リハビリテーション学科 作業療法学専攻3年 作業療法の倫理管理 OT 対象学科 必修・選択 配当年次 必修 3年 担当者 開講時期 前期 授業形態 講義 田中 文男 単位数 1 単位 授業時間数 20 時間 授業回数 評価 の 方 法 科目名 単位認定試験 70% 受講態度 30% 10 回 1.職業人として必要な倫理,責任について説明できるようになる。 到達目標 2.組織構成の基本について説明できるようになる。 3.作業療法部門の管理運営方法の基本がわかるようになる。 作業療法士の職域は,保健,医療,福祉にととどまらず,企業等にも拡大しつつある。また近年の作業 療法士数の増加により,多くの作業療法士を配置する施設が増える一方で,1人職場の作業療法士も多く, 授業の概要 それぞれの勤務環境に応じた管理・運営面の能力が必要とされる。専門職としての必要な知識・技術だ けでなく,職業倫理や職場とする機関の管理・運営,位置付けに関する事項を理解し,組織が有効に機 能するよう努めることが不可欠となる。その概要を臨床実習の前後に学ぶことで理解を深める。 学習者への期待 日常の挨拶や報告・連絡・相談,それらにおける適切な用語の使い方等を意識し,学習に臨んでください。 (含準備学習) 回数 授業計画 1 職業人としての倫理 2 日本作業療法士協会の倫理綱領 3 作業療法士の職業指針 4 作業療法士の社会的責任 5 組織について 6 組織の目的と目標設定 7 役割について 8 部門管理と運営 9 診療に関する記録・報告 10 診療報酬 教科書 参考文献 「標準作業療法学専門分野作業療法学概論」岩崎テル子編,医学書院 「入門リハビリテ-ション概論」中村隆一・佐直信彦他編,医歯薬出版株式会社 「保健・医療職のための生命倫理ワ-クブック-本当によいことなのか,もう一度考えてみよう-」吉川 ひろみ,三輪書店 3年 備考 - 305 - リハビリテーション学科 作業療法学専攻3年 対象学科 必修・選択 配当年次 担当者 作業療法研究法 OT 必修 3年 開講時期 前期 授業形態 講義 荒井 隆徳 単位数 1 単位 授業時間数 20 時間 授業回数 レポート 100% 評価 の 方 法 科目名 佐々木 美智子 10 回 ・作業療法における研究の進め方について説明できるようになる。 ・文献検索の方法を理解し,実践できるようになる。 到達目標 ・研究疑問に対して適切な研究デザインを選択できるようになる。 ・研究計画書の書き方を理解し,作成することができるようになる。 ・研究発表,論文の書き方を理解し,実践できるようになる。 今後,作業療法の実践場面で遭遇する問題を自ら解決していくために,作業療法に関係する研究法の基 授業の概要 礎について学ぶ。作業療法学研究について,歴史,概論,方法,テーマ,デザイン作成等を学び,また 文献抄読からその内容を理解し,多くの専門知識を身につける。実際に研究計画書の作成や文献検索の 演習を行いながら,研究計画の立て方や研究の過程と手順,研究発表の仕方,論文の書き方を学習する。 学習者への期待 常に興味や疑問を持って講義に臨んでほしい。 (含準備学習) 事前課題も含め,演習では積極的に取り組み,自主的に行動できるよう努めてほしい。 回数 授業計画 1 作業療法と研究,研究疑問と研究様式 佐々木 美智子 2 研究の流れ,研究の倫理と管理 佐々木 美智子 3 (演習)文献検索の方法の理解と実践 佐々木 美智子 4 (演習)文献抄読と文献カード作成 佐々木 美智子 5 研究デザイン①総論 佐々木 美智子 6 研究デザイン②各論 シングルケース実験法の実際 荒井 隆徳 7 研究デザイン③各論 症例研究の実際 荒井 隆徳 8 (演習)研究計画書の書き方の理解 佐々木 美智子 9 (演習)研究計画書作成 佐々木 美智子 10 研究発表の仕方,論文の書き方 教科書 3年 参考文献 佐々木 美智子 「作業療法士のための研究法入門」鎌倉矩子他著,三輪書店 適宜紹介する 備考 - 306 - リハビリテーション学科 作業療法学専攻3年 対象学科 必修・選択 配当年次 作業療法演習Ⅰ(臨床医学分野) OT 選択 3年 担当者 開講時期 後期 授業形態 演習 佐直 信彦 単位数 1 単位 授業時間数 20 時間 授業回数 評価 の 方 法 科目名 三友 紀男 単位認定試験 80% 受講態度 20% 10 回 作業療法士として臨床の場で,作業療法の知識と技術が実践的に展開できるようになる。 