柔道部

事業報告書(様式5)
武道の精神を基に技能・体力を向上させ、試合で
自己目標を達成することにより、自己肯定感を高め
る部活指導
学校名
坂下町立坂下中学校
部活動名
柔道部
部員数
14人(男子12人、女子2人)
(本事例に係る問合せ先)
電話番号:0242-83-2356
学校Eメールアドレス:[email protected]
Action
Plan
活動の質をさらに高めるため
に、今後どのように指導・支援
すればよいか?
【指導やマネジメントの改善】
各部の活動目標・方針
は?
【目標・方針の明確化】
地域スポーツ指導者と
学校が連携した
運動部活動指導体制の
構築に向けた
マネジメントサイクル
Check
Do
指導・支援の結果、
どのような力をどの
程度、身に付けさせ
ることができたか?
【到達度の把握】
目標の実現に向けて、どのよ
うに活動を仕組み、指導・支援
したか?
【指導内容・方法の工夫】
Do:目標の実現に向けて、どのように活動を仕組み、指導・支援したか?【指導内容・方法の工夫】
(1)県内、及び東北でも上位成績のとれるような技能の習得、競技力の習得するために個人の到達度を正確に見極
め、弱いところを重点的に反復練習できる練習プログラムを組んだ。
(2)基礎体力の向上を図る練習に継続的に取り組み、苦しさを乗り越える精神力を身につけさせた。
(3)武道の基本的な礼節の大切さを、練習の始めと終わりに考えさせる時間を設け、自他を大切にし思いやりの精神
で練習に取り組んだかを振り返らせた。
Check:指導・支援の結果、どのような力をどの程度、身に付けさせることができたか?【到達度の把握】
(1)県内では優勝、東北大会では決勝に残るなどの技能を身につけた。
(2)全国中学校柔道大会出場者全員が行う体力診断テストでは、どの種目も上位の記録を残せた。
(3)互いに教え合い、励まし合うなどの行動が毎日の練習で頻繁に見られるようになった。
Action:活動の質をさらに高めるために、今後どのように指導・支援すればよいか?【指導やマネジメントの改善】
(1)ルール変更にのっとった技能の習得、戦い方の指導
(2)全国上位の生徒との交流を図りレベルの向上を図る。
(3)研究心を高めるとともに、個の体力の程度に応じた一層の個別練習内容の工夫
(4)顧問が替わっても継続的な活動が出来るよう、一つのシステム(体制)が作れるように、指導者・保護者とともに連
携を深めていくこと。
生徒の安全を確保するために工夫・配慮したこと
(1)畳止めを最新のものとした。畳のずれによる負傷を無くした。
(2)壁に激突してけがをするのを体操マットを壁にたてかけけが防止の措置を行った。
(3)水分補給をまめに行い熱中症防止を行った。
顧問と外部指導者が連携して指導・支援するために工夫・配慮したこと
(1)新ルールを外部指導者が研究し、生徒や顧問に伝達を行った。
(2)試合等で外部コーチとして、精神面や技術面で個に応じた適切なアドバイスを行った。
(3)スポーツ少年団と連携し、将来を見据えた系統的な技能指導を行うことができた。
試合形式で行うルールの確認
最新式の畳止め
試合形式で行うルールの確認
壁激突の事故防止
生徒アンケート・顧問アンケートより
○アンケート結果から、生徒は外部指導者の態度・指導者としての技量を高く評価しており、外部指導者の存
在は自己の技量向上のために非常に有益であったと考えている。
もともとある程度の力は備わっていた生徒達ではあるが、顧問の熱心な指導と外部指導者の「礼節を重んじる
指導」「中学生としてきちんとした人間を作る」という指導姿勢が相まって全国大会出場が可能になったと思わ
れる。
○普段生徒と接しているため、逆に顧問教師が気がつかない改善点、「言葉づかい」「服装」「態度」などを外
部の大人の目を通して顧問に伝えたり、練習を通して生徒に伝えたりする相互のよき協力関係、ある意味の
相補関係が生徒の高い評価の根底にあることは確かである。
事業で学んだ成果を今後の取り組みに生かす工夫
○本人のレベルに応じたスモールステップで目標を持たせ、それが達成されたときに、賞賛し、自信を持たせ
ていきたい。それにより自己肯定感が高まり、柔道だけでなく、中学生として人間として成長するものだと強く
感じる。
○顧問として技術指導、人間指導を行うに当たり、外部指導者や応援の方々の声に真摯に耳を傾け、多面的
な視点から指導を進めていきたい。
○柔道の指導法は、効果的な学習指導法と相通じる所があるので、学習指導の理論を系統的に部活動指導
にも取り入れていきたい。