情報モラルの有効活用

テーマ別解説
教育全体の中での
情報モラル教育の位置づけと価値
鳴門教育大学 大学院 総合学習開発講座 准教授
藤村 裕一
テーマ別解説
1 情報教育と情報モラル教育①
・情報教育、情報モラル教育は、自分とは関係ない?
・コンピュータやインターネットの使い方が情報教育?
情報教育の「不易」と「流行」の両者に対応したもの
流行
不易
時代とともに変わるもの
いつの時代も変わらないもの
コンピュータ、インターネット、
携帯電話、デジタル放送、
デジカメ、電子メール、掲示板、
ブログ、プロフィール、
学校裏サイトなど
感じる(感受、感性)
知る・考える(思考、理解、記憶)
伝え合う(読解、表現、伝達)
生きる(自尊感情)など
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2 情報教育と情報モラル教育②
情報教育
生きることや学ぶこと、人と人とのつきあい方、
自他を守り尊重することなど、人間形成に深く
関わるもの
情報モラル教育
自己のあり方と、他者との関わり方に関する、
人間教育として極めて重要な教育
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3 情報モラル教育と人間力の育成
情報モラル教育は
「人間力」の育成と軌を一にする
(人間力:中央教育審議会が提言)
◆主体性・自立性
例:自己理解(自尊)・自己責任(自律)、健康増進、意思
決定、将来設計
◆自己と他者との関係
例:協調性・責任感、感性・表現、人間関係形成
◆個人と社会との関係
例:責任・権利・勤労、社会・文化・自然理解、言語・情報
活用、知識・技術活用、課題発見・解決
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4 人間教育としての情報モラル教育
◆対処療法的ではなく、メディア特性、情報特性、人
間特性を考え、一生使える応用力を身につける
◆指導者自身が情報教育、情報モラル教育の「不易」
と「流行」に対する深い理解をもつ
流行
不易
時代とともに変わるもの
コンピュータ、インターネット、携
帯電話、など
被害にあわない知識・技
能、メディア特性の理解
いつの時代も変わらないもの
感じる、知る・考える、伝え合う、
生きる、など
情報特性・人間特性を踏ま
えた見方・考え方・感じ方
*なぜそうしなければならないか、理由を学ぶ
テーマ別解説
5 情報モラル教育の重要性
情報モラル教育は、
人間教育として非常に重要
是非、すべての教員が積極的に学び、実践を!