第43号 - 八事日赤広場

(2)第43号 名古屋第二日赤ニュース
カンボジア難民医療を視察して
病院長 富 永 健 二
2月17日の朝、日赤本社から電話で、国際協力事
現在は第10次GMTとして国立医療センターと厚
業団の視察団の一員となって、タイ国のカンボジア
絡をうけた。国際協力事業団(JI CAジャイカと
生連の病院が主体となり活躍しているが、1月以来
の手術は12指腸潰瘍、腎褒隆、虫垂炎、直腸がん、
ヘルニア、腎結石、帝切、骨折、下肢再切断など広
いう)とは、開発途上地域の経済、社会の発展に寄
範に亘り、平時の疾患が多い。
与し、冨際協力の促進を図るため、国と国との約束
に基づく技術協力(政府ベースの技術協力)を中心
カオイタンの方は国境まで10キロ位で前線に近い
ので、難民が越境して来るとき、地雷にやられて、
難民の医療救護の現状を視察してくるようにとの連
とした業務を行う実施機関で、年間予算は数百億円
国際赤十字(I CRC)の救急車で運ばれてくる患
で、現在、技術協力を行っている富は102カ国、その
者が多く、下肢切断後のリハビリなど7∼8割が整
青年海外協力隊は23ヶ国で活躍している。タイ国の
カンボジア難民救援にも日本医療チーム(JMT)
形、残りが一般外科患者とのことで、I CRCの診
を組織して参加している。このJMTは、これまで
全国各地の国立病院、大学、済生会、厚生連病院の
医師、看護婦を主体に、これにボランティアの看護
婦、検査、放射線技師を配して編成され、目下、第
10次隊が現地で活躍中である。4月6日に出発する
第11次隊は、熊本日赤、長岡日赤、関西医大の医師、
看護婦を中心に、日赤がはじめてJMTに参加する
ことになったので、本社としても最近の現地の状況
を視察してきてもらいたいというのが私が参加した
目的であった。
3月4日一行10名でバンコクへ飛び、翌日、日
本医療チームが基地にしているサケオメディカルセ
ンターへ入った。この施設は日本が3億円程かけて
カオイタンI C R C喜参療所前の筆者
痺施設でJMTとフィンランドのチームが曜日をき
めて外科を受けもっているが、創傷の化膿に苦労す
造り、タイへ供与したもので、14人程収容できる大
るといっていた。内科は肺炎、膿胸、結核、梅毒、
部屋の病室1つと、手術室、Ⅹ線室、検査室及び日
本チームの居住施設がある。ここにはクーラー付個
室、談話室、食堂、シャワー室、洋式トイレなどが
整備されており、外には苅り込まれた草に囲まれた
子供の脱水症、アメーバ赤痢などが多いとのこと。
テニス、バレー兼用コートもあり、診療の余暇に英
気を養うことができるようになっている。
但、敷地内には要所と連絡のための無線のポール
が立ち、番犬がおり、夜は門衛に兵隊が来るなど、
前線らしく緊迫感もある。ここに日本チーム(JM
T)のドクター9名、ナース20名、JI CAのコー
ディネーター5名、タイ人のメイドら21名が住ん
でおり、JMTは専ら外科を受けもち、このメディ
約1年前、当院の伊藤はつ子看護係長が、このカオ
イタンと最前線のノンチャンキャンプで3ヵ月頑張
ったことをしのびつつ、カオイタン収容所を廻った。
カオイダン、バンケン収容所ともタイ陸軍の軍政
下で清潔に整然と運営されており、初期の頃の写真
に見るような栄養失調の子供も見かけず、難民もヘ
ルパーとして収容所内の業務を立派に助けて働いて
おり、生活のための諸種の技術習得に励んだり、第
三国への移住のため余暇は語学を勉強したりで、病
人以外は規律正しい生活で、ぼんやり徒食している
わけではない。しかし、国境地帯には食をもとめて
