2847 〔松田教授開講10周年記念論文〕 急性扁桃腺炎二織登セノレ「アヒレス腱炎治験例 金澤讐科大鐘耳鼻咽喉科學教室(主任松田教授) 讐學博士 渡 邊 孝 Takas/ii ”7alanabe (昭和16年5月1日受附) 内 容 抄 録 著者ハ50巌女子ノ急性扁桃腺炎護病後6日目二叢來 就キテ述べタリ. シ,護病後9日ニシテ全治セル爾測「アヒレス腱炎二 次 目 緒 論 統計的観察 症 例 主要文獄 総括並二考按 緒 我國二於ケル本症ノ報告ハ昭和3年鰐淵教授 ノ「アンギーナ」二綴獲セル「アヒレス腱炎症ナ 論 ス腱炎例二就キ述べタルが嗜矢ノ如ク,次デ 1921年フォン,アイケンが自験例ヲ學倉二詳細 ル題ノ下二東京讐1事新誌2553號1二摘載セシヲ嗜 二獲表セシヨリ,一般ノ注意ヲ惹クニ至リ, 矢トス.從來比較的本症ノ僅少ナリトサレタル ラットP一・・モ同様自験例ヲ述べ,ジーベンマン, ハ本症二封スル注意ノ足ラザリシ爲ト,扁桃腺 マイエル,ウフェノルデ氏等モ爾者ノ關係二就 炎ノ既二治癒シタル後二生ズルが四二,扁桃腺 キテ記載セリ.扁桃腺が諸種全身的疾患ノ侵入 炎ト關係ナク,感胃二原因セル痛風様疾患ト考 門戸トナルハ周知ノ事實ニシテ,其ノ報告例甚 ヘラレタル爲ナラン.然レドモ近時漸ク報告例 ダ多シ.師チ扁桃腺ヨリ惹起サル・疾患ハーハ 増加シ,余ノ渉猿セシ範園内二於テモ80例ヲ算 全身叉ハ遠隔器宮=,他ハ扁桃腺ノ隣接器官ヲ ス.而モ其ノ報告タルや耳科欝ノミナラズ,外 侵ス.前者二驕スルモノハ敗血症,膿毒症, 科讐=依ルモノ甚ダ多キヲ見ル.外國=テハ 「ロイマチスムス」,腎臓病,關節炎,贔垂炎,心 1917年りt一・・ネルハPeritendiniti der Achillessehne 筋炎,心嚢炎,静脈血栓,淋巴腺炎,肋膜炎, als Metastase von Anginaトシテ軍隊二於テ腺 肺炎,筋炎,腱炎等ナリ(余ハ最近右側急性扁 窩性扁桃腺炎ヲ経過セシユ7例ノ定型的「アヒレ 桃腺周園膿瘍ヨリ轄移性眼炎其他全身諸臓器二 [ 91 ] 2848 渡 邊 開学性膿瘍ヲ來セル敗血症ノ1例二遭遇シ,:二 巴ノ流レト共二鎖骨下静脈二二レバ,諸種:器官 二スルノ機魯ヲ得タリ.詳細ハ原著トシテ獲表 二韓移ヲ來スガ,此ノ韓移ノ特徴ハ同一系二叉 ノ二二).ア四四疾患ハ果シテ扁桃腺炎ヲ惹起 ハ同一種類ノ器官二來ル事多ク,主トシテ關節 セル病原菌叉ハ其ノ毒素二四ツテ起ルモノナル 腔,胸腔,腹膜,心嚢,腱鞘二二好ンデ來ルモ や否やハ未ダ判然セザレドモ,ウフェノルデ二 ノナリ.余ハ最近急性扁桃腺炎罹患数6日ニシ 等ノ云フ痛風様疾患ト考フルヨリモ,フォン, テ爾側「アヒレス腱炎ヲ惹起シ,「アヒレス腱炎 ア’イケン,鰐淵教授ノ云ヘル,シスチーム,イ 護病後9日ニシテ全治セル症例二遭遇シタレ ンフェクチオント考フルが當ヲ得タルモノデァ バ,之が報告ヲナシ,併セテ本邦文獄二現レタ リ,叉有力ナルが如シ.扁桃腺ヨリ病原菌が淋 ル80例二就キ統計的観察ヲ試ミントス. 症 例 フ運動二一スル疹痛ハ輕度ナリ.