名前 震 災 後 の 生 き も の の 状 況 を 調 べ よう しおかぜ自然環境調査 http://ikilog.biodic.go.jp/ しおかぜ学習帳 もくじ し 哺乳類 哺乳類 ほ にゅう る い ぜ ん か ん きょうちょう さ しおかぜ自然環境 調査とは 04 し ら 調べること わたしの「しおかぜ学習帳」の作り方 参加してみよう 05 さあ、出かけよう 10 が く しゅうちょう さ ん つ く か た か とうろく -まずは PC でユーザ登録から- 06 08 じゅん び - 準 備とマナー- しら しゅるい い 調べる 20 種類の生きもの か ん きょうしょう ふ っ こ う じ ぎょう ふっこう 12 環 境 省の復興事 業 -グリーン復興プロジェクト 52 問い合わせ先 55 と あ さき 生きものカレンダー 春 夏 秋 冬 イノシシ ニホンジカ ハクビシン キジ ツバメ ノスリ ニホンカナヘビ アオダイショウ アカハライモリ ニホンアマガエル アキアカネ ハラビロカマキリ ツマグロヒョウモン アカボシゴマダラ ハマダンゴムシ アシハラガニ アサリ 花の咲く時期(4 月〜 7 月ころ) ハマエンドウ 花の咲く時期(5 月〜 6 月ころ) ハマボッス 花の咲く時期(5 月〜 6 月ころ) ハマヒルガオ 2 イノシシ ニホンジカ ハクビシン 12 14 16 ちょう る い 鳥類 鳥類 キ ジ ツバメ ノスリ は ちゅう 18 20 22 りょう せ い る い 爬虫・両生類 ニホンカナヘビ アオダイショウ アカハライモリ ニホンアマガエル 24 26 28 30 昆虫類 昆虫類 こ ん ちゅう る い アキアカネ ハラビロカマキリ ツマグロヒョウモン たいりくあしゅ アカボシゴマダラ大陸亜種 た 32 34 36 38 む せきついどうぶつ その他無脊椎動物 ハマダンゴムシ アシハラガニ アサリ 40 42 44 しょく ぶ つ 植物 ハマエンドウ ハマボッス ハマヒルガオ 46 48 50 3 しおかぜ自然環境調査 とは 調べること -みんなで東日本大震災後の生きものを調べ、 全国の「生きもの地図」をつくろう- し ぜ ん か ん きょうちょう さ か ん きょうしょう せ い ぶ つ た よ う せ い うんえい しおかぜ自然 環 境 調 査は、環 境 省 生 物 多 様 性センターが運 営する じょう り よう ちょう 「いきものログ」というインターネット上 のシステムを利 用した調 さ だれ さん か ねん はっせい ひがし に ほ ん だ い し ん さ い ご い この調 査 では、2011 年に発 生した東 日 本 大 震 災 後、生きものの じょう きょう しら み 状 況 がどうなっているのかを調 べるために、みなさんが見 つけた い じょう ほ う え い きょう とうほく ち ほう み ち いき た い しょう しゅ るい い 震 災の影 響 があった地 域 を中 心に、対 象とする 20 種 類 の生 きも ぶ ん ぷ じょう ほ う あつ ち ず しめ しんさい ご い のについての分 布 情 報を集 めて地 図に示 すことで、震 災 後に生き しん さい ぜん ご テ ーマ い 生息状況の変化を 知ろう じょう きょう ものがどこにすんでいるか、震 災 前 後 で生きものの状 況 がどのよ へん か し い ば しょ ひ づけ ほう こく じょう 見 つけた生 きものの場 所 や日 付 などを報 告していただくことで情 ほう あつ い み 報 が集まり、どこにどんな生きものがいたかをリアルタイムに見る あつ じょう ほ う い 全国的な分布の 変化を調べよう しゅ ことができます。 みなさんから集 められた情 報 は、生 きものの種 るい ば しょ と く ちょう に ほんぜんこく あつ か ん きょう へん か 類ごとに、すんでいる場 所 の特 徴 や環 境 の変 化 などについてまと こ う ひょう めて公 表していきます。 参 加 をお 待 ちしています。 しおかぜ自然環境調査 HP http://ikilog.biodic.go.jp?_action=modelarea&model_area_id=2 調 べること 調 べる生きもの 震災により、地域によっては キジ、 ノスリ、ハマダンゴ 地形や景観が大きく変化し ムシ、アシハラガニ、ア ました。この変化によって、 もともと生 息していたと思 われる生きものや、新たに移 入してきた生きものがどこで サリ、ハマエンドウ、ハ マボッス、ハマヒルガオ 見られるのかを調べます。 もくてき うに変 化しているかなどを知ることを目的としています。 み ちゅう し ん じょうほう 震災による ちゅう し ん い 東 北 地 方 で見 つけられる生 きものを中 心 に、日 本 全 国 で「いつ」 あつ 生きものの情報を集めています。 しんさい じっ し 「どこに」 「どれだけ」いたのかの情 報を集 めていきます。 査で、誰でも参 加することができます。 ちょう さ ちょう さ この調 査 は、3 つのテーマにもとづいて、実 施 しています。 身近な自然に親しみ 生物多様性を学ぼう 生きものたちは、まわりの 環境と関わり合いながら暮 らしています。震 災後 の人 間の暮らしや里山の姿、地 球温暖化の影響などが、生 きものの暮らしにどう影 響 したかを調べます。 イノシシ、ニホンジカ、 たくさんの生きもののいの ちの調 和によって、自然は 成り立っています。その恵み は私たちの暮らしとつながっ ています。暮らしの中でよく 見られる生きものに気づくこ とで、自然に親しみながら 調査します。 ツバメ、 ニホンカナヘ ハクビシン、 ツマグ ロ ヒョウモン、アカボシゴ マダラ大陸亜種 ビ、アオダイショウ、ア カハライモリ、 ニホン アマガエル、アキアカ ネ、ハラビロカマキリ ※なお、 対象とする 20 種類以外の生きものを見つけた場合は、 「いきものログ」に情報を報告してください。 4 5 わたしの「しおかぜ学習帳」の 作り方 がく しゅうちょう 「見つけられる環境」の説明 の このしおかぜ学 習 帳に載っているのは、し し ぜん かん きょう ちょう さ み 住宅地 い おかぜ自 然 環 境 調 査 で見 つける生 きもの です。 ちょう さ たい しょう しゅ るい い 住宅やお店が 建ち並んでいるところ み 小川 岸がコンクリートで おおわれていない小さな川 河原 比較的大きな川の ほとりや土手 調 査の対象となる 20 種類の生きものを見 い とく ちょう つけるポイントや、生きものの特徴につい か て書かれています。 い み かん さつ しゃ 生 きものを見 つけたら、よく観 察 して写 しん さつ えい 岩手県田野畑村北山崎 い か 真を撮影してみましょう。