到達目標 3年間で学んだ知識と技術を整理する時間とする。卒業後の活動における作業療法士として必要な総合的能 授業の概要 力を統合させることを目的とし,これまで学習した内容において,特に臨床医学分野に関して整理する機会と する。最新の臨床情報を教授し,卒業後専門職として活躍できるように準備を行う。 学習者への期待 (含準備学習) 1.授業で使用するレジュメに従って予習すること 2.復習は授業の終わったその日のうちに必ず行うこと 3.授業で理解できなかったところはそのままにせず,自分でも調べ,疑問は質問すること 回数 1 2 3 授業計画 リハビリテーション医療と作業療法:リハビリテーションの理念,サービス,制度 リハ関連職種とチームアプローチ,クリニカルパス リハビリテーション医療における診断と評価: ICDとICF,廃用症候群 作業療法が対象とする主な疾患:病態,機能障害,活動制限の視点から学習する。 ①脳血管疾患,脳損傷,脊髄損傷 佐直 信彦 佐直 信彦 佐直 信彦 4 ②神経変性・脱髄疾患 佐直 信彦 5 ③末梢神経疾患,筋疾患(神経筋接合部疾患を含む) 佐直 信彦 6 ④呼吸器疾患 三友 紀男 7 ⑤循環器疾患 三友 紀男 8 ⑥消化器疾患,泌尿器疾患 三友 紀男 9 ⑦内分泌疾患,膠原病,血液疾患 三友 紀男 10 ⑧代謝疾患,老年期疾患 他 三友 紀男 教科書 参考文献 特に指定しない 必要に応じ授業の中で紹介する。 3年 備考 - 307 - リハビリテーション学科 作業療法学専攻3年 単位認定試験 作業療法演習Ⅱ(専門分野) OT 対象学科 必修・選択 配当年次 選択 3年 担当者 開講時期 後期 授業形態 演習 山口 志津枝 単位数 1 単位 授業時間数 20 時間 授業回数 評価 の 方 法 科目名 100% 10 回 ・作業療法の概要が説明できるようになる。 到達目標 ・各評価の目的と意義,方法を説明することができ,結果の判定ができるようになる。 ・各疾患を理解する上で必要な知識を挙げ,病態が説明できるようになる。 ・各領域における主要疾患について,病態を基に適切な作業療法が説明できるようになる。 3年間で学んだ知識と技術を整理する時間とする。卒業後において作業療法士として必要な総合的能力 授業の概要 を統合させることを目的とする。これまで学習した内容のうち,特に作業療法専門分野に関して整理す る機会とする。最新の臨床情報を教授し,卒業後専門職として活躍できるように準備を行う。 学習者への期待 今まで学んだ全ての知識,技術を整理する時間があるため,予習・復習が必須です。学習計画をきちん (含準備学習) と立て,計画性を持って取り組んで下さい。 回数 授業計画 1 作業療法概論,作業活動 2 作業療法評価 3 身体障害領域・高齢期障害領域の作業療法 4 精神障害領域・発達障害領域の作業療法 5 整形外科疾患とリハビリテーション 頸部・体幹 6 整形外科疾患とリハビリテーション 上肢 7 整形外科疾患とリハビリテーション 下肢 8 運動器の障害の病理学的背景 9 内蔵器・循環器の異常と病理学的背景 10 臨床心理学的観点とリハビリテーション 「標準作業療法学 専門分野 作業療法学概論」岩崎テル子編,医学書院 「基礎運動学」中村隆一他著,医歯薬出版株式会社 「標準作業療法学 専門分野 作業療法評価学」岩崎テル子他編,医学書院 「標準作業療法学 専門分野 身体機能作業療法学」岩崎テル子編,医学書院 教科書 「作業療法学全書 作業治療学1 身体障害」菅原洋子編,協同医書出版社 「標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 精神医学」上野武治他編,医学書院 