設計改革ができていますか?(その1)

シリーズ:著者の回答
質問-058 ( 040310 Hg神奈川社 技術開発部 : K.K 様 )
低騒音化開発において、トラブルシューティングはやりたくないし、今後も、無理がある。
騒音をリスクとしてとらえて、
① 各サブシステム設計グループへ説得力をもって、
② 効果的に、低騒音開発
を、効率的に推進していく方法はないものか? コメントをいただけるとうれしいです。
ご多忙中、心苦しいですが、よろしくお願いいたします!
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050816版
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シリーズ:著者の回答
050816版
回答 – 058
高度な質問ですね。
講師の私は、現在 7社の企業で設計講師を担当しつつ、設計コンサルタントも実施して
います。K.Kさんの質問内容は、それぞれの企業の事業部長クラスの質問ですね。
では、これらを指導経験を基に回答します。(少ない経験ですが・・・)
先ずは、某集団の開発方法をお話しします。
某集団の開発方法は、業界競合と比較すると大幅に遅延しています。40年以上も前の
開発・設計方法なのです。
なのに、「先走り」ばかりしています。
例えば、「CAD/CAM/CAE/CAT/PDM・・・」、「開発納期半減」、「試作ワンモデル化」、
「早期型化」、「3D-CAD応用・仮想点検」、「設計ナビゲーション・システム」などの行為で
す。やたら、金ばかりがかかる「改革もどき」です。
その先走りの原因が、各社とのディスカッションでやっと判明しました。
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シリーズ:著者の回答
050816版
答えは、QC活動の弊害、そして、改革できない上層部の能力不足にあるのです。
詳しくは、本Home Pageのリンク先である「シリーズ:ちょっと一休み」の「024」、「027」を
ご覧ください。 そこに回答を記述 しました。
(K.Kさんのために特集したのですよ! 本当です!)
そして、残された対策は、
上層部を入れ替えるか、「ボトムアップ」
しかありません。
講師は前者しかないと確信して
います。残念ですが・・・
K.Kさんには、「後者でも出来る!」
と言って欲しいと思います。
講師!
「上層部を入れ替える」は、少々
言いすぎです。
せめて、「上層部の方々の考え
方を入れ替える」が適切ですわ!
以上
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