それぞれの生きもののページに書かれた、 さつ えい さん こう い み 畑 野菜や果物を 育てているところ 水田 水をはってイネを 育てているところ 池沼 池や沼。湖より小さく 水がたまったところ ば しょ 撮影のポイントを参考にしてください。生きものを見つけた場所と ひ づけ か こ じ ぶん がく しゅうちょう かん せい 日付を書き込んで、自分だけのしおかぜ学 習 帳を完成させましょう。 がく しゅうちょう らん つか ほう こく さい べん り がく しゅうちょう き ろく 学 習 帳のメモ欄を使うと、報告の際に便利です。学 習 帳の記録をも じ たく はっ けん ほう こく とに、自宅のPCやスマートフォンから、あなたの発見を報告してく じょう ほう あつ ぜん こく い ださい。みなさんからの情報がたくさん集まってくると、全国の「生 ち 林縁 森や林のふち 低い木やつる植物が はえている 平地 林 平地の雑木林や 広い公園などの林 山林 山にある森や林 ず きもの地図」ができあがります。 草原 地面が広く草で おおわれているところ 海岸 海辺の砂浜や 岩場、干潟 「見つける難易度」の説明 福島県相馬市松川浦 6 ★ 生息している場所であれば、すぐに見つけることができる生きものです ★★ 生息している場所でさがせば、見つけることができる生きものです ★★★ さがすのは難しいのですが、生息している場所ではしばしば見かける生きものです ★★★★ 生息している場所でさがしても、コツを知らないとなかなか見つからない生きものです 7 ま ず は P Cで ユ ーザ登録から ! よう み て し 参加 2 調査に参加しよう し ぜんかんきょうちょう さ ログインしたら、トップページの「しおかぜ自然環 境 調 査 さん か ちょう さ せつ めい に参 加 しよう!」のアイコンから、調 査 についての説 明 が か 1ユーザ登録をしよう ほうこく とうろく go.jp/)を開 いて、ユーザ登 録をします。メールアドレ とうろく かり スなどの登録をすると、いきものログより仮パスワードが はっこう が めん みぎ うえ お 発 行されます。画 面 右 上 の「ログイン」ボタンを押 して、 かり ひら さん か じゅん び かんりょう れば、報告するための準備は完了です。 い き も の ロ グ の ト ッ プ ペ ー ジ(http://ikilog.biodic. ひら ちょう さ 書かれた調査ページを開きます。「参加する」をクリックす にゅうりょく ID と仮パスワードを入力してください。(パスワードはマ へんこう イページで変更できます) 3 生物 情 報を報告しよう ちょう さ ほう こく 調 査ページ、または、いきものログの「報告する」ページ なに み おし しゃ しん から、いつ、どこで、何 を見 たかを教 えてください。写 真 ほう こく しゃ しん かく じつ がなくても報告できますが、写真があるほうがより確実な じょうほう しゃしん つ 情 報になるのでなるべく写真も付けてください。 ※調査対象種の報告の際は、調査カテゴリから「環境省実施市民参加型調査」 、調査名 「しおかぜ自然環境調査 ( 主催 : 環境省生物多様性センター )」をお選びください。 スマホからかんたん! いきものログアプリ 事前に PC でユーザ登録ができていれば、いきものログアプリが 使えます。スマートフォンからいきものログアプリをダウンロー ドして、生きものの情報を報告することができます。GPS 機能が 搭載されている端末であれば、GPS 情報が記録された写真から撮 影場所の情報が自動的に入力されます。アプリは Google Play 昔 の 情 報 は どうす れ ば い い の? 震災前に対象の生きものを見たという情報も集めています。また、 過去に「いきものログ報告」より報告した生物情報を、修正し、 更新することで、「しおかぜ自然環境調査」に報告しなおすこと もできます。 みなさんの報告をお待ちしています。 または AppStore より無償でダウンロードできます。 8 9 よう け か 出 さあ、 身近な自然を記録しよう し ぜ ん か ん きょうちょう さ み 準 備とマナー 注意とマナー い しおかぜ自 然 環 境 調 査 で見 つける生 きものは、 み ぢか み 楽しく生きものをさがすために、以下のことに気をつけましょう。 い 身 近 なところで見 つけることのできる生 きものばかりです。 つうがく つうきん ちか はま べ と ちゅう かんさつ き けん ば しょ ちか 通 学・通 勤の途 中 で観 察してみたり ・危険な場所には近づかない。 近 くの浜 辺 や緑 豊 かな森 へ生 きものをさがしに ・水辺や夜の観察は大人といっしょに。 みどり ゆ た もり い みず べ で 出 かけてみるのも、よいでしょう。 が く しゅうちょう の み か ん きょう さんこう この学 習 帳 に載 っている、 「見 つけられる環 境 」も参 考 にして、 ちか ちい し ぜん あなたの近 くの、小 さな自 然 をたずねてみましょう。 よる も ぬし はな い そこ くつ 動 きやすくて汚 れてよい服 装、底 のしっかりした靴 、 ぼう し 帽 子 、リュックサック がく しゅうちょう ほか ば しょ い も こ ・花や生きものをとったり、他の場所から生きものを持ち込 んだりしない。 い よわ ふくそう ●もっていくもの: きょ か ちゅう い ・危険な生きものには注意。 ●調査にいくときの服装: よご と ち おとな ・持ち主がいる土地は許可をもらってから。 き けん うご かんさつ し さわ ・弱っていたり、 死んでいる生きものにはむやみに触らない。 みち こうきょう ば しょ し ぜん しず ある ・道や公共の場所、自然のなかでは静かに歩く。 えんぴつ しおかぜ学 習 帳 と鉛 筆 つ カメラやカメラ付 きのスマートフォンなど ●あるといいもの : お子さまと一緒に調査に参加されるかたへ この調査は、みなさんの日常の生活の範囲内や旅先などでおこ なっていただくものです。とくに危険なところや立ち入りが制 軍手 お弁当・水筒 雨具 タオル 限されているようなところへは、お出かけにならないでくださ 地図 い。観察中は自己責任のもとケガや事故に十分ご注意ください。 この調査は、動植物を採集しなくても参加できる内容です。動 植物の保護に配慮しながら観察してください。小さなお子さん 図鑑 10 ルーペ 薬(ばんそうこうなど) 双眼鏡 が観察される場合は、必ず保護者の方や先生が引率されるよう、 お願いいたします。 11 0 1 見つける難易度 ★★★ イノシシ 哺乳類 ニホンイノシシ・リュウキュウイノシシ(ウシ目 イノシシ科) こんな雪深いところに !? 2 かつてイノシシは、積雪の多い地域では見られないとされていました。