入院させ、手術するとともに、ここから約100キロ離
さまよい、危険を冒して越境してくる難民は後を絶
たず、国境のキャンプとタイ領内の収容所には30万
れ、車で1時間半のカオイタン難民収容所と車で6
−7分のバンケン収容所へ毎日出張診療している。
正に国連や国際赤十字の働き所であると思われた。
基地のサケオMCでは近くのバンケン収容所の難民
日本も協力を惜しむべきではなかろう。戦火が早く
やタイの郡病院からの民間人も受け入れ、時には周
おさまり、難民の人々の上に平和な日々と幸せが訪
辺の農村を巡回診療して信板をうけている。
れることを、心から祈らずにはおれなかった。
カルセンター(サケオMC)へ送られてくる患者を
の難民がいると云われ、タイ一国で扱うのは困難で、
名古屋第二日赤ニュース 第43号(3)
− 僥" ツ 毒舗
昔から春は火災の発生し易い時期といわれているが、これを裏づけるようにここ連日悲惨な火事
の様子が新聞、テレビで報道されている。俗に恐ろしいものを称して地震、かみなり、火事、おやじ
といい、火事は3番目にランクされているが、実際は火事が1番目で、しかも一番身近にある災
害といえるのではないだろうか。火事は自然災害の場合もまれにはあるが、その原因の大部分は人
為的な火気取扱いの不始末によるものである。特に先日のホテルニュージャパンの火災は近来まれ
な悲惨を極めた大災害であった。振り返って当院においてはこのような火災は絶対に発生させて
はならないことが痛感される。この時期、毎年消防訓練を行っているが、この悲惨な前例を他山の
石として、本年も昭和消防署の協力を得て、多数の職員が参加し消防訓練を行った。
3月9日、14時、第5病棟3階湯沸室附近から火
災発生の想定のもとに、消防訓練が開始された。こ
の訓練は出火時における通報、初期消火、患者の避
を同屋上から救出し、またポンプ車の集中放水が行
われ、1病棟へ延焼しようとする火災は、消防署の
活躍により小範囲にくい止めることができた。最後
難等一連の消防活動を機敏に推進し、併せて防火思
想と技術の向上を図るため、毎年全国一斉春の火災
に昭和消防署長より、訓練の重要性、火災時の職員
の冷静な行動が必要であるとの講評があり、続いて
予防運動の一環として行われている。
広瀬消防隊長から、当院が270名もの介護を要する患
者が入院しており、その患者の人命救助を第一とす
ることを強調された訓示をもって終了した。
まず出火と同時に火災発生病棟責任者が警報ベル
を押すとともに、交換手による消防署への通報、院
内放送に始まり、火災を告げる警報ブザーか鳴り、
直ちに病院長(代理広瀬副院長)のもとに、自衛消
防隊が組織され、5病棟3階前広場に、本部が設置
された。また消火班の携帯用消火器による初期消火、
避難救護班の2病棟3階の避難階段を利用しての入
院患者の避難誘導、搬出班の出火病棟の診療録、レ
ントケンフイルム、その他診療諸記録の搬出が迅速
に行われ、本部へは、各病棟からの入院患者避難状
況が次々と報告された。かくして自衛消防隊長のも
とに各址の敏速果敢な自衛消防訓練は終わり、続い
て通報により駆けつけた昭和消防署のハシゴ車が、
5病棟4階の逃げ遅れた入院患者(模擬患者)2名
防災月間にちなんで、防災標語を募集しましたところ、188編の力作が集まりました。どれもこれも
優秀で立派な作品ばかりでしたか、院長、副院長はじめ編集委員など12名で厳重な審査の結果、次
の10−裾を入選と決定しました。言うは易し、行うは難しといわれますが、職員一人ひとりが標語の
通りに実行して、火災を絶対に出さないよう心がけましょう。入選作品には記念品を贈りました。
