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今後の予定
6日目 10月30日(金) 講義(4章)
口頭報告の日程調整
班で討論
7日目 11月 6日(木),8日(土) 口頭報告
※ 11月8日(土)は3・4時限目,21531教室
8日目 11月13日(金) 口頭報告答あわせ
講義(5章)
9日目 11月27日(金) 小テスト
講義(6章)
本日の課題
口頭報告の準備 (i-sysで提出する課題はなし)
1
2
内部エネルギーの内訳
E  EK  EP  Eel
分子
電子
ポテンシャルエネルギー:EP
電子エネルギー:Eel
分子
運動エネルギー:EK
原子核
P44
図3-7
3
分子の運動エネルギー
加熱
E  EK  EP  Eel
P38
図3-1
4
分子間ポテンシャルエネルギー
E  EK  EP  Eel
P39
図3-2
5
電子エネルギー
E  EK  EP  Eel
結合状態の水素分子
解離状態の水素分子
P40
図3-3・4
6
DE  DEK  DEP  DEel
系
DE
DEK

K, trans
3
 k BT
2
T により
変化
(Tに比例)
DEP
分子集合
状態に
より変化
DEel
化学反応
により
変化
P50
図3-12
7
「分子同士が衝突するとその衝撃
で発熱して,温度が上がる
(=運動が活発になる)」??
8
9
10
11
第4章 エンタルピー
P57 質問4-1
断熱材で覆った体積一定の容器中で
水素ガスが燃焼すると,
内部エネルギーはどうなるか?
+
0
DEK
DEP
T
V
-
系
DE
0
DEel
化学反応
12
P57 質問4-2
内部エネルギーが変化するのは
どういう場合か?
外部とのエネルギーのやり取りがあるとき.
13
大気の重力エネルギー = 力学的周囲 (圧力一定)
圧縮
系になされ
た仕事:w
吸熱:q
ビーカー内の物質 = 系
エネルギー変化:DE
P58 図4-1
周囲の物質すべて
= 熱的周囲 (温度一定)
DE  q  w
P57 式(4.1)
14
大気圧下での膨張による仕事
1 atm ≒ 1 kg重/cm2
気柱
気柱
系
系
P58
図4-2
15
大気の重力エネルギー = 力学的周囲 (圧力一定)
圧縮
系になされ
た仕事:w
吸熱:q
ビーカー内の物質 = 系
エネルギー変化:DE
P58 図4-1
周囲の物質すべて
= 熱的周囲 (温度一定)
DE  q  w
P57 式(4.1)
16
重り = 力学的周囲
宇宙
(熱力学的世界)
= 系
+熱的周囲
+力学的周囲
系
系=現在注目している部分
恒温槽 = 熱的周囲
P59 図4-3
なぜ,系,宇宙(熱力学的世界)という言葉を使うのか?
17
P60 図4-5
力学的周囲 DEmech
w
系
q
DE
宇宙
DEtherm
熱的周囲
DEuniv
= DE + DEtherm + DEmech
=0
DE  DEtherm  DEmech
w  DEmech
DE  q  w
q  DEtherm
Dとは?
なぜ?
なぜ?
18
力学的周囲 DEmech
w
系
q
DE
DEtherm
熱的周囲
宇宙
DEuniv = 0
系
DE K
DE P
T
V
DE
DEel
化学反応
19
断熱圧縮
おもりが下がると
力学的周囲の
エネルギー
(DEmech)は減少
エネルギー
の流れ
系
系の内部エネルギーDEは増加
断熱圧縮により発火も可能 → ディーゼルエンジン
20
断熱圧縮
体積が小さくなっていくと、シ
リンダー中の気体分子がピ
ストンに当たる回数も増える
ため、運動が激しくなるので
温度が高くなる??
21
ビデオ+実験
• 断熱圧縮による発火(ビデオ)
ディーゼルエンジンで利用されている.
• 断熱膨張による雲の発生
膨張→冷却→水蒸気の凝縮=雲の発生
22
モデル図
断熱条件で気体を圧縮した場合
力学的周囲
圧縮
熱的周囲
宇宙
断熱
系
エネルギー図
力学的周囲
宇宙
DE mech
w
系
E
q
熱的周囲
DE therm
DE univ= 0
DEtherm = 0
23
P60
質問 4-3
理想気体を1atmの外圧下で断熱膨
張させると温度が上がるか,
それとも下がるのか?
注: 外圧をかけた状態で膨張させる
ためには減圧すればよい.
• 膨張しているのだから温度が上がる? P V = n R T
• 外圧一定だからw=0?
24
理想気体を等温圧縮したときの
DEtherm, DE mech,q,w の符号は?
25
P50 例題3-1
Heガスを等温圧縮したときの内部エネルギー変化
は,正・負・ゼロのいずれか.分子論的理由も添えて
答えよ.ただし,Heガスは理想気体とする.
系
0
0
0
DEK
DEP
DEel
T
V
化学反応
DE
0
26
モデル図
等温条件で気体を圧縮した場合
力学的周囲
圧縮
熱的周囲
宇宙
系
理想気体
等温
エネルギー図
力学的周囲
宇宙
DE mech
w
系
E
q
熱的周囲
DE therm
DE univ= 0
DE = 0
27
理想気体の等温圧縮
-
力学的周囲 DEmech
+w
0
系
q
DE
-
宇宙
DEtherm
熱的周囲
DEuniv = 0
+
系
0
DE K
T
0
DE P
V
DE
0
DEel
化学反応
28
モデル図
定積・等温条件で発熱反応が起こった場合
力学的周囲
定積
熱的周囲
宇宙
系
発熱
等温
エネルギー図
力学的周囲
宇宙
DE mech
w
系
E
q
熱的周囲
DE therm
DE univ= 0
DE mech= 0
29
エンタルピーとはなにか? (p61)
定義
P一定のとき
H  E  PV
DH  DE  PDV
 DE  DEmech
 DEtherm  q
圧力一定のときエンタルピー変化=系の吸熱量
エンタルピーは、どうして分かりやすい発熱量
ではなく、吸熱量を表しているのでしょうか?
30
H
エネルギー
H
吸熱
H-H
31
P一定でないとき 【参考】
P一定のとき
V2
DEmech  PDV
DE mech   PdV
V1
重り = 力学的周囲
宇宙
系
恒温槽 = 熱的周囲
32
力学的周囲
P DV
系
宇宙
DH
DE
熱的周囲
P62 図4-6
定圧過程では
q  DH
w  PDV
DH  DE  PDV
33
様々なエネルギーの値の比較 (p64)
•共有結合: 約500 kJ/mol → Eel
水素の燃焼熱: 約500 kJ/mol
•水素結合: 約20 kJ/mol → Ep
水の蒸発エンタルピー: 40 kJ/mol
•ファンデルワールス力: 約1 kJ/mol → Ep
アルゴンの蒸発エンタルピー: 6.5 kJ/mol
•PV仕事(300 K,1 atmで1 molの気体発生): 2.4 kJ/mol
•分子運動のエネルギー(300 K,RTの値): 2.4 kJ/mol
多くの場合
DH  DE  PDV  DE
34