右側「アヒレス腱部 患者 50歳, 女, ∠1、使 輕度ノ塵痛ヲ訴フル外異常所見ヲ認メズ.依ツテ入院 初診 昭和16年2月25日 主訴 咽頭痛.家族歴,既往歴二特記スベキモノナ 安翻ヲ守ラシム・入院時ノ全身所見ハ髄格小ナレドモ, ク,初潮ハ17歳二護來シ’,淋疾,徹毒共二否定ス. 骨酪,筋肉,皮下脂肪護達良好ニシテ,脈搏110,整 現病歴 2月22日頃ヨリ咽頭痛アリ,次デ嚥下痛ヲ 調,多少ナレドモ緊張良,肺臓,心臓,腹部諸臓器二 塁攣ナク,膝蓋腱反射正常,橡尿,検便下血シ異常ナ 來スニ至リ外來ヲ訪レタルモノナリ. 局所,々見耳二異常ナク.鼻腔ハ鼻中隔爾五二秘 シ. 曲,咽頭二著攣ナシ.咽頭ヲ橡スルニ園圃口蓋扁桃腺 血液所見 赤血球509万,白血球6933,血色素97% 開申等度ノ黒藻,輕度ノ腫脹ヲ示シ,爾側側索ニハ申 (ザーり一),中性嗜好性白血球66%,淋巴球26%,大 等度ノ護赤,腫脹アリ.扁桃腺窩ノ塗抹標本ヨリ双球 軍核球及ビ移行型6%,「エオジン嗜好白血球2%, 菌ヲ得タリ.滋養37.3。C依ツテ「チオピス」2cc皮下 赤沈30!(14)mm,1。(30),2。(66),24。(140),「アヂ 注射,含漱剤ヲ與へ葭垣セシム.翌日新郎扁桃腺及ピ プロソ」,「ルジール」,「ビタミン」B,C投輿翌28日咽 側索ノ護赤,腫脹共催可成リ滅遽シ,咽頭痛著シク緩 頭所見殆ド正常二復ス.左側「アヒレス腱部護赤,腫 解セリ,然ル爆死・々口師チ咽頭痛ヲ畳ヘシヨリ6日目 脹可成リ減退シ,墜痛,退行時ノ疹痛輕度.足關節屈 起床時左側「アヒレス腱部二激烈ナル疹痛ヲ來シ辛ウ 伸時雨痛全クナシ.3月1日右「アヒレス腱部疹痛全 ジテ歩行來院ス.咽頭所見ハ前日ヨリー層輕侠シ,極 ク消失シ,左側「アヒレス腱部護赤全クナク,腫脹輕 メテ軽度ノ護赤ヲ認ムルノミ,左側「アヒレス腱部ハ 度,自然護痛全クナク,歴痛殆ドナシ.3月2日左側 銀骨附着部ヨリ約5.5cm上方輕度ノ護赤ト申等度ノ腫 腫脹,疹痛全ク鋏如ス.然ルニ3月5日左閲「アヒレ 脹ヲ呈ス.「アヒレス腱ヲ指頭ヲ以テ計測スル㍉右 ス腱部二腫脹輕度二現ル・モ,護赤,疹痛全クナシ. 側ノ約1・5倍ノ厚サヲ示ス.自酌痛一端度,可成リ激 3,月6日腫脹減退シ,7日全ク消失返院ス.以後自, 烈,歩行ハ辛ウジテ可能ナリ.足關節ノ前後左右二向 他国的症状共攣化ナシ. 総括並島 考按 急性或ハ慢性扁桃腺炎r一合併叉ハ縫護スル疾 受ケタル事ナク,原因或ハ誘因ト考ヘラル、モ 患諸種アレド,其等ノ中感染経路ノ不明ナルノ ノハ,二二急性口蓋扁桃腺炎以外存在セズ.而 ミナラズ,扁桃腺トノ因果關係ノ有無判然セザ モ扁桃腺炎獲病後「アヒレス腱炎ノ最モ多ク生 ルモノアリ.然レドモ余ノ症例二於テハ既往二 ズルト考ヘラル・6日目(一般二6一一7日二二 關節炎,「ロイマチス」様疾患=罹患シタル事ナ モ多シ)二而モ扁桃腺炎ノ殆ド治癒二二於テ, ク,爾側「アヒレス腱部ノ打撲共ノ他ノ損傷モ 突如トシテ襲病セシモノニシテ,而モ症歌ノ激 [ 92 ] 急性扁桃腺炎二巴護セル「アヒレス腱炎治験例 2849 甚ナルニ反シ,極メテ速二炎症ノ浩退セシバ, 合セバ興味アル事實ナラン.