では低位な水準にあります。しかしながら、前述の住宅などに
関連する支出はFRBが指標として重視している個人消費支出
-10
新築一戸建住宅販売件数(左軸)
曜日
2月
日本
米国
 特にございません。
 1月 新築一戸建住宅販売件数
48万1,000戸(前回 48万2,000戸)
 特にございません。
 1月 消費者物価指数(食品・エネルギー除く)
水
25日
グローバル・マーケット・ストラテジー・チーム
アシスタントストラテジスト
清水翔
2月
木
26日
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