ご参考資料 2016年1月4日 マーケットフォーカス (日経平均株価) 2016年1月号 市場概況・今後の見通し 【12月の市場概況】 日経平均株価の推移(2010年12月末~2015年12月末) (円) 22,000 日経平均株価は、下落しました。 20,000 日経平均株価は、設備投資統計の改善などを好感して月初に2万円台に上昇したもの の、その後ECB(欧州中央銀行)の追加金融緩和策への失望や中国・人民元の下落、円 高の進行、原油価格の下落などを背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり、一時約2ヵ月 ぶりの安値となる18,500円台に下落しました。月後半は米金融政策に対する先行き不透 明感が後退したことからやや持ち直したものの、日銀の緩和補完措置の解釈を巡る混乱 や円高・米ドル安傾向が続いたことなどが重石となりました。 ◆ 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 【今後の見通し】 日本の2015年7-9月期実質GDP(国内総生産)成長率は、民間企業の設備投資などが 堅調に推移し、2四半期ぶりにプラス成長※1 となりました。(※1:2ページ目の左図参照) 日本経済は、海外需要の鈍化を背景とした生産※ 2や輸出の伸び悩み、家計消費の低 迷などが重石となっているものの、海外からの訪日外国人によるインバウンド消費などが 引き続き好調なことや、雇用環境の改善を背景に賃金が緩やかに上昇していること、更 には大企業を中心に設備投資なども徐々に回復の兆しを見せていることから、先行きの 景気は緩やかに持ち直すと見ています。(※2:2ページ目の右図参照) 日経平均株価は、海外株式の下落やリスク回避による円高進行などがリスク要因にな ると見られるものの、国内景気の緩やかな持ち直しや企業業績が増益基調を維持してい ることに加え、株価の相対的な割安感などが引き続き株価の下支え要因となることから、 底堅い推移が続くと見ています。 8,000 10/12 11/12 【 1 2 月のマ ーケッ トデータ】 12/12 13/12 騰落率 14/12 最低 15/12 (年/月) 12 月末 1 1 月末 最高 日経平均(円) 19,033.71 19,747.47 ▲3.61% 18,565.90 20,012.40 J PX日経インデ ック ス400 ( ポイント) 13,951.93 14,232.27 ▲1.97% 13,513.34 14,435.78 ◆【 1 月の予想レンジ 】 日経平均(円) 18,500-20,500 J PX日経インデ ック ス400 ( ポイント) 13,500-15,000 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 1/4 ご参考資料 国内経済① ○2015年7-9月期の実質GDP成長率(2次速報値)は前期比+0.3%(年率換算+1.0%)と2四半期ぶりのプラス成長となった。 ○11月の鉱工業生産(速報値)は前月比+▲1.0%と3ヵ月ぶりにマイナスとなった。生産予測指数は12月が前月比+0.9%、1月が同+6.0%となった。 鉱工業生産指数 実質GDP成長率寄与度(前期比年率換算) (2010年7-9月期~2015年7-9月期、四半期) (%) 15 10 (2010年11月~2015年11月、月次) 110 (%) 10 105 5 100 0 95 -5 90 -10 85 -15 5 0 -5 -10 -15 純輸出* 公的需要 民間在庫品 民間企業設備 民間住宅 民間最終消費支出 前月比(右軸) 実質GDP成長率 鉱工業生産(左軸) -20 10/3Q 11/3Q 12/3Q 13/3Q 14/3Q 15/3Q (年/期) *純輸出 = 財貨・サービスの輸出 - 輸入 ※3Qは7-9月期を意味し、例えば10/3Qは2010年7月から9月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (出所)内閣府のデータを基に三井住友トラス ト・アセットマネジメント作成 80 10/11 11/11 12/11 13/11 14/11 -20 15/11 (年/月) ※季節調整済み (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 2/4 ご参考資料 国内経済② ○11月の全国消費者物価指数(生鮮食品除く総合)は前年同月比+0.1%と4ヵ月ぶりにプラスとなった。 ○11月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが前月比▲2.1の46.1、先行き判断DIが同▲0.9の48.2となった。 景気ウォッチャー調査* 全国消費者物価指数上昇率(生鮮食品を除く総合、前年同月比) (2010年11月~2015年11月、月次) (%) 4 (2010年11月~2015年11月、月次) 70 先行き判断DI 3 現状判断DI 60 良 い 2 50 悪 い 1 40 0 30 -1 -2 10/11 11/11 12/11 13/11 14/11 (出所)総務省のデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成 15/11 (年/月) 20 10/11 11/11 12/11 13/11 14/11 15/11 (年/月) *景気ウォッチャー調査:内閣府が調査・発表する生活実感としての景況感を表した 景気動向調査。3ヵ月前と比較した景気の現状に対する「現状判断DI」と、2~3ヵ月 先の景気の先行きに対する「先行き判断DI」があり、 通常は50が良い/悪いの 分岐点となる。 (出所)内閣府のデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 3/4 ご参考資料 【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるもの ではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保 護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 4/4
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