現代の家族形態と社会性 文学部3年10組30番 ***** 2006.11.08提出 • 共働きと家族 都道府県別の共働き世帯割合とその他のデータとの相関を調べる 1. 核家族世帯の割合 2. 一世帯あたり一ヶ月の実収入 3. 住宅に住む一般世帯の一人当たり述べ住居面積(㎡) • DV(ドメスティックバイオレンス)と家族 都道府県別の「児童相談所における養護相談の処理件数の15歳未満 人口に対する割合」とその他のデータとの相関を調べる 1. 住宅に住む一般世帯の一人当たり述べ住居面積(㎡) 2. 通勤・通学者以外が幼児と女性のみの世帯の割合 3. 一世帯あたり一ヶ月の実収入 散布図 共 働 き 世 帯 割 合 どうやら「共働き」は「核家 族の形態」、「収入」、 「住宅の広さ」とそれぞ れ関係しそうだ。 相関関係の強さから特に 「核家族の形態」、「住 宅の広さ」との関係に 注目。 核 家 族 世 帯 の 割 合 月一 の世 実帯 収あ 入た り 一 ヶ ( ㎡ ) べ帯住 住 の宅 居一に 面人住 積当む た一 り般 延世 共働き 世帯割合 核家族世帯の割合 一世帯あたり 一ヶ 月 の実収入 住宅に住む一般世帯 の一人当たり 延べ住 居面積( ㎡) 相関係数 共働き世帯割合 Pearson の相関係数 有意確率 (両側) 平方和と積和 共分散 N 核家族世帯の割合 Pearson の相関係数 有意確率 (両側) 平方和と積和 共分散 N 住宅に住む一般世帯の一 Pearson の相関係数 人当たり延べ住居面積(㎡) 有意確率 (両側) 平方和と積和 共分散 N 一世帯あたり一ヶ月の実収 Pearson の相関係数 入 有意確率 (両側) 平方和と積和 共分散 N **. 相関係数は 1% 水準で有意 (両側) です。 *. 相関係数は 5% 水準で有意 (両側) です。 住宅に住む一 般世帯の一人 一世帯あた 共働き世 核家族世 当たり延べ住 り一ヶ月の 帯割合 帯の割合 居面積(㎡) 実収入 1 -.689** .806** .317* .000 .000 .030 1403.461 -790.669 910.871 5090.664 30.510 -17.188 19.802 110.667 47 47 47 47 -.689** 1 -.643** -.230 .000 .000 .120 -790.669 937.939 -593.864 -3017.051 -17.188 20.390 -12.910 -65.588 47 47 47 47 .806** -.643** 1 .415** .000 .000 .004 910.871 -593.864 909.779 5355.682 19.802 -12.910 19.778 116.428 47 47 47 47 .317* -.230 .415** 1 .030 .120 .004 5090.664 -3017.051 5355.682 183393.373 110.667 -65.588 116.428 3986.812 47 47 47 47 散布図 る 未処 け児 割満理 る童 合人件養相 口数護談 にの相所 対 談に す歳のお 15 児童虐待は他のデータ とあまり相関が見ら れない。 住宅の広さとは若干負 の相関が見られる。 ( ㎡ ) り世住 延帯宅 べのに 住一住 居人む 面当一 積た般 合 の外通 みが勤 の幼 ・ 世児通 帯と学 の女者 割性以 ヶ一 月世 の帯 実あ 収た 入 り 一 児童相談所における 養護 住宅に住む一般世帯 通勤・ 通学者以外が 一世帯あたり 一ヶ 月 相談の処理件数の15歳未 の一人当たり 延べ住 幼児と 女性のみの世 の実収入 満人口に対する 割合 居面積( ㎡) 帯の割合 相関係数 児童相談所 における養護 相談の処理 住宅に住む一 通勤・通学者 件数の15歳 般世帯の一人 以外が幼児と 一世帯あた 未満人口に 当たり延べ住 女性のみの り一ヶ月の 対する割合 居面積(㎡) 世帯の割合 実収入 児童相談所における養護 Pearson の相関係数 1 -.396** .099 -.068 相談の処理件数の15歳未 有意確率 (両側) .006 .507 .650 満人口に対する割合 平方和と積和 .343 -6.998 .407 -17.059 共分散 .007 -.152 .009 -.371 N 47 47 47 47 住宅に住む一般世帯の一 Pearson の相関係数 -.396** 1 -.568** .415** 人当たり延べ住居面積(㎡) 有意確率 (両側) .006 .000 .004 平方和と積和 -6.998 909.779 -120.150 5355.682 共分散 -.152 19.778 -2.612 116.428 N 47 47 47 