ご参考資料 2016年5月2日 マーケットフォーカス (日経平均株価) 2016年5月号 市場概況・今後の見通し 【4 月の市場概況】 日経平均株価の推移(2011年4月末~2016年4月末) (円) 22,000 日経平均株価は、下落しました。 20,000 日経平均株価は、月前半は急速な円高・米ドル安の進行で先行きの企業業績の下振れ 懸念が一段と高まったことから、一時15,700円台に下落しました。月後半は、円安の進行 や欧米株式の上昇、原油価格が底堅く推移したことから投資家心理が改善し、一時約2ヵ 月半ぶりの高値となる17,500円台を回復したものの、月末の日銀金融政策決定会合で追 加金融緩和が見送られたことから失望売りが膨らみ、16,600円台に下落しました。 18,000 ◆ 16,000 14,000 12,000 10,000 【今後の見通し】 日本の2015年10-12月期実質GDP(国内総生産)成長率は、個人消費などが伸び悩み、 2四半期ぶりにマイナス成長※1 となりました。(※1:2ページ目の左図参照) 日本経済は、海外需要の鈍化や熊本地震の影響などを受けた生産 ※2 の回復遅延、賃 金の伸び悩みを背景とした家計消費の低迷などが依然景気の重石となっているものの、 一方で海外からの訪日外国人によるインバウンド需要は概ね底堅いことや、政府の大型 景気対策への期待などが下支えとなり、先行きも一進一退の動きが続くものと見ていま す。(※2:2ページ目の右図参照) 日経平均株価は、政府による財政出動や日銀の追加金融緩和期待、消費増税先送り 観測の強まりに加え、日銀や公的年金などの株式買い、企業の自社株買いの動きなど が株価の下支えになると見られます。一方で、円高による企業業績の下方修正への懸念 や外国人投資家による売り圧力などが相場の重石となることから、上値が重い展開を見 込みます。 8,000 11/4 12/4 【 4 月のマ ーケッ トデータ】 13/4 14/4 騰落率 15/4 最低 16/4 (年/月) 4 月末 3 月末 最高 日経平均株価( 円) 16,666.05 16,758.67 ▲0.55% 15,715.36 17,572.49 J PX日経インデ ック ス400 ( ポイント) 12,124.68 12,161.79 ▲0.31% 11,431.76 12,753.05 ◆【 5 月の予想レンジ 】 日経平均株価( 円) 16,000-18,000 J PX日経インデ ック ス400 ( ポイント) 11,500-13,000 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 1/4 ご参考資料 国内経済① ○2015年10-12月期の実質GDP成長率(2次速報値)は前期比▲0.3%(年率換算▲1.1%)と2四半期ぶりのマイナス成長となった。 ○3月の鉱工業生産(速報値)は前月比+3.6%と2ヵ月ぶりにプラスとなった。2016年1-3月期の生産は前期比▲1.1%となった。 鉱工業生産指数 実質GDP成長率寄与度(前期比年率換算) (2010年10-12月期~2015年10-12月期、四半期) (%) 15 10 (2011年3月~2016年3月、月次) 110 (%) 10 105 5 100 0 95 -5 90 -10 5 0 -5 -10 -15 純輸出* 公的需要 民間在庫品 民間企業設備 民間住宅 民間最終消費支出 85 実質GDP成長率 鉱工業生産指数(左軸) -20 10/4Q 11/4Q -15 前月比(右軸) 12/4Q 13/4Q 14/4Q 15/4Q (年/期) *純輸出 = 財貨・サービスの輸出 - 輸入 ※4Qは10-12月期を意味し、例えば10/4Qは2010年10月から12月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (出所)内閣府のデータを基に三井住友トラス ト・アセットマネジメント作成 80 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 -20 16/3 (年/月) ※季節調整済み (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 2/4 ご参考資料 国内経済② ○3月の全国消費者物価指数(生鮮食品除く総合)は前年同月比▲0.3%となった。 ○3月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが前月比+0.8の45.4、先行き判断DIが同▲1.5の46.7となった。 景気ウォッチャー調査* 全国消費者物価指数上昇率(生鮮食品を除く総合、前年同月比) (2011年3月~2016年3月、月次) (%) 4 (2011年3月~2016年3月、月次) 70 先行き判断DI 3 現状判断DI 60 良 い 2 50 悪 い 1 40 0 30 -1 -2 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 (出所)総務省のデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成 16/3 (年/月) 20 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 16/3 (年/月) *景気ウォッチャー調査:内閣府が調査・発表する生活実感としての景況感を表した 景気動向調査。3ヵ月前と比較した景気の現状に対する「現状判断DI」と、2~3ヵ月 先の景気の先行きに対する「先行き判断DI」があり、 通常は50が良い/悪いの 分岐点となる。 (出所)内閣府のデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 3/4 ご参考資料 【ご留意事項】 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるもので はありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保 護基金の保護の対象ではありません。 当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 4/4
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