国語の「書く力」「読む力」を育てます。 電子メディアとの関わり方を考え

服織西小学校
平成26年
学校だより
臨時号
№7
■
平成 26 年度全国学力・学習状況調査から考える
これからの取組
本校では、前号でお知らせした全国学力・学習状況調査の調査結果の分析をさらに進め、これまでの指導
の検証と今後の改善について検討してきました。今号ではその内容についてお知らせします。
国語の「書く力」「読む力」を育てます。
今回の学力調査では、算数に比べ、国語の結果
があまりよいとは言えませんでした。間違ってし
まった子どもたちの内容を細かく分析すると、
「書
く」問題の正答率が低く、
「書く力」に課題があり
ます。これは、
「400字詰め原稿用紙2~3枚の
感想文や説明文を書くことは難しい」と答えた子
どもが60%もあり、書くことに抵抗があるとい
うことにもつながります。
そこで、以下のように授業の中や宿題の中で、
書く機会を増やし、抵抗を減らしていきたいと思
います。
・自分の考えを書く。
・授業のまとめやふりかえり
を書く。
(教科の用語を使っ
て・キーワードを用いて・
文字数や時間を制限して)
・宿題 1~3年書く力を育成するための日記
4~6年考察や感想を入れた自主勉強
また、文章を読むことに慣れていない様子もう
かがえます。特に授業で扱っていない初見の文章
を自分の力で読むことに課題が見られます。
その他、国語 A では、新聞記事や友だちの書い
た文章、黒板に書かれた話し合いの内容など、日
常生活にある様々な場面での「読む力」が試され
ていますが、
いずれも十分とはいえない状況です。
国語の授業形態を改善し、国語の指導をさらに
充実させ、「読む力」を育てていく必要があり、
教科書に載っている作者の他の作品を読む機会
を増やすなどの工夫をしていきます。
文章に慣れ親しむためには、読書も有効です。
ただ、長時間読書をすればよいというのではあり
ません。静岡大学の研究によれば、計画的に集中
して読書に取り組んだ方が、効果的とのことです。
また、本のジャンルも、できるだけ偏らないよう
にすることが大切です。
ご家庭でも読書活動の推進をお願いします。
電子メディアとの関わり方を考え、時間を有効に活用しよう!
本校では、下校時刻ぎりぎりまで、運動場で元
気に遊ぶ子どもたちが多く見られます。一方、電
子メディア(テレビやゲーム)に費やす時間も多
く、毎年課題となっています。家庭に帰ってから
の限られた時間の使い方が気になるところです。
電子メディアは、使い方によっては、情報を入手
し、多くのことを学んだり生活を豊かにしたりする
ことができるものであり、なくてはならないものだ
とも言えます。
しかし、使い過ぎは、生活習慣
の乱れとなり、翌日の学習意欲の
低下にもつながります。また、電
子メディアの一方通行的な投げ
かけは、「考える力」にも影響を
及ぼすとも言われています。
そこで、電子メディアに接する時間をセル
フコントロールできる力を育成し、電子メデ
ィアに費やしていた時間を読書や自主勉強、
スポーツ、家の手伝い、家族とのコミュニケ
ーションに活用してほしいと思います。
学校では、ノーメディアデーを1週間設定
し、メディアとの上手な付き合い方を考える
きっかけを作っていきます。以下の点につい
てご家庭のご協力をお願いします。
◎
ノーメディアの環境づくりにご協力ください
→自分の家庭に合った形で、テレビやゲームなどから
離れる時間をつくりましよう
◎
子どもと一緒に振り返りをしてください。
→家族ぐるみで取り組むことで、成果が期待でき、
ノーメディアが習慣化されることと思います。