し かし、温暖化による積雪量の減少、耕作放棄地の増加による里山環境の 3 変化など様々な要因によって、分布は拡大傾向にあり、東北地方などでも 見られるようになっています。東北地方での分布は拡大の最前線でもあり、 4 うりぼう ひとつひとつの情報がとても大切です。 ・見分け方・ 5 6 7 8 9 丈夫な円盤状の鼻が特徴です。似ている種はないので、識別は難しくありません。 生後 4 カ月ころまでの幼獣は、 「うりぼう」などとよばれ、保護色となる特徴的な 縞模様をしています。 見つけられる環境の目安 山林、平地林、林縁、水田、畑 分布 本州、四国、 九州、沖縄 写真の撮り方のポイント 見つける季節の目安 通年 春 夏 秋 群れの場合には群れの 頭数やそれぞれの体の 大きさがわかるように 撮影してください。 冬 大きさ ニホンイノシシ: あたまの先からお尻まで 110 ~ 160㎝、肩までの高さ 60 ~ 80㎝ リュウキュウイノシシ: あたまの先からお尻まで 80 ~ 110㎝ *メスはオスより小さく、体重はオスの6~8割程度 10 11 12 に ほん あ しゅ 16 17 12 犬歯の発達状況や体色 きゅうしゅう おきなわ ぶん ぷ を撮影してください。 からだ の大きさは亜 種や地 域によって異なり、リュウキュウイノシシはニ ! ホンイノシシに比 べ小 型です。 雑 食 性で、植 物の種 子や根、茎、 年 月 日 場 所 動物では昆虫、ミミズ、カエルなどを食べます。 年 月 日 場 所 おお あ し ゅ どうぶつ ち いき こと こ がた ざ っ しょく せ い こ ん ちゅう む 15 し こく 奄 美 大 島 や沖 縄などにはリュウキュウイノシシが分 布します。 体 くら 14 ほ ん しゅう 日本には 2 亜種が生息し、本州、四国、九州にはニホンイノシシ、 あま み おお しま 13 せいそく 全 身を側 面から写し、 しょく ぶ つ しゅ し ね くき た つ う じょう べつべつ こうどう ぜんこくかく 見つけた日付と場所 群れをつくりますが、通常オスとメスは別々に行動します。全国各 年 月 日 場 所 地で農 業に対する被 害を及ぼしていることから、被 害 対 策 が図ら 年 月 日 場 所 れています。成熟したオスは犬歯が牙状に発達しています。 年 月 日 場 所 ち の う ぎょう たい せ い じゅく ひ がい およ ひ がい たい さく けん し き ば じょう はったつ はか 報告 13 0 1 見つける難易度 ★★ ニホンジカ エゾシカ・ホンシュウジカ・キュウシュウジカ ・ マゲシカ・ヤクシカ・ケラマジカ(ウシ目 シカ科) 哺乳類 爆発的に増えるニホンジカ 2 ニホンジカは、北海道から沖縄にかけて自然分布します。しかし、北海道 西部、東北、北陸など、積雪の深さが 1 mをこえる多雪地域では、雪に 3 よる活動のしにくさ、餌の不足などが制限となってほとんど生息していませ ん。一方、近年の地球規模の温暖化により年間平均気温の上昇に関連し 4 た積雪量の減少や、狩猟圧の減少などによる個体数の増加によって分布域 5 は拡大傾向にあります。 ヤクシカ ・見分け方・ 6 ホンシュウジカ 7 8 9 見つけられる環境の目安 山林、平地林、林縁、草原 夏毛は茶色に白斑があり、冬毛は灰褐色になります。いずれもお尻にある黒い毛 で縁取られた大きな白い尻斑が特徴です。同じシカ科で外来種として千葉県と伊 豆大島に分布するキョンとは、体の大きさが大きく異なります。キョンのオス成獣 は肩までの高さは 50 ~ 60cm、体重は 12 ~ 14kg 程度であり、ニホンジカの メス成獣よりもかなり小さいです。また、キョンは特徴的な額の黒い模様や、オ スの場合短い角と上あごの発達した犬歯をもちます。 分布 北海道、本州、四国、 九州、沖縄 見つける季節の目安 通年 春 夏 秋 写真の撮り方のポイント 冬 オス あたまの先からお尻まで 90 ~ 190㎝、肩までの高さ 70 ~ 130㎝ メス あたまの先からお尻まで 90 ~ 150㎝、肩までの高さ 60 ~ 110㎝ 10 11 なか ま ちゅう が た に ほん あ しゅ シカの仲 間では中型で、日本には6亜 種(エゾシカ・ホンシュウジ 12 ぶん ぷ カ・キュウシュウジカ・マゲシカ・ヤクシカ・ケラマジカ)が分布し ち いき 13 14 17 14 14 おお こと さいだい 角があれば、先ま でわかる写真を撮 影してください。 ! え替わります。植物食であり、草や木の葉、芽、実などを食べます。 年 月 日 場 所 体には黒い毛で縁取られた大きなハート型の白い尻斑があります。 年 月 日 場 所 群れで生 活しますが、通 常オスとメスは別 々の群れをつくります。 年 月 日 場 所 全 国 各 地で農 林 業や自然 植 生に被 害を及ぼしていることから、被 年 月 日 場 所 害対策が図られています。 年 月 日 場 所 さいしょう からだ つの しょく ぶ つ しょく くろ け ふち ど せいかつ ぜんこくかく ち がいたいさく 16 からだ 黒い毛で縁取られた ハート型の白い尻斑 はエゾシカ、最 小はヤクシカです。オスにある角は毎 年 初 夏に生 む 15 あ しゅ ています。 地 域 や亜 種により体 の大きさは異なり、最 大となるの か はか くさ こ おお し ぜ ん しょく せ い は がた つうじょう の う り ん ぎょう 全身の大きさ、尻斑がわか るように撮影してください。 大きさ め しろ べつべつ ひ がい およ まい とし しょ か み は た きゅう は ん む ひ 見つけた日付と場所 報告 15 15 0 1 見つける難易度 ★★★★ 哺乳類 ハクビシン(ネコ目 ジャコウネコ科) 真夜中に電線を見上げてみよう 2 ハクビシンは狭いすき間に入ることができます。またバランス感覚が非常に 優れているので、垂直な壁や木を登ります。このため民家の天井裏や床下、 3 物置といった場所に侵入し、すみつくことがあります。1 m以上ジャンプす ることもできますが、木から木へのジャンプはあまり得意ではありません。 4 前足、後ろ足とも 5 本の指があり、足でものをつかむことができるので、 尾は体長と同じくらい長い 5 真夜中に電線の上を渡る姿が見られることもあります。 ・見分け方・ 見つけられる環境の目安 林縁、畑、水田、平地林、山林 6 7 分布 北海道、本州、四国、 九州 春 秋 してください。 冬 タヌキより一回り小さく、全長は 100cm 程度 あたまからお尻まで 61 ~ 66㎝、尾の長さ 40㎝ なんぽうけい ほ にゅう る い ちゅう ご く な ん と う ぶ け正面から撮影 ジャワなど、東 南アジアに広く分 布しています。 日 本では外 来種 してください。 