提出期限:2014 年 10 月 9 日 年・組・番号 学生番号 氏名 1 経済数学 (2) HW (1) : ベクトル 講義用 Web site の「線型代数入門」を利用する(「教材・参考文献」「線形代数」と辿る). (1) (p. 5, 問 1) 二点 P, Q の位置ベクトルを a, b とするとき,線分 PQ の中点の位置ベクトルは a+b であることを示せ. (ヒント) :m が解なら,(m − a) = (b − m) となる. 2 (2) (p. 5, 問 2) 三点 P, Q, R の位置ベクトルを a, b, c とするとき,三角形 PQR の重心の位置ベクトルは a+b+c であることを示せ.(ヒント) :幾何学から重心 g は辺 PQ, PR の中点と対角の頂点を結ぶ直 3 a+b a+c a+c 線状にあるから,s, t をある実数として g = a+b 2 + s(c − 2 ) = 2 + t(b − 2 ) となる. (3) (p. 6, [1.3]) 三角不等式 ||a + b|| ≤ ||a|| + ||b|| を示せ. (ヒント) :Schwarz の不等式 |(a, b)| ≤ ||a|| · ||b|| は cos θ の式から明らか.これを用いる. ∑n (4) 任意の実数 {a1 , · · · , an } と {b1 , · · · , bn } に対して,変数 t の 2 次関数 f (t) = i=1 (ai t − bi )2 > = 0 を考え (∑ 2 ) (∑ 2 ) ∑ 2 < ることにより,不等式 ( ai bi ) = ai bi が成り立つことを示せ. (ヒント) :f (t) = 0 の判別式は D′ ≤ 0. (Cauchy-Schwarz の不等式の多次元版) (5) (p. 7, 問) 三点 P1 (x1 , y1 , z1 ), P2 (x2 , y2 , z2 ), P3 (x3 , y3 , z3 ) を頂点とする三角形の面積を求めよ. 1 (6) (p. 8, 問 1])(イ), (ロ)に答えよ. (7) (p. 8, 問 2])(イ), (ロ)に答えよ. (8) (p. 10, 問 1) 二個の一次方程式 x + 2y + 3z = 1, 3x + 2y + z = −1 の表わす直線のベクトル表示を求めよ. (9) (p. 10, 問 2) 直線 (ℓ) : x = x1 + ta 上の二点 P1 , P2 の位置ベクトルを x1 , x2 とするとき,線分 P1 P2 上 の点の位置ベクトルは,次の形に表わされることを示せ : t1 x1 + t2 x2 , (t1 , t2 ≤ 0, t1 + t2 = 1) (10) (p. 9–10 を参照) ベクトル a = (a1 , a2 ), x = (x1 , x2 ) と実数 c に対して,方程式 (a, x) = c および (a, x) = 0 はどのような直線を表わしているかを述べよ. (11) (前問の続き) 点 b = (b1 , b2 ) と直線 (a, x) = c の距離が |(a, b) − c|/||a|| で与えられることを確かめよ. 2
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