確かめる習慣ありて我か家の安全
消したかな 不安の時はもう一度
2病棟3階
1病棟5階
安全を守る手かラ肖す火の始末
防災は 一人一人の心がけ
中央材料室
1病棟4階
火の始末「あとで」といわず今確認
火災予防本気で注意根気で点検
2階 外来
放射線科 亀谷健一
「あっ煙」僕にもできる初期消火
安全はこの目 この事で確かめて
1病棟4階
放射線科 石原明広
慣れた手で馴れた点検落し穴
防災はラ肖火器よりも心がけ
1病棟2階
薬剤部 徳井健志
(4)第43号 名古屋第二日赤ニュース
こんな節約しています(その1)
サイ ン B運動を展開
Bサインは胸に./の合言葉に「サインB運動」を
現場の一人ひとりが節約に自覚を
透析センターでは、多くの器材、衛生材料、薬
私達はささやかですが実行しております。これは
ボールペンを大切に管理をして使うことです。私
品を必要とし、そのほとんどがディスポザブルの
達の日常業務の中で、「記録をする」割合は膨大で
ものばかりです。その中で少しでも節約できるも
のは何かと話し合って、再使用できる用途を考え
使われているのはボールペンです。ところがこの
て現在行っているものを2つ3つ拾い上げてみま
大事な友であるボールペンが今までは机の上に散
した。◇JMS手袋の使用方法について:患者側、
血液回路器械側共に同じものを使用していました。
在していたり、引出しの奥で眠っているのをみか
けました。私達はこのボールペン(B)に自分のネ
ームを記して、自分の胸のポケットに入れ大事に
しかし後者にパーマセルを使用するようになって、
使うようにしております。キッスは目に./Bサイ
ンは胸に./ 2−2
消毒に使用している綿球:当初使用していた綿球
廃物利用で器材の保護を
手術件数の増加した昨今、こんな廃物利用をし
ています。◇各種注射液の使用済みプラボトル:
イソジン液の使用が与で同効果を挙げることがで
きました。このように清潔、安全性が保たれるこ
底からそ程残しあとは適当な形を作り、紐をつけ
います。 5−2
JMS手袋の使用を半分に節減しました。◇皮膚
を、2cm大から1cm大に小さくしてみましたら、
とを原則にして、一人ひとりが節約に自覚をして
気道吸引時カテーテルの洗浄水を入れる、軽くて
破損しない、また場所を好まない、材料は豊富で
滅菌可能である。◇使用済みの輸液セットの再利
用:鋭利なもの、微細な器材の先端の保護用とし
ての器材ホルダー。器具にあわせて長短の調節可
◇ミルトン消毒液の空用器(ポリ):底から5cm
のところから切り、ケフレックスの容器2個を組
能。◇包装紙の再利用:ガーゼ、手袋等の包装紙
み入れ口腔吸引セットに、大変重宝しています。
を各種メモとして利用。 手術室
◇点滴瓶(ビニール製)(∋小物入れ、②状差しス
タイルで書類整理用に、③氷枕氷嚢の氷すくい、
人 と 時間 を能率的に
節約と言う面で私達は日寵業務する上に、次の
すてないで一寸工夫を
捨てれば芥、活かせば資源こんな掛声で1−4
とNCUのささやかな省資源の実践を紹介します。
④ベットサイドの一輪差し、(9点滴セットのビニ
3つのことを心掛けております。それは、むり、
ール管を適宜に切り、ストロー代わりに、軟らか
むだ、むらのないように。衛生材料、物品の使用
は大切に扱うことはもちろんですが、今回は人力
くて透明で大変よい、◇点滴微量定量筒:赤ちゃ
んの蓄尿瓶に、細かい目盛りが正確な尿量測定に
の点で例を挙げたいと思います。3−3は現在4
役立っています、◇ディスポ注射器:赤ちゃんに
名の看護助手が配置されていますか、患者数50人、
次々と出される検体の提出、投薬、中村と多事多