とうなん しょう わ ひろ ぶん ぷ ねん だい しょ とう し こく に ほん ほ ん しゅう がいらいしゅ いち ぶ ぶん と考えられ、昭 和 20 年 代 初 頭に四 国、本 州の一 部にまばらに分 ぷ じょじょ ぶん ぷ いき かくだい げんざい みなみ と う ほ く ちゅう 布していたものが徐々に分 布 域を拡 大し、現 在では南 東 北から中 ぶ し こく ちゅう し ん ぜんこくてき せいそく かんが 部、四国を中心に、ほぼ全国的に生息していると考えられます。 おも へい や ていざん せいそく さとやまてき か ん きょう この や こう せい 主 に平 野 から低 山に生 息し、 里 山的な環 境を好 み、 夜 行 性 で、 15 じゅどう じん か や ね う ら そう こ じ ゅ じょう り よう おも か じつ しゅ し しょく ぶ つ 17 16 16 か じゅえん はたけ の う ぎょう ひ が い 見つけた日付と場所 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 どを食べます。果樹園や畑で農 業 被害をもたらすことがあります。 頭部には目立つ 白い線があります 年 月 日 場 所 こ ん ちゅう が得意で樹上をよく利用し、主に果実や種子などの植物、昆虫な た ! き のぼ 樹 洞や、人 家 の屋 根裏、倉 庫などをねぐらとしています。 木 登り とく い 16 顔面をできるだ たいわん 南方系の哺 乳 類で、中国南東部、台湾、インド、スマトラ、ボルネオ、 かんが 14 夏 四肢や尾の毛色が わかるように撮影 大きさ 11 13 らいある長い尾も特徴です。 見つける季節の目安 通年 10 12 ます。体はタヌキよりもやや小さく、テンやイタチよりも大きいです。体長と同じく 写真の撮り方のポイント 8 9 体の色は灰褐色で顔面と四肢の先は黒色です。顔面の中央の、額から鼻にかけ て明瞭な白い線があります。鼻が黒っぽい個体や尾の先が白っぽい個体も見られ 年 月 日 場 所 17 17 0 1 見つける難易度 ★★★ キジ・トウカイキジ・シマキジ・キュウシュウキジ キ ジ (キジ目 キジ科) 鳥類 キジと一口に言っても 2 キジには在来の亜種としてキジ(本州北部・佐渡) 、トウカイキジ(本州中 部・四国) 、シマキジ(本州(伊豆半島、三浦半島、紀伊半島) ・屋久島・ 3 種子島・伊豆諸島(大島) ) 、キュウシュウキジ(本州南西部・九州・五島 列島)の地理的に異なる 4 亜種がありますが、明治以来の人為的な放鳥 4 が行われ続けたため、日本各地の亜種間の差異が明瞭ではなくなっていま 5 す。また、亜種のコウライキジは北海道、対馬、八丈島などに放 6 います。(コウライキジについての情報は、いきものログ 7 鳥したものが繁殖して、外来亜種として日本全国に定着して からの報告をお願いします。) 見つけられる環境の目安 河原、畑、水田、林縁、草原 分布 本州、四国、九州 春 8 写真の撮り方のポイント 冬 に ほん こ く ちょう ゆうめい 体の色味がわかるよう からだ お に撮影してください。 なが かお あか がた ひ ふ ら しゅつ むね のが特 徴です。オスの顔には赤いハート型の皮 膚が裸 出し、胸は こうたく みどり い ろ ぜんしん おう ど いろ こま くろ 光 沢のある緑 色をしています。メスは全 身が黄 土 色で、細かい黒 はい お ばね みじか の斑が入ります。メスの尾羽はオスより短いです。 ほっかいどう おきなわ のぞ ひろ は ん い せいそく くさ ち ね ん じゅう み とり は ん しょく き おお こえ 年 中 見られる鳥です。 繁 殖 期には「ケーンケーン」と大きな声で な あと つばさ は は おと 16 17 18 18 はっけん 発見しやすいです。 ・見分け方・ 15 オス は 体 の 横 か ら、頭から胸の配 色がわかるように のうこう ち 鳴いた後に翼を羽ばたかせて「ブルブル」という羽音を出すので、 14 メスは体の横から全身 が 写るように、また、 北海道、沖縄を除いた広い範囲に生息し、草地や農耕地などで 1 13 対象外 白い首輪のあるコウライキジ 日本の国 鳥として有 名です。 体はカラスぐらいですが、尾が長い はん 12 秋 オス 全長 80cm メス 全長 60cm と く ちょう 11 夏 大きさ 9 10 調査対象外= 見つける季節の目安 通年 似た種にヤマドリがあります。ヤマドリのオスは体全体が赤みを帯びた茶色をして 撮影してください。 ! 見つけた日付と場所 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 いるので、キジとは容易に区別ができます。メスは、両種とも全体的に体が黄土 年 月 日 場 所 みがあり、飛んだときには尾が赤く、先端が白いことで区別することができます。 年 月 日 場 所 色に黒みを帯びた斑があるため見分けにくいですが、ヤマドリの方が体全体に赤 幼鳥 19 19 0 1 見つける難易度 ★ ツバメ 鳥類 ツバメ・アカハラツバメ(ツバメ目 ツバメ科) ツバメの巣のいろいろ 2 ツバメ・ リュウキュウツバメ 4 巣はおわん形 6 分布 北海道、本州、 見つける季節の目安 春・夏 四国、九州、沖縄 9 しゅ あ しゅ とお ふく ぶ あか ほうめん はん しょく に ほん ふ つう 17 20 対象外 つばさ なが せ なか がわ こうたく こんいろ ふく めん しろ とう ちょう お ひたい きゅうしゅう 巣は、縁が天井に近いために入口部分が狭いのが特徴です。 他にツバメより体がひとまわり大きいコシアカツバメも生息し、飛んでいるときに 腰のだいだい色が目立ちます。とっくり状の巣をつくります。 奄美諸島以南にはリュウキュウツバメが生息しています。ツバメに似ますが、リュ し こく ち ほう と らい 営巣場所であれば、巣に出 入りするところを背面から撮 影してください。 ように撮影してく ださい。 ぶ ぶん 光 沢のある紺 色をしています。 腹 面 は白く、額と、のどの部 分 が がつ ちゅうじゅん とっくり型の巣、出入 り口が小さく、ヒナの 姿は見えない ツバメに比べて尾は短く、飛んでいるときに腰の白色が目立ちます。イワツバメの 腰の色がわかる 体はスズメぐらいで細く、翼が長く、背 中 側は頭 頂から尾にかけて ほく じょう 赤色です。およそ 3 月 中 旬には九州・四国地方に渡来して北上し、 がつ ちゅうじゅん ほっかいどう かくにん す だ 4 月 中 旬には北海道でも確認できるようになります。ヒナが巣立っ ゆうがた か せん じき はら 巣には 3 ~5羽程度のヒナが育ちます しゅう だん たころから秋になると、夕方に河 川 敷のヨシ原などに集 団でねぐら をつくります。ハエやアブなどを飛翔しながら捕食するので、空中を ! 