第 2 回解答 [1] ] ∫∫ ∫∫ ∂f2 (x, y) ∂f1 (x, y) dxdy − = dxdy [(−6y) − (−16y)] = dxdy10y ∂x ∂y R R R ∫ ∫ [ 2 ] [f1 (x, y)dx + f2 (x, y)dy] = (3x − 8y 2 )dx + (4y − 6xy)dy ∫∫ [ C C (t, t2 )、C 2 (a) 右辺の計算では C1 で (x, y) = 2 で (x, y) = (t , t) とした。媒介変数表示をすると dx dy dx = dt, dy = dt のように積分変数を書き換えられる。微分したものを積分すると元に dt dt 戻るということを意識しすぎて、逆に面倒な計算をしている人が目立ちました。 ( ) ∫ 1 ∫∫ ∫ 1 ∫ √x 1 1 3 4 (左辺) = dxdy10y = dx 10ydy = dx5(x − x ) = 5 − = 2 5 2 0 x2 0 ∫ R [ 2 ] (右辺) = (3x − 8y 2 )dx + (4y − 6xy)dy C ∫ 1 ∫ 0 [ 2 ] [ 4 ] 4 2 3 = 3t − 8t + (4t − 6t )2t dt + (3t − 8t2 )2t + 4t − 6t3 dt 0 1 ) ( ∫ 1 ∫ 1 3 11 4 3 2 5 3 +2 = = (−20t + 8t + 3t )dt − (6t − 22t + 4t)dt = −4 + 2 + 1 − 1 − 2 2 0 0 (b) ∫∫ ∫ (左辺) = dxdy10y = ∫ R [ ∫ 1 dx 0 ∫ 1−x dy10y = 0 ] 0 1 dx5(x − 1)2 = 5 3 (3x2 − 8y 2 )dx + (4y − 6xy)dy C ∫ 1 ∫ 1 ∫ 0 [{ } ] 2 2 2 = 3t dt + 3(1 − t) − 8t (−1) + 4t − 6(1 − t)t dt + 4tdt 0 0 1 ∫ 1 5 =1+ (11t2 + 4t − 3)dt − 2 = 3 0 (右辺) = [2] (圧力, 体積, 温度) が (p0 , V0 , T0 ) から (p1 , V1 , T1 ) と変化するとすれば、等温変化なので T1 = T0 、10 1 気圧から 1 気圧に変化したので、p1 = p0 、状態方程式 pV = nRT から V1 = 10V0 。n = 1[mol] 10 であることと、変化の途中で温度一定だったことから、T を積分の外に出すことができることに注 意し、 ( ) ∫ V1 ∫ V1 dV 10V0 pdV = RT W = = RT ln = 8.3 × 288 × 2.3 ≒ 5..5 × 103 [J] V V 0 V0 V0 温度一定では理想気体の内部エネルギーは変化しないから加える熱量 Q は Q = W = 5.5 × 103 [J] = 1.3 × 103 [cal] ※物理量の単位について 物理の熱力学でよく用いられる単位は、今回出てきたものを挙げると 圧力:p →Pa=N/m2 =kg m−1 s−2 、体積:V →m3 、モル数 n →mol、温度 T →K、 気体定数 R = 8.3144621 m2 kg s−2 K−1 mol−1 この気体定数を含む、物理定数は 1m=100cm=1000mm のように単位が変われば数値が変わります。 そのため、講義で用いられている単位系に合わせるか、上に書いたような物理でよく用いられる、SI 単位系 (MKSA 単位系) にしておくと良いと思います。 また、問題で数値を求める場合には、できるだけ文字で計算しておいて、最後に数値を入れること で無駄に単位系について考える必要が減ります。 ※気体がする仕事について ∫ 気体がする仕事= pdV です。 ∫ ∫ 気体がする仕事を W と定義すると W = pdV ですし、−W と定義すると −W = pdV となりま す。 問題に書いてある定義に合わせてください。定義が書いてなければ解答の中に定義を書いておくと 無難です。
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