4、職業的意義なき教育ゆえの「人間力」就活 ◆「社員」の選抜基準 ⇒職務遂行能力(=いかなる職務をも遂行しうる潜在能力) OJTによる観察・上司からの評価 ete… 新規学卒者の場合は定義上、長期的に仕事ぶりを見極めて 「能力」を確認するということが不可能!! 新規学卒者の「能力」の代理指標 ┗どのランクの大学にしか入れなかったか、という指標 =大学入試時の偏差値 を指標にして採用する ◆ジョブ型社会の「職業能力」就活 *“学生が企業に対して、自分が企業にとって役に立つ人材で あることを売り込まなければならない立場にある“ ⇒日本も欧米も共通 ◎違うのは、「役に立つ」ということを判断する基準◎ *欧米のようなジョブ型社会においては、その人の「能力」を 証明するものが武器になる(ex.卒業証書) *「能力」=一般的抽象的な潜在能力ではなく、 具体的な職業と密接に関連した職業能力 *欧米は就「職」活動、日本は「入社」のための活動 ◆メンバーシップ型社会の「人間力」就活 *職業的意義の乏しい教育を受けてきているため、 あいまいな潜在能力や人格などで判断されるようになる ⇒「人間力」による採用選考 *ハイパー・メリトクラシー(近代的能力→ポスト近代的能力)は “職務遂行能力”に極めて近いもの *日本型雇用システムが変容していき、「人間力」によって “社員”の世界に入れるか否かが決定されてしまうほど 大きな存在として浮かび上がってきた
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