一般二小見及ビ老 「アンギ門ナ」二縫護セル「アヒレス腱炎バー・般 入ニハ稀ナルモ,本四ハ50歳女子=來リタルモ 二化膿スル事ナク,叉機能障碍モ遺ス事ナク ノニシテ,激シキ勢働二從事スルモノニモ非 治癒スルモノナルガ,余ノ症例モ同様ナル維 路ヲ辿りシ黙ヨリ扁桃腺炎トノ二二何等カノ關 ズ,長時問立位ニァルキノニモ非ザレバ,直壁 的諸子件及ビ艘質二重要ナル因子ヲ求メザルベ 係ノ存在セシバ想像スルニ下野ラズ,所謂「シ カラズ.債i「アンギーナ」二縫:獲セル「アヒレス ’ ステe一・ム,インフ=クチオン」ト思惟スベキモ 腱炎報告書耳科讐ノミナラズ,外科讐二依ルモ ノナラン.而モ扁桃腺窩ノ塗抹標本ヨリ双球菌 ノ甚ダ多シ. ヲ興野セシハ,一般二連鎖性球菌ノ多キ事二照 統 計 的 襯 察 余ハ金澤讐科大學附驕圖書館二二ノ文献ヲ野 ノ他筋肉勢働者二多シト云ハル・モ,余ノ統計 猿シ,80例ヲ蒐集シ得タリ。此ノ中野壁上明瞭 =於テハ職工12例,女中6例,看護婦,藝妓, 家嫡共二各々4例,讐師,女給,事務員各々2 ナルモノニ:就キ統計的観察ヲ試ミタリ. 性別 森久保男:女=1:7,星,岡田0:6, 例,酌婦,娼妓,難役婦,女小使,蓮:縛手,蓮; り 高梨10:12,中村,勝田ハ男性ハ女性ヨリ遙力 =多シト云フモ,余ノ場合33:36ニシテ性別四 二意義ヲ認メズ. 蒋手妻,代書業,倉肚員妻,女下生,料理店 主,女早,花屋,無職,三半各1例=シテ,筋 肉勢働者最モ多ク,次ヂ立位ニテ働ク者一斗 年齢 森久保8例中10代2例,20代5例,30 む 代1例,星,岡田6例中10代2例,20代4例, 高梨22例中IO代1例,20代14例,30代6例,40 傾向ハ見ラレザルが如シ.森久保,(星,岡田) 代1例ナルモ,余ノ場合10歳以下1例(♀),10 共二6−12月男主トシテ稜病スルモ,症例数ラ 代7例(9),20代35例(♂7,♀12,他ハ不明), 重ヌレバ何レノ月二多シト云フヲ得ズ.邸チ余 30代14例(♂10,94),40代1例(9),50歳2 例(61,?1),ニシテ10−30代ノ青肚年期殊 ノ場合1月(1),2月(5>,4月(3),5月 (2),6月(3》,7月(3),9月(2),10月 二20代二四モ多シ.印チ野津町シク且ツ扁桃腺 (3),11月(1),12月(4・)ナリ. の 嚢病月冬期二三シト云ハレタルモ,一定ノ ゆ り む 護病二至ル日数 澤野二依レバ5−10日最多 炎二罹患スル機禽多キ青肚年期二多ク,小見, む り む る む む リ 老人二少シ,之等例外ハ罷質的素因二丁ル程度 ナリト,余・ハ1口(1),3日(3),4日(3), 5日(2), 6日(9), 7日(11), 8日(3), 9 蹄スベキヲ餐當トセン. !ヨ(4), 10日(5), 12日(3), 13日(1), 16日 側別 森久保(爾働4,左側3,右側1), む シ. の 星,岡田(3,2,1),高梨(12,5,5)ニシテ何レ (1),18日(1),3−5日(5)ニシテ,早キハ モ爾側最:多,余ハ28(611,917),15(65,♀9, 當日,遅キハ18日目二起ル.