飛び回る姿や電線にとまって休む姿をよく見かけることができます。 年 月 日 場 所 多くの個体は冬にはフィリピンなどの東南アジアで越冬しているの 年 月 日 場 所 で、観察されることはほとんどありません。 年 月 日 場 所 と おお 16 コシアカツバメ ツバメより体がひとまわり小さい、岩場に巣を作るイワツバメが生息しています。 飛翔中であれば、 ツク方 面で繁 殖するため、日本で普 通に見られるのはツバメです。 ほそ おわん形だが、出入 り口が小さく上部が 天井についている 写真の撮り方のポイント み ひ しょう 15 冬 す。名前の通り腹部が赤いアカハラツバメはカムチャッカやオホー あき 14 対象外 ウキュウツバメは胸に黒いバンドがなく、腹はツバメに比べ灰褐色をしています。 なか あかいろ 13 秋 ツバメという種の中にはアカハラツバメとツバメの 2 亜種がありま からだ 12 夏 大きさ 全長 17cm な まえ 11 ・見分け方・ 見つけられる環境の目安 住宅地、河原 春 10 イワツバメ 対象外 巣は人家などの建物の 軒先等に作られます 5 8 対象外 民家や商店街、駅舎の軒下などに、泥土やわらと唾液を混ぜておわん 型の巣を作ります。 3 7 調査対象外= まわ すがた こ たい かんさつ でんせん ふゆ やす すがた ほ しょく くう ちゅう み とうなん えっとう 見つけた日付と場所 報告 21 0 1 見つける難易度 ★★★ ノスリ・オガサワラノスリ・ダイトウノスリ ノスリ (タカ目 タカ科) 鳥類 絶滅したダイトウノスリ 2 ノスリにはノスリ、オガサワラノスリ、ダイトウノスリの 3 亜種があり、日 本で見られるノスリのほとんどは亜種ノスリです。 3 オガサワラノスリは小笠原群島にのみ生息し、環境省第 4 次レッドリスト では絶滅危惧 IB 類(EN)に掲載されています。また、ダイトウノスリは 4 これまで大東諸島で確認されていましたが、1973 年に北大東島で観察 されたのを最後に記録はなく、同レッドリストでは絶滅(EX)に掲載され 5 ています。 6 7 8 分布 北海道、本州、 四国、九州、沖縄 春 顔と体全体がわかるよう 冬 おな おお とり からだ せ なかがわ ぜんたいてき うすちゃいろ カラスとほぼ同じ大きさの鳥です。 体の背 中 側は全 体的に薄 茶色 しろ いろ で、お腹 側は白っぽい色をしています。とまったときにはずんぐり み と つばさ か めん しろ み つばさ して見えます。 飛 んだときに翼 の下 面は白っぽく見えますが、翼 よく かく ぶ ぶん ちゃいろ はん はい とくちょう こま 16 面の先端と翼角のあたりのこ げ茶色の斑がわかるように 撮影してください。 よこじま も よう には細かい横 縞 模 様があります。 ほっかいどう ほ ん しゅう ちゅう ぶ い ほく し こく さん ち は ん しょく ふゆ 主に北 海道や本 州 中 部 以 北・四 国 の山 地で繁 殖しますが、冬に へい ち ちか みなみ くい ち ほう で ん ちゅう い どう えっとう ち か と あと すいでん み 近くにある杭や電 柱にとまっているところをよく見かけます。 ・見分け方・ 15 飛んでいるときには、翼の下 お ばね なると平 地や南の地 方に移 動して、越 冬 地では刈り取り後の水 田 14 に撮影してください。 の先 端と翼 角 の部 分にこげ茶 色の斑 が入るのが特 徴です。 尾 羽 おも 13 秋 大きさ オス 全長 52cm メス 全長 56cm せんたん 12 夏 ※ただし、北海道では夏、奄美・琉球諸島などでは冬 なかがわ 11 とまっているときには、 見つける季節の目安 通年 9 10 写真の撮り方のポイント 見つけられる環境の目安 河原、畑、水田、山林、草原 ! 見つけた日付と場所 年 月 日 場 所 間違いやすい種にトビがいます。よく見かけるトビと比べると、ノスリの方がひとま 年 月 日 場 所 体的に茶色が濃く、翼の一部に白い斑が入ります。ノスリの尾羽は広げる 年 月 日 場 所 わりほど小さいです。また飛んでいるところを下から見ると、トビの方が全 と円形ですが、トビの尾羽は三角に見えるので見分けることができます。 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 トビの尾羽は三角形です 17 22 22 調査対象外= 対象外 23 23 0 1 見つける難易度 ★★ ニホンカナヘビ(トカゲ目 爬虫・両生類 カナヘビ科) 調査対象外= 対象外 2 3 4 5 6 7 8 ニホントカゲ幼体 見つけられる環境の目安 水田、林縁、草原 四国、九州 春 9 ひ じょう なが よ 冬 を撮影してください。 ほそなが ちゅう こ う せ い のぼ の う りょく たか おも りんえん ば と呼ばれます。 昼 行 性で、登る能 力も高く、主に林 縁のガレ場や うえ に っ こう よ く すがた み は ん しょく き おも がつ いし とうぼく した たまご こ う よる お ば あいだ くさ 17 24 24 は どの殻 のある卵を 2 ~ 6 個 産みます。 夜 は落ち葉 の間 や草 の葉 うえ ・見分け方・ 16 に撮影してください。 繁 殖 期は主に 5 ~ 8 月で、石や倒 木の下などに 6 ~ 10mm ほ ねむ がつ いし した つち なか とうみん の上で眠り、10 ~ 4 月に石の下や土の中で冬眠します。 15 頭 から 尾 の 先 端 ま で、全身が入るよう 草の上で日光浴をしている姿が見かけられます。 から 14 鱗や側面の模様が見え るように、拡大した写真 尾が非常に長く、ヘビのように細長いことから“愛蛇(かなへび) ” くさ 13 近づける場合は背中の 全長 16 ~ 27cm 卵からふ化した時の大きさは全長で 7 ~ 9cm ほど お 12 秋 対象外 大きさ 10 11 夏 ニホントカゲ成体 写真の撮り方のポイント 見つける季節の目安 春・夏・秋 分布 北海道、本州、 対象外 背中が茶色~褐色で、尾が長いのが特徴です。鱗ひとつひとつに“キール”と呼 ばれる筋があり、手で触るとザラザラします。ニホントカゲと間違われることがあ ! 見つけた日付と場所 年 月 日 場 所 りますが、ニホントカゲの体の表面には光沢があるのに対し、ニホンカナヘビはカ 年 月 日 場 所 やかな青色をしていますが、ニホンカナヘビの尾は茶色っぽいことで見分けられま 年 月 日 場 所 サつく外見をしています。また、幼体を見比べると、ニホントカゲの幼体の尾は鮮 す。ニホンカナヘビのオスは交尾の時にメスを強く噛むので、V 字の歯型がメス の腹面に残ります。 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 25 25 0 1 見つける難易度 ★★★ アオダイショウ(トカゲ目 爬虫・両生類 ナミヘビ科) マムシに注意! ! 