「精神障害と作業療法 治る・治すから生きるへ」山根寛著,三輪書店 「標準作業療法学 専門分野 精神機能作業療法学」小林夏子編,医学書院 後日指定する 3年 参考文献 後日指定する 備考 - 308 - リハビリテーション学科 作業療法学専攻3年 対象学科 必修・選択 配当年次 作業療法治療学演習 OT 必修 3年 担当者 開講時期 通年 授業形態 演習 単位数 2 単位 授業時間数 30 時間 授業回数 課題 100% 評価 の 方 法 科目名 山口 志津枝 須藤 あゆみ 道又 顕 15 回 ・各領域の主要疾患の評価に必要な知識を用い,評価計画を立案することができるようになる。 到達目標 ・各領域の主要疾患において,根拠のある効果的な治療プログラムを立案することができるようになる。 ・領域,疾患,病期に適切なリスク管理や注意事項を挙げることができるようになる。 ・適切な技術で評価を実施することができるようになる。 領域別,疾患別に学んだ治療学の演習を行う。臨床において実践出来るように,基本的な評価・治療の 授業の概要 知識と実技の確認,リスク管理や注意事項も含めたより実践的な演習とする。また同じ治療であっても, 治療における自己の活用が個人で出来るようになることを目標とする。 学習者への期待 演習であるため,積極的に参加し,活発な討議を行うこと。 (含準備学習) 回数 授業計画 1 授業ガイダンスと作業療法プロセスの復習,評価と治療の考え方 山口 志津枝 2 精神障害:評価,治療の考え方 須藤 あゆみ 3 精神障害演習:症例の評価計画立案 須藤 あゆみ 4 精神障害演習:症例の治療計画立案 須藤 あゆみ 5 精神障害演習:治療計画発表 須藤 あゆみ 6 発達障害演習:症例の評価計画,臨床像の理解 橋浦 樹里 7 発達障害演習:症例の目標設定,治療計画立案 橋浦 樹里 8 身体障害・高齢期障害:身体障害急性期(評価,治療の考え方と事例紹介) 道又 顕 9 身体障害・高齢期障害:高齢期障害急性期(評価,治療の考え方と事例紹介) 道又 顕 10 身体障害・高齢期障害:回復期~維持期(評価,治療の考え方と事例紹介) 山口 志津枝 11 身体障害・高齢期障害演習:演習の進め方,症例の評価計画立案 山口 志津枝 12 身体障害・高齢期障害演習:評価の実施 山口 志津枝 13 身体障害・高齢期障害演習:症例の治療計画立案 山口 志津枝 14 身体障害・高齢期障害演習:治療の実施 山口 志津枝 15 身体障害・高齢期障害治療発表 山口 志津枝 「標準作業療法学 専門分野 作業療法学概論」岩崎テル子編,医学書院 「標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 精神医学」上野武治他編,医学書院 「精神障害と作業療法 治る・治すから生きるへ」山根寛著,三輪書店 教科書 「標準作業療法学 専門分野 精神機能作業療法学」小林夏子編,医学書院 「標準作業療法学 専門分野 作業療法評価学」岩崎テル子他編,医学書院 「標準作業療法学 専門分野 身体機能作業療法学」岩崎テル子編,医学書院 「作業療法学全書 作業治療学1 身体障害」菅原洋子編,協同医書出版社 3年 参考文献 備考 - 309 - リハビリテーション学科 作業療法学専攻3年 レポート 対象学科 必修・選択 配当年次 地域作業療法学実践 OT 必修 3年 担当者 開講時期 前期 授業形態 講義 熊谷 竜太 単位数 1 単位 授業時間数 20 時間 授業回数 評価 の 方 法 科目名 100% 10 回 1.領域別の地域における作業療法士の実践について説明できるようになる。 到達目標 2.地域で作業療法を実践するために必要な知識や技術を挙げることができるようになる。 障害を持ちながらも,その人らしく地域で生活を送ることができるようになることは,リハビリテーショ 授業の概要 ンの目標である。この目標を達成するためには,地域の社会資源や,そこに関わる関連職種との連携が不 可欠である。それぞれの職種の役割を知ることで,改めて作業療法士が担うべき役割やそのために必要 な知識や態度を学ぶ。