印チ扁桃腺炎次第 不明1),7(61,♀6)ニシテ爾側最:多,次デ 二快方二等ヒ,熱モ次第二下降シ來ル時,叉ハ 左側(男女共)多シ,爾開墾サル、場合ハ左右同 殆ド全ク症朕ノ浩槌シクル時期二「アヒレス腱 時ナルカ,左右何レカ犯サレ,次デ他側犯サル ・モノナルガ,余ノ場合同時ノモノ4例,時期 ヲ異=スルモノ7例(左側先行5例,右側先行 ノ犯サル・事:多シ.以上52例中20例ハ6−7日 ナリ. 腱炎全維過 「アヒレス腱炎護病ヨリ治癒二 の 職業何レノ報告モ女中,藝妓,看護婦,其 ● ゆ ゆ 至ル期聞早キハ2日,遅キハ30日二子ブ.印チ 2例)ナリ. 2日(2), 3日(2), 4日(3),5日(4), 6 ● [ 93 ] 2850 渡 日(5), 7日(9), 8日(2), 9日(1), 10日 扁桃腺炎罹患中ノ獲熱ハ主トシテ,卒熱ヨリ (3), 13日(五), 14日 (3), 16日(2), 19日 41。C=及ビ,37。C以下(2>,38。C迄(14), (1), 20日 (1), 21日 (1), 22日 (1), 30日 39。C迄(5),40。C迄(5),410C迄(1)ニシ (1),数日(2),3−8日(13),以上57例中9 テ「アヒレス腱炎ハ熱ノ下降期,主トシテ亭熱 例ガ7日ニシテ,主トシテ1週聞前後sテ化膿 ヨリ37−38。Cノ間二三ル事多シ. スル事ナク,又機能障碍ヲ遺ス事ナク治癒スル 血液所見赤沈何レモ促進ス.赤血球480一 む き ゆ モノナルガ,安静ヲ守ラザレバ再燃シ長ビク. 518萬(480,488,493,509,518)=シテ正常値 獲病原因 扁桃腺炎(42),「アンギーナ」(25), ナリ.白血球6200−15300(6200,6933,7200, 慢性咽頭炎(1)ニシテ,以上ノ中扁桃腺周煙炎 9600,9650,10800,15100,15300)=シテ過・牛藪 ヲ合併セシモノ5例(同側4,反封側1),扁桃 白血球増加ヲ示ス.血色素(Sahli)76−98%(76, 腺周團膿瘍7例(同氏4,一側膿蕩ヨリ下側腱 82,88,97,98)ニシテ大饗正常値ナリ. 炎2,雨雫膿瘍ヨリ爾側腱炎1)ニシテ,殆ド 白血球種類ハ:N50−67.5%(50,54,54,61, 扁桃腺炎叉ハ「アンギーナ」ヲ併獲或ハ先駆セル 66,675), L 20−37.5% (20,26,35,35,36, モ,等等ト「アヒレス骨炎ノ程度トハ必ズシモ 37.5),Mu. U.2.5−9%(2.5,6,6,6,7,9), E 併行セズ. O。5−5%(O.5,1,2,2,2.5,5), ]BO−25%(0, 0,0,1,2・5)r一シテ多少ノ「エオヂノフィリ一一」 再三 以前「アヒレス腸炎ヲ1−3回経過セ リ シモノ12例ニシテ比較的多キヲ知ル.印チ個人 ノ感アル外著攣ナシ.