2 3 全体が太く短い体形 危険! ! 近づかない! 4 ・見分け方・ 5 幼蛇 6 見つけられる環境の目安 平地~山地の林、畑、水田、人家周辺 7 背中の模様はオリーブグリーンの地にぼんやりした縦縞があるのが普通で、シマ ヘビと見間違われることがありますが、目の虹彩の色(アオダイショウはオリーブ かかった褐色、シマヘビは赤っぽい)で区別することができます。 幼体は成体と色や模様が異なり、ニホンマムシに似た斑紋がありますが、眼の後 ろの黒線(眼線)がニホンマムシでは太く、アオダイショウは細いことなどで見分 けることができます。見分けに確信がない時は、ヘビにはむやみに近づかないよ うにしましょう。 写真の撮り方のポイント 8 に、頭を横側と上側から 北海道、本州、 春 四国、九州 夏 秋 全長 100 ~ 192cm 卵からふ化した時の大きさは 35 ~ 40cm 太さは全長 100cm ほどの個体の一番太いところで 3 ~ 3.5cm 11 き のぼ とく い はらがわ うろこ かど ば き 木に登るのが得 意で、腹 側の鱗にある角 張りを木にひっかけてス のぼ とり す おそ せいたい た みん で「ネズミヘビ」と呼ばれるほどネズミをよく食 べることから、民 か そう こ たいせつ あつか おも にっ ちゅう かつどう 家や倉庫では大切に扱われてきました。主に日中に活動しますが、 ようたい 14 えいめい ルスルと登り、鳥の巣を襲うこともあります。成体になると、英名 よ 13 冬 大きさ 10 12 撮影してください。 見つける季節の目安 春・夏・秋 分布 9 よる み 幼体は夜にもしばしば見かけられます。 がつ こう び がつ だ えん けい たまご う 5 ~ 6 月に交 尾し、7 ~ 8 月に 4cm ほどの楕 円 形の卵を産みま 15 どく ちから つよ は かた か す。 毒はありませんが、あごの力 が強く、歯も硬いため噛まれる ち で に にお と血 が出ることもあり、つかまれるとカメムシに似た臭いをなすり 16 17 26 26 可能であれば、 鱗の並 びや目の色がわかるよう ちゅう い ひつよう ふゆ ち ちゅう とうみん つけるので注意が必要です。冬は地中にもぐり冬眠します。 体全体が写るように、 背中側から撮影してく 背側にはぼんやりとした模様があります ださい。 ! 見つけた日付と場所 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 27 27 0 1 見つける難易度 ★★ アカハライモリ(サンショウウオ目 爬虫・両生類 イモリ科) イモリ?ヤモリ? 2 名前がよく似るヤモリと間違われることがありますが、ヤモリは陸生の 爬虫類で家を守るという意味から“家守”、イモリは水中を利用する両 3 生類で井戸を守るから“井守”と書きます。 ・見分け方・ 4 5 6 7 8 9 見つけられる環境の目安 池や沼、水田などの浅い止水 背中が黒く、腹面が赤いことが特徴です。地域によって赤さは異なり、黄色がかっ たオレンジや濃い赤色になる場合もあります。 同じような環境には、イモリと形が似ているサンショウウオがいますが、こちらは 腹面が赤くないことや、皮ふの表面がイモリのようにザラザラしていないことなど で見分けられます。 写真の撮り方のポイント 見つける季節の目安 春・夏・秋 分布 本州、四国、 九州 春 夏 体の横から全身が写る ように、また、体の色 秋 味がわかるように撮影 冬 してください。 大きさ 全長 7 ~ 14cm メスの方がオスよりも大きくなります 10 な 11 とお あか はら なか いけ ぬま た み さん らん き がつ じょう じゅん しつ つつ たまご す い ちゅう お ば みずくさ は直 径 2mm ほどのゼリー質に包まれた卵を水 中の落ち葉や水 草 こ う は ん しょく き お そくめん こ ん い ん しょく よ むらさき いろ か 頭部の側面は婚 姻色と呼ばれる紫がかった色に変わります。 せいたい す い ちゅう せいかつ あめ とき よる り く じょう み ふゆ みず べ ちか いし した お ば した も見かけることができます。 冬は水 辺 近くの石 の下や落ち葉 の下 とうみん 15 16 17 28 28 撮影してください。 どう ぶ 成体はふだん水 中で生活しますが、雨の時や夜などには、陸 上で 14 全体がわかるように に 1 個 ずつ産 みつけます。 繁 殖 期 になると、オスの尾 や胴 部 、 とう ぶ 13 りょう せ い る い ぼの中でよく見 かけられます。 産 卵 期は 4 ~ 7 月 上 旬で、メス ちょっ け い 12 こ がた その名の通り、“赤い腹 ”をもつ小 型の両 生 類で、池や沼 、田ん などで冬 眠します。 からだ ひょうめん どく さわ あと て あら 体 の表 面には毒 があるため、 触った後 はよく手を洗 いましょう。 腹部に赤い模様があります ! 見つけた日付と場所 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 29 29 0 1 見つける難易度 ★ ニホンアマガエル(カエル目 爬虫・両生類 アマガエル科) 青い? 黄色い? ニホンアマガエル 2 ニホンアマガエルは、まわりの環境に合わせて、体の色を変化させ、周囲 の色彩に溶け込んでいるように見えます。しかし、実際には自分のまわりの 3 色を目で見て似せているのではなく、皮ふにある 3 種類の色素細胞内部の 顆粒が、温度や湿度、光などに反応して集まったり、ばらばらになったりす 4 ることで、結果的に保護色になっていると考えられています。また、まれに 全身が青い個体や、目が赤くて全身が黄色い個体が見つかることがありま 5 すが、これらは突然変異や遺伝により色素細胞そのものを持っていないため 6 水田の近くの植物の上でよく休んでいます 7 見つける季節の目安 分布 8 北海道、本州、 春 四国、九州 春・夏・秋 夏 秋 冬 大きさ 9 目の前方から前肢の根元付近にかけて、黒い線状の模様が入ることが特徴です。体 の色が同じく緑色で、まぎらわしいカエルにシュレーゲルアオガエルやモリアオガエル がいますが、これら 2 種の目のまわりには黒い模様が入らないことで区別できます。 また、幼生(オタマジャクシ)は左右の目が広く離れた独特な顔つきをしているため、 他のオタマジャクシと簡単に見分けることができます。 体長 2 ~ 4cm オスよりもメスの方が大きくなります に ほんこくない 10 ひろ ぶん ぷ め き かい おお いっしゅ 日 本 国 内に広く分 布し、目にする機 会 の多 いカエルの一 種です。 