また,法制度と作業療法との具体的な関わりを学び,臨床で活用出来るようにする。 学習者への期待 (含準備学習) 1年次,2年次に受けたそれぞれの科目の知識が基盤となっている。授業を受ける上では,必ず復習が 必要である。授業には,積極的な姿勢で臨むこと。 回数 1 2 授業計画 地域における精神科作業療法の実践 ~精神科デイ・ケアにおける具体的な介入について~ 地域における精神科作業療法の実践 ~精神科領域の訪問分野における具体的な介入について~ 熊谷 竜太 熊谷 竜太 3 地域における精神科作業療法の実践 ~認知行動療法・SSTの理論について~ 熊谷 竜太 4 地域における精神科作業療法の実践 ~ SSTの実践について~ 熊谷 竜太 5 対象者の地域生活を支える制度について 土井 勝幸 6 老人保健施設におけるリハビリテーションの実践について 土井 勝幸 7 作業療法士の地域社会に向けた活動について 土井 勝幸 8 在宅生活を支援するとは何か 鈴木 美帆 9 在宅生活を支援するために必要な知識や技術について 鈴木 美帆 10 訪問作業療法の実践について 鈴木 美帆 教科書 参考文献 特になし 特になし 3年 備考 - 310 - リハビリテーション学科 作業療法学専攻3年 臨床総合実習セミナー OT 対象学科 必修・選択 配当年次 必修 3年 担当者 開講時期 集中 授業形態 演習 単位数 1 単位 授業時間数 20 時間 授業回数 評価 の 方 法 科目名 佐直 信彦 田中 文男 須藤 あゆみ 山口 志津枝 佐々木 美智子 橋浦 樹里 戸田 祐子 熊谷 竜太 レジュメ 30% 発表 30% 参加状況 30% 実習達成度 10% 10 回 ・臨床実習Ⅲ・Ⅳで経験した症例について,レジュメにまとめることができるようになる。 到達目標 ・臨床実習Ⅲ・Ⅳで学んだことを他者にわかりやすく伝えることができるようになる。 ・臨床実習Ⅲ・Ⅳで学んだことについて,他者とディスカッションができるようになる。 ・自身が目指す作業療法(士)に近づくための目標を明確にできるようになる。 臨床実習Ⅲ(臨床総合前期)での経験を振り返り,実践を再考し,臨床実習を経て完成させた症例報告 の発表と討議を実施する。次の臨床実習Ⅳ(臨床総合後期)に向け,学習面だけでなく情緒面の再調整 授業の概要 も行なっていく。臨床実習の長期間にわたる緊張や不安,その中で得られた達成感,喜び等を他学生や 教員と共有し,次の実習や作業療法士として働くための望ましい態勢を作っていく。 学習者への期待 ・事前準備をしっかり行い,積極的に参加すること。 (含準備学習) ・発表のルール,提出物の期限を守ること。 回数 授業計画 1 症例検討① 2 症例検討② 3 症例検討③ 4 症例検討④ 5 症例検討⑤ 6 症例検討⑥ 7 症例検討⑦ 8 症例検討⑧ 9 症例検討⑨ 10 症例検討⑩ 教科書 参考文献 なし なし 3年 備考 - 311 - リハビリテーション学科 作業療法学専攻3年 臨床実習Ⅲ(臨床総合前期) OT 対象学科 必修・選択 配当年次 必修 3年 担当者 開講時期 集中 授業形態 実習 単位数 6 単位 授業時間数 270 時間 授業回数 −回 評価 の 方 法 科目名 田中 文男 須藤 あゆみ 山口 志津枝 佐々木 美智子 橋浦 樹里 戸田 祐子 熊谷 竜太 実習生指導報告書 80% 課題内容 20% 学内で習得した知識と技術を臨床の場面で確認し,臨床実習後期に臨む足がかりとする。本段階において 授業の概要 は,臨床実習指導者の指導の下に,自発的行動により到達目標の達成を目指すとともに,評価とその記録, ならびに初歩的治療を実施し,作業療法の成果を確認することができるようにする。また,必要に応じて 作業療法計画を見直すまでを行う。 ・これまで学習した知識および技術を総動員して主体的に臨むこと。 学習者への期待 ・実習生として責任ある行動をとること。 (含準備学習) ・記録の作成・提出は期限を厳守すること。 ・施設における規則・心得を守ること。 