ご参考資料 2016年3月1日 マーケットフォーカス (日経平均株価) 2016年3月号 市場概況・今後の見通し 【2 月の市場概況】 日経平均株価の推移(2011年2月末~2016年2月末) (円) 22,000 日経平均株価は、下落しました。 20,000 日経平均株価は、月初に日銀によるマイナス金利政策の導入決定を好感し一時17,800 円台まで上昇しました。その後は欧米株式や原油先物の下落で投資家のリスク回避姿勢 が強まったことや、急速な円高・米ドル安の進行で先行きの企業業績の悪化が懸念され、 一時約1年4ヵ月ぶりに15,000円を下回るなど大幅反落となりました。中旬以降は欧州での 信用不安が和らいだほか、円高進行の一服や原油先物の反発が好感され、16,000円台 を回復するなど持ち直す展開となりました。 18,000 ◆ 16,000 14,000 12,000 10,000 【今後の見通し】 日本の2015年10-12月期実質GDP(国内総生産)成長率は、個人消費などが伸び悩み、 2四半期ぶりにマイナス成長※1 となりました。(※1:2ページ目の左図参照) 日本経済は、海外需要の鈍化を背景とした在庫調整の遅れや生産※2 の伸び悩み、賃 金の伸び悩みを背景とした家計消費の低迷などが依然重石となっているものの、一方で は設備投資の回復に加えて海外からの訪日外国人によるインバウンド需要が堅調であ ることや政府・日銀の政策対応が下支えとなり、先行きは一進一退の動きが続くものと見 ています。(※2:2ページ目の右図参照) 日経平均株価は、政府・日銀による政策対応への根強い期待や公的年金の買い、自 社株買いの動きなどが株価の下支えとなる一方、円高に伴う企業業績の悪化懸念や外 国人投資家の売却圧力などが相場の重石となることから、引き続き外部環境に振られる 値動きの荒い展開を見込みます。 8,000 11/2 12/2 【 2 月のマ ーケッ トデータ】 13/2 14/2 騰落率 15/2 最低 16/2 (年/月) 2 月末 1 月末 最高 日経平均株価( 円) 16,026.76 17,518.30 ▲8.51% 14,952.61 17,865.23 J PX日経インデ ック ス400 ( ポイント) 11,755.65 12,917.43 ▲8.99% 10,780.40 13,219.49 ◆【 3 月の予想レンジ 】 日経平均株価( 円) 15,000-17,500 J PX日経インデ ック ス400 ( ポイント) 11,000-13,000 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 1/4 ご参考資料 国内経済① ○2015年10-12月期の実質GDP成長率(1次速報値)は前期比▲0.4%(年率換算▲1.4%)と2四半期ぶりのマイナス成長となった。 ○1月の鉱工業生産(速報値)は前月比+3.7%と3ヵ月ぶりにプラスとなった。生産予測指数は2月が前月比▲5.2%、3月が同+3.1%となった。 鉱工業生産指数 実質GDP成長率寄与度(前期比年率換算) (2010年10-12月期~2015年10-12月期、四半期) (%) 15 10 (2011年1月~2016年1月、月次) 110 (%) 10 105 5 100 0 95 -5 90 -10 5 0 -5 -10 -15 純輸出* 公的需要 民間在庫品 民間企業設備 民間住宅 民間最終消費支出 -15 85 前月比(右軸) 実質GDP成長率 鉱工業生産(左軸) -20 10/4Q 11/4Q 12/4Q 13/4Q 14/4Q 15/4Q (年/期) *純輸出 = 財貨・サービスの輸出 - 輸入 ※4Qは10-12月期を意味し、例えば10/4Qは2010年10月から12月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (出所)内閣府のデータを基に三井住友トラス ト・アセットマネジメント作成 80 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 -20 16/1 (年/月) ※季節調整済み (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 2/4 ご参考資料 国内経済② ○1月の全国消費者物価指数(生鮮食品除く総合)は前年同月比+0.0%となった。 ○1月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが前月比▲2.1の46.6、先行き判断DIが同+1.3の49.5となった。 景気ウォッチャー調査* 全国消費者物価指数上昇率(生鮮食品を除く総合、前年同月比) (2011年1月~2016年1月、月次) (%) 4 (2011年1月~2016年1月、月次) 70 先行き判断DI 3 現状判断DI 60 良 い 2 50 悪 い 1 40 0 30 -1 -2 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 (出所)総務省のデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成 16/1 (年/月) 20 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 (年/月) *景気ウォッチャー調査:内閣府が調査・発表する生活実感としての景況感を表した 景気動向調査。3ヵ月前と比較した景気の現状に対する「現状判断DI」と、2~3ヵ月 先の景気の先行きに対する「先行き判断DI」があり、 通常は50が良い/悪いの 分岐点となる。 (出所)内閣府のデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 3/4 ご参考資料 【ご留意事項】 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるもので はありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保 護基金の保護の対象ではありません。 当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 4/4
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