きゅう ば ん はったつ ち じょう じゅもく うえ 写真の撮り方のポイント かん 吸 盤が発 達しているため、地 上から樹 木の上まで、さまざまな環 11 きょう り よう は ん しょく き なつ ちゅう しん なが はる あき す い で ん しゅう 近寄れる場合は目のま 境を利 用します。 繁 殖 期 は夏を中 心に長く、春 から秋 に水 田 周 へん しっ ち なが ゆる か せん ぞ わりの黒い模様が写る み 辺 や湿 地 、流 れの緩 やかな河 川 沿 いなどでよく見 かけられます。 12 な まえ ゆ らい あ ま がえる あめ ふ あめ ちか 名 前の由 来は“雨 蛙 ”で、雨が降ったり、雨が近づいたりすると、 おお 13 るのです。 ・見分け方・ 見つけられる環境の目安 小川、河原、畑、水田、池沼 に生じる色の変化で、温度などによる変化とは違う仕組みで色が変わってい こえ が っ しょう 「クワッ、クワッ、クワッ、・・・」と大きな声 で合 唱(コーラス) き するのが聞こえます。 からだ 14 いろ みどり い ろ いっ ぱん てき か ん きょう あ いろ か 体 の色 は緑 色 が一 般 的 ですが、まわりの環 境 に合 わせて色を変 の う りょく とき はいいろ けいかいしん ひ かく える能 力 があり、時には灰 色になったりもします。 警 戒 心 が比 較 15 16 17 30 30 てきよわ かんたん つか さわ あと からだ ひょう め ん どく 的 弱く、簡 単に捕まえることができますが、体 の表 面には毒 があ て め るため、触った後 はすぐに手をすすぎ、目などをこすらないよう ちゅう い ひつよう ふゆ ち ちゅう とうみん に注 意する必 要があります。 冬は地 中で冬 眠します。 体の全身が写るよう に、横から撮影して ように、頭部を横から 撮影してください。 ください。 ! 見つけた日付と場所 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 31 31 0 1 見つける難易度 ★ アキアカネ(トンボ目 昆虫類 トンボ科) 夏は避暑地で 2 アキアカネは羽化した地域にずっと留まらず、遠く離れた高い山に移動 する習性があります。これは、暑くて生活しにくい低地を避けて、涼し 3 胸部にある、前の黒筋はとがっています 4 い山地で夏を過ごす「避暑旅行」をするためということがわかってきま した。 涼しい山地で、たっぷりと小昆虫などを食べて栄養を蓄えた成虫 は、 体重が羽化したころの約 2 倍以上になり、オスは黄色だった体色 があざやかな赤色になります。 5 調査対象外= 6 8 ナツアカネの胸部は、前の黒筋は 断ち切れたようになっています 見つけられる環境の目安 河原、水田、林縁、草原 分布 奄美以北 見つける季節の目安 夏・秋 春 9 に ほん ぶん ぷ おお しゅ くろ ふ つう はん み しゅ からだ いろ わか せ い ちゅう さ は橙 色に黒い班 があり、若い成 虫ではオス、メスにあまり差はあ せ い じゅく あか りませんが、秋になり成 熟するとオスは赤くなります。 よ う ちゅう す い ちゅう せいかつ はるさき たまご かえ よ う ちゅう ほか すい せい こん 幼 虫 は水 中 で生 活し、春 先に卵 から孵った幼 虫 は、他 の水 生 昆 と た せ い ちょう じゅう ぶ ん せ い ちょう よ う ちゅう 虫や小動 物を捕らえて食べ、成長します。十 分に成長した幼 虫は、 がつ じょう じゅん ち じょう せ い ちゅう あ しょく ぶ つ くき う か 17 32 32 あか かいほうくうかん この さんらん すいしん へい ち すい でん ち いき します。 成 虫は、広々とした明るい開 放空間を好み、産 卵は水 深 あさ 16 ひろびろ ば しょ えら の浅い場 所を選んでおこないます。そのため、平 地の水田地域で おお み スしているときがシャッターチャ ふく アカネはそれらの中でも普 通に見られる種 のひとつです。 体 の色 だいだい い ろ トンボがはねを下げてリラック と近づきましょう。 6 月 上 旬くらいから地 上に上 がり、植 物 の茎などにつかまり羽 化 15 しています。 ンスです。あせらずにゆっくり あか ちゅう しょう ど う ぶ つ 14 間違えやすい種ですが、胸の模様を見ると、アキアカネは 2 本ある黒い筋のう ち前の筋の先端がとがっているのに対し、ナツアカネでは断ち切れたような形を 写真の撮り方のポイント 冬 日 本に分 布する「赤とんぼ」には多くの種 が含まれますが、アキ あき 13 秋 違いによって区別することができます。ナツアカネは、その中でもアキアカネと 体長約 4cm はねを開いた大きさ約 5cm なか 12 夏 他の赤とんぼと呼ばれるトンボ類とよく似ますが、はねや頭の色や、胸の模様の 大きさ 10 11 野の池や田んぼに降りてきます。 ・見分け方・ 7 対象外 対象外 平野も涼しくなり始めるころに、成虫は交尾と産卵のために山地から平 は多くのアキアカネを見ることができます。 成虫の胸の横の模様 が見えるように撮影 してください。 ! 見つけた日付と場所 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 33 33 0 1 見つける難易度 ★★ ハラビロカマキリ(カマキリ目 昆虫類 カマキリ科) 調査対象外= 対象外 2 3 4 対象外 まれに茶色の個体も見られます ・見分け方・ 5 6 7 8 9 10 春 夏 秋 冬 胸と腹の部分を背 面側から、 胸の形 とはねにある白い 点がよく写るように 体 長 はオスが 4cm ~ 6cm、メスが 5cm ~ 7cm くらいです。 ほか くら ぜ ん きょう みじか ふく ぶ はば ひろ み せい まえ しろ まえ しろいろ ちい もん と く ちょう 虫の前ばねに白 色の小さな紋があるのが特徴です。前あしには白 き いろ みどりいろ か っ しょく こ たい おお むらさき い ろ み 褐色のものもまれに見られます。 き うえ よ う じょう この りんえん せいそく ひ あ よ はな えだ えさ うえ こ ん ちゅう ひら ま くさ ち み き みき えだ だ えんけい ら ん しょう う に卵のつまった楕 円 形の卵 鞘を産みつけます。 見つけた日付と場所 卵鞘 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 べい 年 月 日 場 所 いる姿 が見られることもあります。 樹 の幹 や枝、ブロック塀など たまご ! 胸部が幅広で短く、はねに白点がある ぶ の葉 上に生 息しています。 花などで、餌である昆 虫を待ち伏せて すがた 17 34 34 撮影してください。 