授業計画 1.実習期間 平成27年5月25日(月)~ 7月9日(木) 34日間 2.実習目的・目標 1)地域における施設の役割や臨床実習施設における作業療法(士)の役割と機能を学ぶ。 2)今まで学んだ作業療法の理論・技術を臨床場面に応用し,評価から治療計画立案,記録,報告,治療,再評価という 一貫した治療行為を臨床実習指導者のもとで学ぶ。 ・利用者の全体像把握のための必要な情報収集を行い,評価に必要な知識・技術を整理・実践し評価技術を習得する。 ・集めた情報を整理し,短期・長期目標を設定する。 ・短期・長期目標に基づき治療計画を立案する。 ・初歩的治療を実施し,作業療法の成果を確認する。 3)リハビリテーション・チームの一員としての役割を理解し,協調性のある態度を身につける。 4)作業療法士としての資質の向上・充実を図る。 5)施設や病院の組織をはじめ,リハビリテーション部門,作業療法部門の運営や,スタッフ間の連携の重要性を認識する。 3.実習計画 1)実習は作業療法士が従事している施設とする。 2)実習時間は1日を概ね8時間とする。 3)毎日の臨床実習記録を臨床実習指導者に提出して指導を受ける。 4.単位認定 臨床実習中の評価(実習生指導報告書)80%と課題の達成度20%で評価する。 教科書 特に指定しない。 参考文献 3年 備考 - 312 - リハビリテーション学科 作業療法学専攻3年 臨床実習Ⅳ(臨床総合後期) OT 対象学科 必修・選択 配当年次 必修 3年 担当者 開講時期 集中 授業形態 実習 単位数 6 単位 授業時間数 270 時間 授業回数 −回 評価 の 方 法 科目名 田中 文男 須藤 あゆみ 山口 志津枝 佐々木 美智子 橋浦 樹里 戸田 祐子 熊谷 竜太 実習生指導法報告書 80% 課題内容 20% 学内で習得した知識と技術を臨床の場面で確認し,臨床現場への足がかりとする。本段階においては,臨 床実習指導者の指導の下に,自発的行動により到達目標の達成を目指すとともに,評価とその記録,なら 授業の概要 びに初歩的治療を実施し,作業療法の成果を確認することができるようにする。最終学年の最終実習であ り,専門職に就く足がかりとする。一貫した治療行為やチーム医療を経験し,基本的作業療法や問題解決 の態度・方法を習得する。また,作業療法士としての役割と責任,作業療法士としての自覚を高める。 ・これまで学習した知識および技術を総動員して主体的に臨むこと。 学習者への期待 ・実習生として責任ある行動をとること。 (含準備学習) ・記録の作成・提出は期限を厳守すること。 ・施設における規則・心得を守ること。 授業計画 1.実習期間 平成27年8月24日(月)~ 10月14日(水) 34日間 2.実習目的・目標 1)地域における施設の役割や臨床実習施設における作業療法(士)の役割と機能を学ぶ。 2)今まで学んだ作業療法の理論・技術を臨床場面に応用し,評価から治療計画立案,記録,報告,治療,再評価という 一貫した治療行為を臨床実習指導者のもとで学ぶ。 ・利用者の全体像把握のための必要な情報収集を行い,評価に必要な知識・技術を整理・実践し評価技術を習得する。 ・集めた情報を整理し,短期・長期目標を設定する。 ・短期・長期目標に基づき治療計画を立案する。 ・一貫した治療行為やチーム医療を経験し,基本的作業療法を習得する。 3)リハビリテーション・チームの一員としての役割を理解し,協調性のある態度を身につける。 4)作業療法士としての資質の向上・充実を図る。 5)施設や病院の組織をはじめ,リハビリテーション部門,作業療法部門の運営や,スタッフ間の連携の重要性を認識する。 3.実習計画 1)実習は作業療法士が従事している施設とする。 2)実習時間は1日を概ね8時間とする。 3)毎日の臨床実習記録を臨床実習指導者に提出して指導を受ける。 4.単位認定 臨床実習中の評価(実習生指導報告書)80%と課題の達成度20%で評価する。 教科書 特に指定しない 参考文献 3年 備考 - 313 -
© Copyright 2024 ExpyDoc