実験動物学実習

科目名 実験動物学実習
(英語表記)Practice of Laboratory Animal Science
配当〔2 年次後期、4 年次後期計 1 単位
〔コーディネーター
猪股
必修
実習〕
智夫(実験動物学研究室)
〕
授業の概要
実験動物福祉の理念を理解したうえで、投与、採血、麻酔鎮痛、安楽死、剖検などの基本的動物実験手技を修得する。
動物実験計画書の立案方法を学ぶ。実験動物の品質保証をするための遺伝モニタリングや微生物モニタリング、発生工
学の基礎技術を学習する。
教育目標
(ねらい)
実験動物学における実践的技術を修得するとともに、基礎ならびに応用獣医学分野で必要となる科学的思考力、応用力
を養う。
到達目標
成績評価方法
の割合
実験動物福祉に配慮した動物実験の実践について理解し、動物実験の基本手技を実施できる。
実験動物の品質保証をするための方法を理解し、実施できる。
定期試験ならびにレポート:50 %、平常点:50 %、2/3 以上の出席を必須とする。
教科書
参考文献
獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠 実験動物学 (朝倉書店)
実験動物の技術と応用 実践編(アドスリー)
履修条件
なし。
学習課題
マウスの解剖学的、生理学的特性を理解しておくことが望ましい。
(予習・復習)
オフィスアワー
回
Eメールにて随時。
担当者
連絡先:a-tsukamoto××@azabu-u.ac.jp
授業内容
1
阪口
内山
動物実験と実験動物福祉:動物実験の意義、実験動物福祉の基本理念を理解したうえで、「科学的かつ倫理的な動物
実験」の実施法を学ぶ。マウスとラットの飼育方法を学習する。
2
阪口
内山
マウスの特性とその取扱い:マウスの特性を理解し、外観観察法、保定法、個体識別法などの基本手技を修得する。
3
阪口
内山
性周期の評価、交配法:マウスにおける性周期の判定法ならびに交配法を学習する。
4
阪口
内山
マウスにおける投与法:基本的な投与法(腹腔内投与、皮下投与、経口投与)を学習する。
5
田原口
藤野
マウスの安楽死、剖検:代表的な安楽死法を学習し、その選択方法ならびに実施するうえでの注意点について学習す
る。剖検法の基本手技を修得する。
6
田原口
藤野
ラットの特性とその取扱い:ラットの基本的な特性を学習したうえで、保定法、個体識別法、投与法を修得する。
7
田原口
藤野
ラットの安楽死、剖検:ラットにおける安楽死ならびに剖検の手技を学ぶ。ラットの解剖学的特性を理解し、それに基づい
た採材方法を修得する。
8
田原口
藤野
動物実験計画書の作成:動物実験計画書の作成と審査の概要を理解し、動物実験の計画立案方法を修得する。
9
田原口
藤野
採血法:齧歯類における代表的な採血法を学習し、修得する。
10
田原口
藤野
麻酔法、鎮痛法:実験動物における麻酔、疼痛管理の目的を理解し、状況に応じた薬剤の選択方法を学ぶ。マウスにお
いて麻酔を実施し、麻酔深度ならびにバイタルサインの評価法を修得する。
11
阪口
内山
微生物モニタリング:微生物モニタリングの目的ならびに方法を学び、検査方法を修得する。
12
阪口・
内山
発生工学:発生工学の基礎技術を学習し、理解する。マウスの採卵ならび精子採取を行い、体外受精法、子宮移植法を
学習する。
13
阪口
内山
発生工学:受精卵の保存法ならびに評価法について学習する。
14
阪口
内山
実験動物の遺伝学的品質:遺伝モニタリングの意義とそれに用いられる検査法を学習し、その手技を修得する。
15
阪口
内山
試験