倍増の「年間4000万人」 - 三井住友トラスト・アセットマネジメント

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2016年4月1日
マーケットレポート
政府が観光戦略で新目標を設定
~ 2020年の訪日外客数を、倍増の「年間4,000万人」へ ~
政府は3月30日に開催した「明日の日本を支える観光ビ
ジョン構想会議」で、訪日外客数(訪日外国人旅行者数)
を2020年に4,000万人、2030年には6,000万人に増やすと
の新目標を示しました。2015年の訪日外客数の実績は前
年比+47.1%の1974万人であり、5年後に約2倍、15年後に
は約3倍に増やすという積極的なものとなっています。
訪日外国人の旅行消費額についても、GDP600兆円の
達成へ向けて、2015年の約3.5兆円から2020年には約2倍
の8兆円、2030年には約4倍の15兆円に増加させることを
目指しています。
また観光を地方創生につなげていく観点から三大都市
圏以外での外国人延べ宿泊者数の増加や外国人リピー
ターの増加についても積極的な目標を設定しています。
訪日外客数と旅行消費額の推移
6,000
(2011年~2015年、年次)
(兆円) 16
訪日外客数(左軸)
14
訪日外国人旅行消費額(右軸)
12
5,000
10
4,000
8
8,000 (万人)
7,000
新規目標
3,000
4
2,000
従来目標
1,000
11
12
13
14
15
2
0
30 (年)
0
◆ 今後の見通しについて
6
20
(出所) 「明日の日本を支える観光ビジョン」施策集のデータを基に
三井住友トラスト・アセットマネジメント作成
3月16日に発表された2月の訪日外客数は、前年同月比+36.4%の189万人となり、2月として過去最高を記録、
単月でも2015年7月(192万人)に次いで過去2番目の高水準となりました。アジア地域の旧正月の休暇中に訪日
旅行需要が増加したことや、航空路線の拡大などがプラスに寄与した模様です。足もとの円高傾向の悪影響は懸
念されるものの、1-2月累計では前年同期比+43.7%の374万人と順調に推移しています。
政府は新目標達成へ向けて、規制緩和や宿泊業の生産性の向上によって観光業の国際競争力を高めていく方
針です。今般の会議では中国、フィリピン、ベトナム、インド、ロシアの5ヵ国向けのビザの発給要件緩和や迎賓館
などの公共施設の公開・開放、文化財を核とする観光拠点の整備などの方針が打ち出されました。先行きも民泊
の普及に向けた規制見直しなど含めて、政府による具体的かつ迅速な政策推進が期待されます。
以上
「明日の日本を支える観光ビジョン」 新目標値
2015年※
2020年
訪日外国人客数(万人)
1,974
4,000
2.0倍
6,000
3.0倍
訪日外国人旅行消費額(兆円)
3.5
8
2.3倍
15
4.3倍
地方部*での外国人延べ宿泊数(万人泊)
2,519
7,000
2.8倍
13,000
5.2倍
外国人リピーター数(万人)
1,162
2,400
2.1倍
3,600
3.1倍
対15年比
2030年
対15年比
*地方部:三大都市圏以外
※2015年は実績
(出所) 「明日の日本を支える観光ビジョン」施策集のデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成
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