与薬する時スポイト代わりに使うことで服薬を容
忙を極め他部門への走り使いに、病棟に4人の助
入れて氷結させ深部冷咤法に、キャップに小六を
手が1人もいないありさまでした。「労多くして
あけ微温湯を入れ殿部洗濯にと大変便利な看護用
実が少ない」ので話し合った末、病棟内3名、外
具となっています。 NCU,1−4
回り1名と定め毎日交替制にしました。病棟内の
時は看護婦のチームに入り、直接患者の介讃ヾ外
回りは薬局中材、検査室など他部門のことにしぼ
りました。結果は看護婦、助手共常に相手が何の
仕事をしているのか、相互理解ができ多忙を極め
た仕事もスムーズに進み、その分患者さんへのサ
ービスが十分出来るようになりました。勤務上の、
むり、むら、むだをなくして一人ひとりが気分よ
く労力は平等に、時を大切にするようになりまし
た。 3−3
易にしています。◇マヨネーズのポリ容器:水を
名古屋第二日赤ニュース 第43号(5)
「刷仙川赤十字職員研修会問かる叫槻刷………刷r
L 愛知県労働者研修センタ_」
2月2・3日の両日開かれたこの研修会は、毎年愛知県支部の主催で行われている。県下
各施設だけではなく第三ブロック各施設からも多数参加者があり、日本赤十字社の職員と
しての心構え等を研修すると共に参加者相互の話し合いの場ももたれ、幅広い知識と適応
性を養うことを目的としている。当院からは、7部門から15名が参加した。
人間関係を大切に
自分を見つめる機会
節分の日、福?を求めて赤十
研修内容は、日赤本社ベトナ
字職員研修会に参加した。会場
ム難民対策室長の田島弘氏、名
工大教授谷口茂氏、重度心身障
は省エネ暖房のためか意外に寒
い。しかし支部の皆さんや講帥
唯々反省させられることか多かった。特に本社田島
害者施設止揚学園理事福井達雨
民ら3氏による講演と「中堅職員の役割と責任」に
ついての講義、漸戸希望の家でのベトナム難民の生
室長の永年の体験からの「日赤精神」のご講話を拝
活ぶりを描いた「50人の客」「行動する赤十字」の映
の先生の熱気溢れるお話に、寒さも忘れ聞き惚れ、
聴し入社時の初心を省みる思いであった。また谷口
画と救急法であった。田島氏は30年に及ぶ赤十字活
講師は「民主的経営とは企業の生産性向上のうえで
動の中から得た数々のエピソードを通して一言では言
社員一人ひとりの声がどの程度経営に生かされるか。
い表わせない赤十字の精神について話された。病院
そのためには職場の縦、横の人間関係をよりベター
の中のことしかわからない私にとって感銘深く考えさ
にすることが大切である」と話された。昨今の厳し
い医療情勢を考え至言と感じ入った。講義の内容と
せられるものがあった。また谷口氏は現代の家族の人
間関係がどう変わってきているか、イントロとして話
しては、やや抽象的ではあったか理想と現実とのギ
され職場における縦横公的非公的な人間関係派閥等
ャップをひとつずつ埋めて、より明るくより良き職
例を挙げ克明に説明された。私の職場にも置き換え
場作りに精進せねばと考えさせられた。妓後に研修
て当てはまる例も多くよく理解できた。3氏とも実に
者参加のグループ討議も内容に加えられたらいかが
と提言したい。 調剤係長 荒川利治
話題が豊富で病院とは違った方面の万々の話を開くこ
とが出来て有意義であった。看護係長 吉田悦子
体験談に感激
ンターで開催された。研修内谷
は、ベトナム難民の救護にあた
った田島先生からは赤十字の国際性を、また谷口先
生からは職場における人間関係の重要性ということ
で、常に相手の立場で物事を考える大切さを、そし
て、柔い知恵遅れの施設を経営する福井先生には、
