マクロ経済学とは? 経済学B 第1回 畑農鋭矢 1 経済学とは? • 1.意思決定 希少性 トレードオフ インセンティブ (例:シートベルトの効果、税率と所得税収) • 2.相互依存関係 交易・取引:自給自足の非効率 • 3.豊かさの実現 価格(市場)メカニズム • 割り当ての方法 行列、くじ引き、配給など →もっとも必要としている人が優先されない • 価格(市場)メカニズム →もっとも必要としている人が優先される • 不平等、貧困等の問題 →他のシステムで対応すべき 市場メカニズムと経済学の歴史 • 経済学の歴史 ⇒市場メカニズムの有効性を証明すること • 市場メカニズムの限界も明らかに ⇒伝統的な市場の失敗 ⇒情報の不完全性 ⇒戦略的意思決定(ゲーム理論) • 経済学のもう一つの歴史 ⇒市場メカニズムの限界を明らかにすること ゲーム理論 持ち点は10点。寄付点(x)の参加者平均(X)を2倍した 得点(2X)が参加者に与えられる。 他人(の平均) 自分 10 0 10 20 0 0 30 10 マクロ経済学の誕生 • 1920年代末~1930年代の世界的大恐慌 1929年10/24 NYで株価大暴落 大量の失業と遊休設備:古典派経済学の限界 • ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』 セイの法則⇒有効需要の原理 不況期の財政政策・金融政策の積極的活用 • 戦後~1960年代:マクロ経済理論の主柱に 新古典派のマクロ経済学 • ケインズ経済学:意思決定理論の不在 マクロの視点に偏り、ミクロの視点を軽視 • 長期の政策無効論 1960年代 マネタリズムによる批判 • 短期の政策無効論 1970年代 合理的期待形成学派による批判 1980年代~ 実物景気循環論による批判 • 不況期の裁量的政策⇒制度やルール整備 マクロ経済学の主な対象 長期の経済成長を達成する要因は何か。 経済活動が短期的に変動する要因は何か。 失業の原因は何か。 物価を変動させる要因は何か。 国際的な経済取引は国民経済にどのような 影響を及ぼすのか。 6. 政府の政策は経済のパフォーマンスを改善 することができるのか。 1. 2. 3. 4. 5. 三つの市場 生産物(財)市場 家 企 労働市場 計 業 資本(金融)市場
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