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今後の予定
9日目 11月27日 3・4章についての小テスト,講義(5章続き)
10日目 12月 4日 小テスト答え合わせ
講義(6章), 2回目口頭報告課題の発表
11日目 12月11日 講義(6章の続き)
12日目 12月18日 2回目口頭報告
13日目 1月 8日 口頭報告(2)の答あわせ,まとめ
14日目 1月15日 予備テスト
15日目 1月22日 定期テスト
本日の課題
なし (復習しておいて下さい)
1
重り = 力学的周囲
宇宙
(熱力学的世界)
= 系
+熱的周囲
+力学的周囲
系
系=現在注目している部分
恒温槽 = 熱的周囲
P59 図4-3
2
力学的周囲 DEmech
w
系
q
DE
DEtherm
熱的周囲
宇宙
DEuniv = 0
系
DE K
DE P
T
分子集合
状態
DE
DEel
化学反応
3
分子の運動エネルギー
加熱
E  EK  EP  Eel
P38
図3-1
4
分子間ポテンシャルエネルギー
E  EK  EP  Eel
P39
図3-2
5
電子エネルギー
E  EK  EP  Eel
結合状態の水素分子
解離状態の水素分子
P40
図3-3・4
6
H
H
エネルギー
発熱
H-H
結合エネルギーと発熱
P41
図3-5
7
エネルギー
状態A 4H(気体)+2O(気体)
494 kJ/mol
状態B 4H(気体)+O2(気体)
1836 kJ/mol
864 kJ/mol
状態C 2H2(気体)+O2(気体)
478 kJ/mol
状態D 2H2O(気体)
水素の燃焼
P42
図3-6
8
力学的周囲
P DV
系
宇宙
DH
DE
熱的周囲
P62 図4-6
定圧過程では
q  DH
w  PDV
DH  DE  PDV
PDVが無視できるときは
DH  DE  PDV  DE
9
10
ガウスライフル
鉄球 磁石球2
状態 A
磁石球1
重力ポテンシャル
エネルギー
状態 B
運動エネルギー
状態 C
運動エネルギー
磁力のポテンシャル
エネルギー
磁石球どうしには強い引力がはたらいている.
磁石球と鉄球の間には弱い引力がはたらいている.
11
12
エントロピーとエンタルピーの違いを教えてほしいです。
エンタルピー
ヒーターで熱を加える → 吸熱量
Heat
エントロピー
とっ散らかした乱雑な部屋 → 乱雑さ
13
化学変化の進む方向はどのようにして決まるのか?
<熱力学からの回答>
宇宙(熱力学的世界)のエントロピーが増大する方向に
変化が進む.
(エントロピー増大の法則 or 熱力学第二法則)
定温・定圧過程では,
系の自由エネルギーが減少する方向に変化が進む.
(自由エネルギー減少の法則)
p71
14
乱雑さのない部屋
(本は本棚に,ごみはごみ箱に片付いている)
本棚 ごみ箱
ごみ
誰かの部屋
本
p72
図5-1
乱雑さのない部屋のパターンは1通り
15
とても乱雑な部屋
(本もごみも床に散らかっている)
・・・
p72 図5-3
とても乱雑な部屋のパターンは
10×10=100通り
分子には知性がないので乱雑になっていく!
16
<エントロピー>
p73
S  k ln W
孤立系(宇宙)のエントロピーは自発的に増大する.
(エントロピー増大の法則 or 熱力学第2法則)
エントロピーは乱雑さの指標である.
17
P73 図5-4
S = k lnW
S とW の関係
0
1
W
18
体積が膨張するとエントロピーは?
物質の混合によりエントロピーは?
19
体積膨張
混合
p74 図5-5
p74 図5-6
20
蒸発,融解によりエントロピーは?
21
結晶(分子位置固定)
液体(分子位置可動,体積変化小)
気体(分子位置可動,大きな体積膨張)
p75 図5-7
22
分子の向き(配向)の乱れ
p75 図5-8
23
分子の運動エネルギーの増加により
エントロピーは?
24
Wエネルギー=1
Wエネルギー>>1
p76 図5-9
25
S  S 空間配置  S エネルギー
 k B ln W空間配置  k B ln Wエネルギー
p73
26
熱エネルギーになるとエントロピー増加
化学結合エネルギー → 熱エネルギー
電気エネルギー → 熱エネルギー
光エネルギー → 熱エネルギー
力学的エネルギー → 熱エネルギー
p76
27
温度上昇によって、エネルギー分配のエントロピーが増加す
るのは分かったが、空間配置のエントロピーはなぜ変化が
ないのか?運動エネルギーが増加して、様々な分子配置を
作れるような気がしますが・・・。
エントロピーのなかには、空間配置のエントロピーと分子の
エネルギー分配のエントロピーがあると書いてあったが、ど
ちらも細かく見ていけば無限の組み合わせがありそうだ。分
子の位置とエネルギーに最小単位を決めておく必要は無い
のか。
エントロピーは組み合わせが1つしかないような物質におい
て0になるのか。たとえば、0Kの結晶なら空間配置は1つに
決まり、分子のエネルギー分配も分配するエネルギーがな
いと1つの状態しか存在できないと思う。
28
とても乱雑な部屋
(本もごみも床に散らかっている)
・・・
p72 図5-3
とても乱雑な部屋のパターンは
10×10=100通り
29
30
発熱反応はなぜ自発的に進むのか?
p77
31
発熱反応はなぜ自発的に進むのか?
高エネルギーの(不安定な)結合
低エネルギーの(安定な)結合
Wエネルギー>>1
Wエネルギー=1
p77 図5-10
32
33
ボールが低い場所で止まるのはなぜか?
p78 図5-11
34
分子の運動
マクロな
物体の
運動
p78 図5-12
35
吸熱変化が自発的に進行するのは
どういう場合か?
例: 水の蒸発
食塩の水への溶解
p79
36
DSuniv>0: 正反応が自発的に進む =不可逆
DSuniv=0: どちら向きにも反応は
自発的には進まない
=可逆
DSuniv<0: 逆反応が自発的に進む =不可逆
p82
37
力学的周囲
DSmech = 0
DStherm = -DH/T
系
DS
DH
宇宙
DSuniv
= DS + DStherm+ DSmech
熱的周囲
p81 図5-14
DSuniv = DS + DStherm >0 なら自発的に進行.
吸熱でStherm が減少しても,それ以上にS が 増
加すれば,自発的に進行.
38
重り = 力学的周囲
DSmech = 0
系
系
p80 図5-13
39