本当の福祉とは何かをテーマにして、目に見えるも
の(社会保障)と目に見えないもの(福祉)とが両
こ
赤十字研修会が、2月3日、
4日の両日に渡り労働者研修セ
明るい職場づくりを
嶋轟
講演内容は、“赤十字とのふ
れあい〟 や職場における人間関
係〟 やすべての人達が胸を張っ
て歩ける社会を〟 等であった。
各講師の万々は、自分の体験談や、実例をあげて話
されたので、興味深く聴講することができた。
中でも職場における人間関係の中で、仕事の能率
を良くしたり、明るい職場を作るにはリーダーのリ
ーダーシップと、職場のチームワークによって生ま
れるものだ。また、良きリーダーとは“公私〟 をは
立したものこそ、本当の意味での福祉であるという
っきり区別させ、相手の意見を尊重し、自分の考え
許をしていただいた。どの先生のお話もご自身の貴
をはっきり言えるような人だと聞かされた。
重な体験に基づいたものだけに強い説得力かあり、な
かには深く胸をうたれ、涙をさそわれたものもあった。
今回、この研修に参加して、赤十字に対する認識
を再確認して、学んだことを活かし人と人とのふれ
あいを大切にしていきたいと強く感じた。
主事 加藤幸代4転才
今回の研修会で得た事柄を出来るだけ多く職場に
発揮し、チームワークの良い明るい職場を作るよう
に、努力していきたいと思う。
血液係長 由良哲雄午罪
(6)第43号 名古屋第二日赤ニュース
2月23、24日の両日、尾西市の勤労育少年福祉センターにおいて赤十字救護班要員訓練が
実施された。日本赤十字社の事業の一つである政護活動の訓練であり、県下赤十字施設の
救護班を対象に行われ、当院からは1佃洗7名が参加した。また、難民救護にビドン島へ
派遣された太田医師、原田技師とタイ国へ派遣された伊藤看護係長も講師として出席した。
救護活動を再認識
\ 日ごろの訓練が大切
昨今、赤十字救護証の立場はま
赤十字のはじまりは、戦場で
の救護活動である。日々の業務
すます重要視されている。この
においては医療が先行し“救護〝
ミ 東海大地震の心配が叫ばれる
ヾ譲
という言葉は忘れがちであるが、
訓練においても、そのことを念
頭においての講演、映画等があり参加者は皆真剣な
表情で聴講していた。私自身大災害の経験といえば、
体験談、記録映画等から災害救護活動に対し再認識
子供の頃の伊勢湾台風の記憶が多少ある程度で心配
である。静岡駅前ガス爆発事故の講演には特に興味
ことさえ知らなかった私にとって今回の参加は大変
することができた。このような訓練が開かれている
を覚え、大災害の恐ろしさの一端を見たように思っ
有意義なものであった。実技においては救護時のロ
ープの結び方の指導を受けた。いつでも利用できる
た。一度に65名もの重軽傷者が搬入された静岡日赤
ように、不断の業務の中で生かせたらと思う。
の報告に、大地震時の第二日赤の状況を想像すると、
災害発生現場においては医療器具や衛生材料の供
敵慄すべきものであった。当院においても、そのよ
給も十分にいかない場合も多く、またその場での処
うな状況を想定した救急要員の動員計画の作成か必
要であると感じた。赤十字救護班は、その使命によ
置方法がその人の予後を決めるといっても過言では
りあらゆる状況下においても、その任務を遂行する
な救護活動が必要である。いつどこで発生するかわか
ため、′削二知識と技術を習熟し、迅速適確に行動し
らない災害救護活動に即応できるように各人がそれぞ
なければならないと思った。
れの立場でいざという時に何をすべきか日頃から考え
主事 広瀬匡彦
治療食の料理教室開く
ない。同様に院内での災害時も入院患者に対する適切
