情報科教育法 - 日々努力 そして息抜きも必要

情報科教育法I
第4回講義
(平成14年10月22日)
問題
「地域による暮らしの違い」をテーマに交流授業を実施
する。その際,情報教育の観点から「情報活用の実践力
の育成」を目指してテレビ会議システムを利用した授業
を実施した。
さて,情報教育の観点から,
子ども達は何を学ぶだろうか?
また,対面コミュニケーションと比較して,テレビ会議
を利用したコミュニケーションの問題点はどこだろうか?
情報教育の観点から考えて‥
情報活用の実践力
コミュニケーションの難しさ
情報が伝わらない
情報の伝達方法
情報手段の特性
(長所と短所,画質‥)
情報の表現方法
情報の科学的な理解
情報社会に
参画する態度
情報への批判的・客観的な判断
情報発信への責任
皆さんの回答から(1)
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「情報教育の観点から何を学ぶか?」
『情報教育』で獲得される能力
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情報活用能力
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問題解決能力
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
論理的思考力,数量思考能力,
コミュニケーション能力
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
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
課題発見能力,課題選択能力,課題探求能力,
意思決定能力,行動選択能力,
プレゼンテーション能力,論理的表現力,対人関係能力
自己評価能力,他者評価能力
価値形成能力
情報手段活用能力
参考: 平成12年度電気通信大学公開講座
(高校普通科新教科「情報」の教員養成への提言、山極 隆先生)
『情報教育』における学習指導形態
知識
の型
構造化知識 連携的授業 共同体形成 課題学習
と学習
教科学習
プロジェクト
学習
学問的知識 学問的・
社会的
実世界知識
応用的知識 スキル
学習
の型
理解力
基礎基本
教師/
生徒
可変
理解力
発見的思考 計画力
表現力
モニタリング 論理的思考
モニタリング
探求力
評価力
教師
生徒
可変
引用: 岡本敏雄 他編著:情報科教育法,丸善,2002.
林徳治 他編著:情報教育の理論と実践,実教出版,2002.
『情報教育』に関する評価
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評価内容
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知識形成,技能形成
問題解決力
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

問題発見,問題認識,計画,創造・制作,表現・伝達
積極性,協調性,リーダーシップ
評価観点
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
形成的評価(学習活動プロセスが対象)
総括的評価(学習達成度が対象)
個人内評価(一人の生徒の進歩度が対象)
相対的評価と絶対的評価
引用: 岡本敏雄 他編著:情報科教育法,丸善,2002.
林徳治 他編著:情報教育の理論と実践,実教出版,2002.
情報教育で望まれる支援
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教材、学習情報の提供
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国や県、市町村による支援
推進プロジェクト,ボランティア団体等による支援
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技術支援、人的支援
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こねっとプラン、メディアキッズ
情報化推進コーディネータの配置
ヘルプデスク(SOSセンター)の設置
大学や短大等による支援
研修、情報提供
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推進プロジェクト,ボランティア団体による支援
県教育機関、大学・短大等による支援
情報教育で重要なこと
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学習活動の観点から
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情報的な見方・考え方に基づいた問題解決の実践
システム的な思考力
学習活動プロセスの自己評価とリフレクション
教育活動の観点から
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問題解決型の学習活動を支援する能力・資質
学習環境のデザイン力
目的に応じた情報手段を適切に利用するための
基本的な操作能力