以上血液所見上正常値ヲ 的禮質モ「アζレス腱炎獲生二重大ナル意義ア 越ユルモノアレド,コハ「アヒレス腱炎二依ル ルモノ1・云フヲ得ン,経過回数ヲ記スレバ1回 ヨリモ,合併或ハ先騙セル扁桃腺炎,扁桃腺半 (5),2回(4),3回(3)ナリ. 開炎乃至開聞膿瘍,其他二依ルト解スノレが胃壁 ナラン.即チ「アヒレス腱二依ル血液所見ハ正 樹「アヒレス腱部腫脹,護赤,疹痛,惨痛ハ 常管内ニアルヲ知ル. 大部分二戸スルモ,熱感ハ比較的少キが如シ. 「アヒレス腱部以外ノ照雨ヲ來セシモノ腰部 徽毒血清反響6例共陰性ナリ.伺槍尿上蛋白 (2), 爾∬叫号罰倉行(1), 足最庶(1), 足房罰節(9), 陽性・陰性相牟シ(扁桃腺炎二因ルモノナラン), 外股筋(1),腓腸筋(1),三角筋(エ),爾側四 糖陽性1例ノミ. 療法 安静ヲ第一トス.然うザレバ漫性歌態 頭股筋(1)ノ17例ヲ算ス. む ゆ 二移行シ,「アヒレス腱肥厚ス.次ヂ局所漁民, 細菌 大藤其他バー般二溶血性連鎖歌球菌多 む の シト云フモ,余ノ場合連菌(2),葡萄菌(2), 熱早堀,赤外線,紫外線照射,「ザリチル酸剰 (蓮+葡)3,双球菌(1)ニシテ,必ズシモ連菌 内服,「ズルフォンアミド謝注射及ビ内服,「ア ニハ非ザルが如シ. スピリン」,「アルバジル」,「アヂプロン」内服, 「ゲリゾン」内服,注射「ヤトレン」,「ダンケ 血液培養血液培養セシト記載セル5例開平 む む 性ナルヲ見レバ,血液培養ヨリ細菌丁丁ハ例外 ルン」,「チオビス」注射等種々アリ. 二薦スベキモノナランカ. (稿ヲ終ルニ臨ミ御校閲ヲ辱ウセル恩師松田敏二 獲平骨ド総テ扁桃腺炎ヲ合併叉一先騙スル 二深謝ノ意ヲ表ス.二本症例ハ53回北陸地方會ニ の ヲ以テ「アヒレス腱炎二依ル獲熱ハ不明ナルモ テ供鷺セリ). 主 要 文 獄 1) G. V. Th. Barries: Zeitschr. f. II. N. u. Ohr. Ileill〈. Bd. 28, S. 586, 1931. 2) v. [ 94 ] 2851 急性扁桃腺炎二縫嚢セル「アヒレス腱炎治験例 Eicken: Verh. Ges. deutsch. Hals−usw. 1921. 署界展望,104號,13頁. 3)鰐淵源,東京醤事新誌,2553號,43頁,昭和 咽喉科臨床,33巻,3號,203頁. 3年. 耕作,日本醤事新報,971號,27頁. 4)田上,相川,東京醤事新誌,2812 號,188頁. 5)’高梨利助,實験醤報,295號, 9)勝田暴一耳鼻 10)森戸 11)赤 久保蔑,耳鼻咽喉科,13巻,8號,563:頁. 12) 900頁. 6)申村,勝田,耳鼻咽喉科臨床,33 澤野蓬i轟頁B,第388回外科集團會. 13)星, 巻,3號,198頁. 岡田,威醤會誌,58巻,ユ0號,1663頁. 7)長谷川罎縄,耳鼻咽喉 科臨床,31巻,4號,859頁. 8)花田二徳, 大藤敏三,耳鼻咽喉科,5巷,1015頁. ( 95 ] 14)
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