ておく必要があると思う。 看護婦 栓下ふみ江
当院に滝川小八事日赤学級設置
栄養課では毎日栄養相談を行っているが、そのほか
来る4月1日本院に市立滝川小学校身体虚弱学級
に昨年から曜日を決めて3∼4名ずつの調理実習を
が開設されることになった。こういった病院内学級
採り入れて、大変賽ばれている。糖尿病や腎臓病な
ど治療上必要な食事療法は、説明だけでは何となく
は他に市内3つの病院(国立名古屋、南生協、第一
日赤)へ同時に設置され、本院では第1病棟1階、
不安なようであるが、この実習で料理の二つや工夫
ボランティアルームを供与し、児童教育の場として
を実際に自分で作り試食して、案外簡単に覚えられ
もらうことにした。
楽しいものと好評をうけている。 栄養課
○ 対象者は1か月以上6か月未満の入院児童
○ 医師から学習への参加を許可された児童
○ 学習指導は専門教師1名
○ 学習時間は1日4時間
○ 指導教科は原則として全教科、全領域
〇 一人ひとりの学習日程は医師と連絡を密にし
て決定される
現在、病気で長期入院している児童は5名である、
また楽しい入学式(4月5日)を前に入院予約とな
っている児童もある。こういった児童にとって学級
喜十 塁 力、ソ ブ を 享 に
開設は、私共、大人の役割でもあり職員の皆さんの、
ご理解とご協力を願うものである。
名古屋第二日赤ニュース 第43号(7)
荒業蛋慧諾雷←…←■営営 聖経党営慧TJ営営
=
Y)ィ
ネ
ネ
鶴霊芝34−劍
b
束崇…慧漂壷諒貰素買蒜_、__、′、/_盟常等慧:慧警護驚謀▼諾
はじめてのティーパーリフト
まだ夜も明けきらす、眠い眠いと日をこすりなが
ら出発、中央道で日の出を貝ました。休日にこんな
に早く起きるのは久しぶりのことです。
私たち初心者にとってリフトに乗る時、降りる時
は非常に緊張するもの。究]る人ぞ知る薮原のティー
は別人。ソリ遊びに夢中の子供達、それを見守る親
の私。これかなかなか疲れる。ハラハラ、ドキドキ
の連続。左石確認なれノぞへのかつば、イ書号なれノてあ
りはしない。用意できればいつでもスタートする。
「あっ、上からへつびり腰のスキーヤフーか来る、あ
のスピード、あの距離、こりゃあやばい。「孔明危
い/」と叫んでも本人は無頓着「間一髪セーフ」(こ
パーリフト、丁の字になった棒を足の問にはさみ□
一ブに引かれていく、いオつばロープにたよってのぼ
っていくオつけて普通のリフトより少し技術を要しま
す。私たちは日赤スキーツフフーから離れないように
薬局の先生方と4人です/\っていました。事件はそ
のティーパーリフトでおこっ定のです。それぞれ慣
れないもので緊張して粟っていきました。「ウー、
助けて/」の声に後ろを振り向くと予想どおり、仲
間の匿一呂希望のYされノか僅りれ、係員に冷たくあい出
されていました。Yされノを残し3人で登ってゆくと、
先頭のA子されノ、余裕ありげにゲレ二ノデの友達に、
「オーイ」と手を振って∂∋ります。と、見る見るう
ちにA子さんか、小さく沈み、姿を見せたときは雪
の上にコケていました。終点に着いた2人は寂しく
も、脱落していった2人を見て笑い続けました。成
功率50%、楽しかったスキーの思い出の一場面です。
検査部 村上孝子
親子そろって大はしゃぎ
毎年恒例のスキー教室に始めて参加した。雪を見
早く順番かこないかなあ
れは親の昌、他人から見れば、ゆうゆうセーフ)こ
れノなことの連続。午後からは、皆で雪かけや雪合戦
に興じ、ようやく午前中の緊張から解放されて、ほ
っとひといき。帰路、車中での会話。
兄「あ父ちやれノ、どうしてスキーをしなかったの山