47 通勤・通学者以外が幼児と Pearson の相関係数 .099 -.568** 1 -.169 女性のみの世帯の割合 有意確率 (両側) .507 .000 .256 平方和と積和 .407 -120.150 49.121 -507.797 共分散 .009 -2.612 1.068 -11.039 N 47 47 47 47 一世帯あたり一ヶ月の実収 Pearson の相関係数 -.068 .415** -.169 1 入 有意確率 (両側) .650 .004 .256 平方和と積和 -17.059 5355.682 -507.797 183393.373 共分散 -.371 116.428 -11.039 3986.812 N 47 47 47 47 **. 相関係数は 1% 水準で有意 (両側) です。 仮説1:核家族の夫婦は共働きになりにくい 仮説2:共働きなら一人当りの住居面積が広くなる 仮説3:住居が広いと児童虐待は起こりにくい 仮説1の検証 45 65 40 60 35 30 55 25 50 20 15 45 核家族世帯の割合 共働き 世帯割合 モ テ ゙ ル集計 仮説1の検証 • 回帰直線は y=-0.563x+75.113 • 決定係数は0.475 →核家族世帯であるかないか は47.5%の割合で共働きであ ることに寄与。 • F値の有意確率が0.05以下で あることもあわせると、仮説は 成立するといえる。 調整済み モデル R R2 乗 R2 乗 1 .689a .475 .463 a. 予測値: (定数)、共働き世帯割合。 推定値の 標準誤差 3.30824 分散分析b モデル 1 平方和 自由度 445.440 1 492.499 45 937.939 46 a. 予測値: (定数)、共働き世帯割合。 b. 従属変数: 核家族世帯の割合 回帰 残差 全体 平均平方 445.440 10.944 F値 40.700 有意確率 .000a 仮説2の検証 45 50 16 40 45 35 40 30 35 25 30 20 47 15 25 住宅に住む一般世帯の一人当たり 延べ住居面積( ㎡) 共働き 世帯割合 モ テ ゙ ル集計 仮説2の検証 • 回帰直線は y=-4.858x+1.001 • 決定係数は0.650 →共働き世帯であるかないか は65.0%の割合で一人当たり 住居面積に寄与する • F値の有意確率が0.05以下で あることもあわせると、仮説は 成立するといえる。 調整済み 推定値の モデル R R2 乗 R2 乗 標準誤差 1 .806a .650 .642 3.30487 a. 予測値: (定数)、住宅に住む一般世帯の一人当たり延 べ住居面積(㎡)。 分散分析b モデル 1 平方和 自由度 平均平方 F値 有意確率 911.964 1 911.964 83.497 .000a 491.497 45 10.922 1403.461 46 a. 予測値: (定数)、住宅に住む一般世帯の一人当たり延べ住居面積(㎡)。 b. 従属変数: 共働き世帯割合 回帰 残差 全体 仮説3の検証 50 16 45 40 35 30 47 25 住宅に住む一般世帯の一人当たり 延べ住居面積( ㎡) 0.8 50 16 45 40 0.6 40 14 0.4 35 0.2 30 47 25 0.0 住宅に住む一般世帯の一人当たり 延べ住居面積( ㎡) 児童相談所における 養護相談の処理件数の15歳未満人口に対する 割合 モ テ ゙ ル集計 仮説3の検証 • 回帰直線は y=-20.391x+41.739 • 決定係数は0.157 →住居が広いかどうかは 15.7%の割合で養護相談率に 寄与する • F値の有意確率が0.05以下で あることもあわせると、仮説は 成立するといえる。 調整済み 推定値の モデル R R2 乗 R2 乗 標準誤差 1 .396a .157 .138 4.1287 a. 予測値: (定数)、児童相談所における養護相談の処理 件数の15歳未満人口に対する割合。 分散分析b モデル 1 平方和 自由度 平均平方 F値 有意確率 142.690 1 142.690 8.371 .006a 767.090 45 17.046 909.779 46 a. 予測値: (定数)、児童相談所における養護相談の処理件数の15歳未満人口 に対する割合。 b. 従属変数: 住宅に住む一般世帯の一人当たり延べ住居面積(㎡) 回帰 残差 全体 結論 仮説1:核家族の夫婦は共働きになりにくい 仮説2:共働きなら一人当たりの住居面積が広くなる 仮説3:住居が広いと児童虐待は起こりにくい はそれぞれ程度が違いながらも成立することが 示された。
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