事業報告書(様式5) 少人数でもチームワーク重視の運動部活動を 目指した実践例 学校名 福島県立新地高等学校 部活動名 女子バレーボール部 部員数 6人(女子6人) (本事例に係る問合せ先) 電話番号: 0244-62-2009 学校Eメールアドレス:[email protected] Action Plan 活動の質をさらに高めるため に、今後どのように指導・支援 すればよいか? 【指導やマネジメントの改善】 各部の活動目標・方針 は? 【目標・方針の明確化】 地域スポーツ指導者と 学校が連携した 運動部活動指導体制の 構築に向けた マネジメントサイクル Check Do 指導・支援の結果、 どのような力をどの 程度、身に付けさせ ることができたか? 【到達度の把握】 目標の実現に向けて、どのよ うに活動を仕組み、指導・支援 したか? 【指導内容・方法の工夫】 Do:目標の実現に向けて、どのように活動を仕組み、指導・支援したか?【指導内容・方法の工夫】 (1)地区大会3位と県大会1勝を目標に設定し、そのために何をすべきかを考えさせながらチームワークづくりに取り 組んだ。 (2)部員数が少ないので、各個人の役割や長所・短所をみんなで理解し合いながら指導支援をした。 (3)3年生が引退してからは、部員が4人になったため、小高商業高校と相馬東高校と合同でチームを組んだ。外部 指導者には総合的な助言・指導をしてもらった。 Check:指導・支援の結果、どのような力をどの程度、身に付けさせることができたか?【到達度の把握】 (1)5月の地区大会では、選手の一人がイライラし始め、嫌な雰囲気になってしまいフルセットの末負けてしまった。し かし、6月の3年生最後の地区大会では、全員で励まし合い3位になり、県大会でも1勝はできなかったが、新地高校 の良さが出た試合ができた。 (2)サーブミスからの嫌な雰囲気を減らすために、サーブミスしたときにペナルティーを与える練習をした結果、ミスが 減り、嫌な雰囲気を早く取り除くことができるようになった。 Action:活動の質をさらに高めるために、今後どのように指導・支援すればよいか?【指導やマネジメントの改善】 (1)常にチーム全体の目標を確認する必要がある。 (2)部員それぞれに気持ちの余裕がないときにイライラして嫌な雰囲気になるので、気持ちの余裕を持つために緊張 感のある練習を意識させることが大切である。 (3)気持ちに余裕を持つには自分に自信をつけることなので、得意分野の技術向上が望まれる。 生徒の安全を確保するために工夫・配慮したこと (1)昨年の新人大会でもアタッカーが試合中に膝をケガし、今でも練習前に膝の状態を確認し、テーピングを欠かさず 施している。また、練習後にマッサージとアイシングをするように指示している。 (2)部員が少ないので、どうしても技術が高い部員への試合中の負担が大きくなってしまっている。月曜日と木曜日の 軽練習時にはマッサージやストレッチを実施した。 (3)練習試合などでも夢中になってゲームをして膝を痛めるので、声かけを忘れないようにした。 顧問と外部指導者が連携して指導・支援するために工夫・配慮したこと (1)電話でもこまめに連絡したり、生徒の状況を知らせるなどして、顧問と外部指導者と生徒に認識のずれが生じない ように配慮した。これにより、外部指導者が指導に来る日に効率的に練習を行うことができた。 (2)顧問、生徒、外部指導者と意見が食い違うときには、納得するまで話し合いをした。特に合同チームになったとき は、他の高校のバレーの専門家が監督になったため、ポジションについて意見が分かれてしまったが、状況を話して 理解してもらい、総合ア ドバイザーとして指導・助言をしてもらった。 【レシーブ練習】 昨年度よりバージョンアップしたレシーブ練習 【サーブの指導】 サーブでアウトの多い生徒への技術指導 【ケガのケア】 膝のケガをした生徒の様子を見てテーピングを巻いている 【サーブカットのボール出し】 人数が少ないので、外部指導者がサーブマシン 【近年の新地高校女子の部員数】 昨年より女子の母体数自体が半減し、女子部苦戦 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 運動部名\人数 22名 36名 35名 28名 14名 バレーボール部 4 1 2 3 1 バ ド ミ ン ト ン 部 5 0 2 3 4 ソフト テ ニ ス 部 0 2 3 3 1 バスケットボール部 1 0 1 0 募集なし 募集なし 0 0 0 2 1年生部活動加入人数 弓 道 部 【女子の運動部の活性化について】 運動部加入率は上昇。しかし、人数は減っている。 昨年度の1月と3月に部活動顧問会を開き、職員会議では部活動の精選について協議した。本校の規模では部活 動数が多すぎるので、部員が分散してしまい、団体競技に支障が出ているためである。結論として、パソコン同 好会をなくし、運動部の加入を促した。また、男子の部活のマネージャーに過剰に加入させないよう、顧問に配 慮してもらった。このような対策を施した結果、1年生女子の加入率は50%を超えた。しかし、1年生女子の 入学者数が14人しかおらず、昨年の女子の1/2の人数であり、運動部への加入者実人数は、たったの8人で ある。また、中学校から継続して同じ部活動に加入している女子生徒は0人であり、部活動を活性化するために は、これも今後の大きな課題である。バレーボール経験者の1年生は0人であり、初心者ではあるが入部してく れたことは大変ありがたい。中学校との連携の重要さを痛感し、今年度は中学校とは4回ほど練習や練習試合を 行ってきた。この積み重ねを大切にし、部員数を何とか増やしていきたい。
© Copyright 2024 ExpyDoc