包装設計とシステム工学設計法

シリーズ:著者の回答
質問-018-1 (030604:Sf社:包装設計 :H.T氏)
本講座は、自分には難しいです。包装設計としてはどうかな? というところです。
質問-018-2 (030604:Sf社:包装設計 :W.M氏)
包装設計にどこまで役立つかわかりませんが、参考としていきたいと思います。
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031013
1
シリーズ:著者の回答
031013
回答―018
消極的なご意見ですね!
講師として、怒りますよ! 「もっと気合を入れなさい!」
確かに、講師は、、、
「リヤカーの設計や、ペットボトルの設計にシステム工学設計法はいらない。
恐らく、このような業界の上長は、 “そんなモノはいいから、さっさと図面を出せ!”
と言うでしょう。」 と講義しました。
でも、あなた方と全く同じ職業で次ページに示すような考えを持っていただける受講者(包装
設計者 N.K氏)もいるのですよ。
包装技術を “システム” として捉えてくれたのです!!!
もし、よければ、彼の勤務会社名、実名をお教えいたします。
相互に情報交換 されたらいかがでしょうか?
講師としては、こんなうれしいことはないのですが。。。。
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気合を入れないと講師
は怒鳴るそうですよ!
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シリーズ:著者の回答
031013
前述のすばらしい受講者(N.K氏)に回答していただきました。
(030822:Hg神奈川社、包装設計、第8回受講者 N.K氏)
「包装設計の場合は、設計思想として
・振動、落下試験合格による品質確保
・積載効率向上による物流費の削減
・個装箱をなるべく小さくすることによる材料費の削減
などがあるが、現在、優先順位を付けて設計を行ってはいない。
今回の講習会を受講して、設計思想を挙げ優先順位を付ける事の重要性が理解できた。」
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シリーズ:著者の回答
031013
「あえて今付けるなら、
① 個装箱をなるべく小さくすることによる材料費の削減
② 積載効率向上による物流費の削減
③ 振動・落下試験合格による品質確保
になると思う。
今後、グループ内にて揉んで設計思想の洗い出しから優先順位付けを行うようにしたい。」
リーダ様へ。
あなたの部下は、もくもくと一人
で設計していませんか?
ディスカッションができないリー
ダは失格ですワ!
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シリーズ:著者の回答
031013
さらに、同N.K氏から追伸をいただきました。
「お世話になっております。N.Kです。恐縮です。
お褒め頂いたので調子に乗って聞いてもらいたいお話なのですが、この講習会にて國井先生
が “物流費はバカにならない!”とコメントしておりましたが、本当にバカになりません。
積載効率が1段階上がるだけで物流費が1個当たり○×円以上変わって来ます。
参考までに包材費の見積もりを添付しますが「部品名 *△×」をマシン側に持っていくだけで
新プロジェクトの場合もかなり積載効率が変わって来ます。
この件を、新プロジェクトの設計者に伝えた所、システム設計の時点でないと変更のインパク
トが大きすぎて対応できないとの事でした。
物流費は全体コスト見積りに乗ってこないことから設計者にその認識があまりないようです。
なにかの機会にその辺りの情報もインフォメーションして頂くとありがたいです。」
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シリーズ:著者の回答
N.Kさん!
あなたは、システムの概念を把握していただけましたね
!
それなのに、新プロジェクトの設計者連中にシステムの
概念が欠落しているようです。恐らく、にわか大工の設計
集団なのですね。
大変残念なことですが、その方々は もう手遅れ です。
世代交代を待ちましょう!
講師!それは言い過ぎですわ!
今、「気付き」があれば間に合いま
すワ!
以上
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031013
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