何度もご説明いたします。設計における優先順位

シリーズ:著者の回答
060410版 rev.02
質問-066 ( 060128 Nb社 :M.K 様 ) システム工学設計法受講者
國井先生へ!
お久し振りでございます。先生の教授なさる「システム工学設計法」、そして、その中で強調
されている「優先順位の設定」は、仲間全員で理解できたことを確認しました。
先生は、
「何でもかんでも取りに行くな!」
「何でも欲しがるマミちゃんではいけない!」
「優先順位を設定しろ!」
と、言われますが、弊社の某上長は、「何でも重要だ!」と言い張ります。
板ばさみで困ってしまいます。
尚、この某上長は設計経歴も浅し、「システム工学設計法」も受講していません。
何で、こんな人が設計部長なんでしょうか?
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シリーズ:著者の回答
060410版 rev.02
回答 – 066
これも多くの受講者から質問が来ますし、何度か回答しています。
良くある「Q&A」のパターンですが、
「本件は何々と同じ、従って、No.○×を見てください。」と、記述する場合が多いのです
が、この場合、多くの質問者はその「 No.○×」を開いてはくれません。
回答書としては、実に失礼かと思っています。
従いまして、私のモットーとして、同じ質問であろうが、同じ回答であろうが、キチンと何
度でも回答することにしています。
お付き合いください。
まぁ!ごりっぱなことですわ!
(いつまで続くやら?)
技術士の意地ですね!?!
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シリーズ:著者の回答
060410版 rev.02
さて、
御社の某上長が言われる、「何でも重要!」の気持ちは分かりますが、システム工学設計
法では大きな誤りです。この件の関しては、講習会の「零戦の設計」などを引用して特に重点
的に説明しましたので、先ずは、右記の「早稲田大学 関教授曰く」で、記憶を取り戻してくださ
い。
しかしながら、どうしても企画上、設
計上における「両立」が求められるこ
とがあります。
それに関しては、後日にEメールで
送る「ちょっと一休み(44)」と「ちょっと
一休み(45)」を良く読んで自学習して
みてください。
初期コンセプトが如何に重要か、理
解できると思います。
メールは1週間内に送付します。
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シリーズ:著者の回答
060410版 rev.02
ワンポイント①:全てが重要というコンセプトや設計はあり得ない。「がんばれ!」と同じ。
ワンポイント②:「両立」には、強い初期コンセプトと理論的成立の結果が求められる。
最後に、 M.Kさんが一番困って入る件 ・ ・ ・
『弊社の某上長は「何でも重要だ!」と言い張ります。板ばさみで困ってしまいます。』
一度、私に合わせていただけませんでしょうか?
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シリーズ:著者の回答
060410版 rev.02
M.Kさんのような30歳代の技術者は、技術にだけ没頭すればいいのです。
このようなお悩みは、御社の上層部か、私どものような「設計コンサルタント」にお任せくだ
さい。
もっとも、有料になってしまいますが、「Fee」以上の価値はあると思います。
一度、この某部長さんに是非、合わせてください。(この時は無料です)
ご検討ください。
メールや電話では限界がありますわ。
一度、コンサルテーションをお受けに
なったらいかがでしょうか?
連絡をお待ちしております。
以上
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