父「寒いと足か痛むからできない九ノだオつさ」
弟「暖かくなったらまたこようね。すべれるて」
ると異常なほどに興奮する子供達ゆえ、それはそれ
兄「でも雪かなくなるからすへフnないよ」
は、大喜び◎ 現地に到着するやいなや)、長男の孔明
兄尭「あ父ちやれノ、すべれないからかオついそう。」
は、雪の上をころげまオつり大変なはしゃぎよう。日
ヒ頁は動作のあまり機敏でない次男も、この目ばかり
スキーなど全くできない私であった。
司二二三持主■1
ナ イ タ ー ノゲ レ ン デ で
栄養課 樋口 強
(8)第43号 名古屋第二日赤ニュース
02.19 薬事委員会(新薬採用について、その他)
○……趣味
人事往来
①……抱負など
02.26 係長以上連絡会議(病院の保安について)
02.26 救急医療打合せ会(専門科別オン・コー
ル体制について、診療依頼救急患者に関
◇新任
嘱託看護婦(5−2)城戸脇君子2.8付
する件について)
○手芸、音楽鑑賞
①再び白衣を着ることができて
うれしい。初心を忘れずに頑
張ります。
4月の行事予定
04.1新任職員辞令公布式(於、研修所)
04.1∼3 新採用者オリエンテーション(於、研修所)
04.7 新採用者歓迎会(於、研修所)
准看護婦(NICU)城山秀子3.1付
○スキー、動物を飼うこと
04.9 管理会議(於、2−1ホール)
①もう一度、チャンスをいただ
04.23 係長以上連絡会議(於、2−1ホール)
いてNICUの勉強をしたいと
04.29 看護研究合同発表会(於、研修所)
思っています。ガンバルゾ一。
看護助手(1−3)坂田スミエ3.1付
○手芸、洋裁、読書
①新しい職場に一日も早く慣れ
るように努力したいと思いま
す。よろしくお願いします。
研究発表
●中村藁郎、石原明広 頭部血管撮影における濃度
補償フィルターの有用性(第23回東海4県放射線
技師合同研究会 57.1.17 於:浜松市)
●新谷彬、高安正和、斉藤清 破裂脳動脈癒部位診
断におけるCE−CTの意義(第5回脳神経CT研究
看護助手(中村)加藤エイ子3.1付
○読書、古寺めぐり
①姉が看護婦ですので私も頑張
会 57.1.23−24 於:東京)
●石井高博 屍体内保存臓器の組織学的検討(腎移
植普及会会議 57.1.26 於:東京)
りたいと思います。よろしく
●吉田篤博、両角国男、大倉聾暢 移植腎組織ワー
御指導の程お願いいたします。
クショップ第二日赤症例の報告
●山田宣夫 イムラン中止により軽快した肝障害例
嘱託医師(歯科):座馬隆明 3,1付
◇退職
嘱託看護婦:中島よね子(2.15付)
◇誕生おめでとう
主事 野村義明氏 次女沙恵香ちゃん 2月11日
お悔み申し上げます
看護婦 佐藤和せさん義母佐藤さく殿 2月2日
看護助手井戸節子さん実母井戸みな殿 2月15日
看護助手藤原加代子さん実父藤原九兵衛殿2月17日
2月の行事
02.1 薬事委員会(契約提示価検討、同種同効
薬品の整理、新薬採用について)
02.12 管理会議(病院の保安について、その後
の経営状態について、その他)
02.15 コンピューター推進委員会
02.18 防火映画上映(題名「あなたは火事の恐
ろしさを知らない」「サンパウロ・ジョ
エルマビルの惨事」)
●冨永芳博 腎移植後2年8カ月目に移植腎膿瘍を
合併した1例(以上第15回腎臓移植臨床検討会
57.1.29∼30 於:兵庫県宝塚市)
●小原節子、加村ひろみ プレデニンおよびサイク
ロスポリンAと作用機序に関する基礎的研究、腎
移植後の患者血清中の抗B細胞抗体の意義(腎移
植に関する基礎的研究会 57.2.12∼13於:東京)