他 のカマキリに比 べて前 胸 が短く、腹 部は幅 が広く見えます。 成 樹 の上 などを好 み、林 縁の日 当たりの良 い枝 の上 や開 けた草 地 16 体の横から全身が写る 味がわかるように撮影 黄 色のイボがあります。 緑 色の個 体が多いですが、紫 色がかった 15 特徴があります。 してください。 大きさ オス 4 ~ 6cm メス 5 ~ 7cm ちゅう 14 んが、成虫と同じような体型で、腹部を上に向けて曲げている場合が多いという ように、また、体の色 た い ちょう 13 えでの大きな特徴です。幼虫は、はねが発達していないため白紋は観察できませ 見つける季節の目安 夏・秋 11 12 他のカマキリに比べ、明らかに前胸が短く体幅が広いことから、頭が大きく寸詰ま りな印象を受けます。前ばねに白色の小さな紋があり、これは他種と見分けるう 写真の撮り方のポイント 見つけられる環境の目安 河原、畑、林縁、草原 分布 本州、四国、 九州、沖縄 オオカマキリの仲間は胸部が細長く、はねに白点があ りません 年 月 日 場 所 35 35 0 1 見つける難易度 ★★ ツマグロヒョウモン(チョウ目 昆虫類 タテハチョウ科) 調査対象外= 対象外 2 東日本に分布拡大中 3 ウで、日本はこのチョウの分布のもっとも北にあたります。 ツマグロヒョウモンは世界的には暖帯から熱帯域にかけて広く分布するチョ 対象外 似ている種 アカタテハ 4 かつては西日本を中心に分布し、東日本で見るのは珍しいチョウだったの ですが、2000 年代に入り関東地方でも普通に見かけるようになりました。 年によって見られる北限が変わるようですが、定着が進んで以前よりよく見 られるようになった地域もあります。また平野部だけでなく山地にも進出し 5 7 8 対象外 写真提供 / 片岡宏樹 ツマグロヒョウモン(メス) ・見分け方・ 6 てきていると言われています。 似ている種 ミドリヒョウモン 見つけられる環境の目安 畑、草原、住宅地 幼虫 写真提供 / 飛行機雲さん 分布 本州、四国、九州、沖縄 9 春 11 夏 秋 なか ま こうえん じ ん か しゅう へ ん スミレ類をさがすことで、 幼虫や産卵に来る成虫を 確認できる可能性が み 高くなります。 中 型のタテハチョウの仲 間で、公園や人 家 周 辺などで見られます。 12 せ い ちゅう にっ ちゅう ひく ば しょ ゆる と はな 成 虫は日中 、低い場 所を緩やかに飛び、いろいろな花で吸 蜜しま よ う ちゅう しょく そ う た は と 16 17 36 36 ぶ さいばいしゅ さき くろ ぶ ぶん と く ちょう な まえ よ う ちゅう くろ はいめん あか せん い ゆ らい なが ています。 幼 虫は黒く背 面に赤い線 が入り、長いトゲでおおわれ み わる どくむし み ているため、一 見 気 味 悪く毒 虫のようにも見えますが、トゲなど どく に毒はありません。 * 食草 昆虫が食物とする植物を「食草」といいます。とくにチョウの幼虫では食草が特定の植 物に限られているものが多くいます。 で模様が見えるように撮 この み メスの前ばねの先にある黒い部 分が特 徴で、名 前の由 来にもなっ いっ けん き 15 し で食べ、そのため都 市部でもよく見かけます。 まえ 14 成虫ははねが開いた状態 きゅう み つ す。 幼 虫 の食 草*はスミレの葉です。 パンジーなど栽 培種も好 ん 13 す。メスの前ばねには、よく目立つ黒い部分があります。オスは他のヒョウモンチョ ウと見分けがつきにくいので、最初は特徴のあるメスをさがしてみましょう。 食草となる 冬 大きさ はねを開いた長さ 約 6cm ちゅう が た マグロヒョウモンには後ろばねのふちに黒いフリルもようがあることで区別できま 写真の撮り方のポイント 見つける季節の目安 春・夏・秋 10 ヒョウ柄のはねが特徴で、これは他のヒョウモンチョウ類ともよく似ていますが、ツ ! ツマグロヒョウモン(オス) 見つけた日付と場所 影してください。 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 37 37 0 1 見つける難易度 ★★★ アカボシゴマダラ大陸亜種(チョウ目 昆虫類 タテハチョウ科) 食草をめぐる抗争 2 関東地方に放された外国産のアカボシゴマダラは、餌となる植物があり気 候風土が適していたために定着し、分布が拡大したと考えられています。 3 春期に見られる白化型 写真提供/ミー & クーさん 4 今後も市街地の公園などの人工的な環境に適応して拡がっていくと考えら れています。 アカボシゴマダラの幼虫が食べるエノキは、もともと日本にいるゴマダラ 5 チョウやオオムラサキの食草でもあります。アカボシゴマダラがもともとい 6 ぐって競争し、在来の種が減ってしまうのではないかと心配されています。 8 9 ・見分け方・ 7 なかった場所に入り込むことによって、これらのチョウの幼虫が食草をめ 見つけられる環境の目安 畑、林縁、平地林 分布 関東地方、 東海地方 幼虫 写真提供 / 片岡宏樹 見つける季節の目安 春・夏・秋 春 10 夏 秋 在来種であるゴマダラチョウと似ていますが、成虫の後ろばねに赤い模様があるこ とで区別することができます。また、アカボシゴマダラ大陸亜種は、春に白化型と 呼ばれる赤い模様がないものが現れることがありますが、ゴマダラチョウに比べて 全体に白く、区別は容易です。 写真の撮り方のポイント 冬 食草となる 大きさ はねを開いた長さ 約 7 ~ 9cm エノキをさがすことで、 幼虫や産卵に来る成虫を 11 ちゅう が た なか ま み にっ ちゅう じゅえき じゅく か じつ しる す き うえ はやし ゆる と よ う ちゅう は あま み おおしま とく の しま ざい このチョウは、日 本には奄 美 大 島と徳 之 島にアカボシゴマダラ在 らい あ しゅ ぶん ぷ ねん い こう かんとう ち ほう み かんとう ち ほう ど、関 東 地 方でも見られるようになりました。この関 東 地 方 のア あま み ぐんとう こと カボシゴマダラは、奄 美 群 島 のものとは異なるアカボシゴマダラ 15 たい りく あ しゅ 17 38 38 ちゅう ご く ちょう せ ん は ん と う ぶん ぷ がいこく こ に て い ちゃく えられています。 高くなります。 えるように撮影して ! 見つけた日付と場所 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 かんが 年 月 日 場 所 かが持ち込んでわざと逃 がしたものが定 着したのではないかと考 確認できる可能性が ください。 だれ 大 陸 亜 種という中 国 や朝 鮮 半 島 に分 布 するもので、外 国から誰 も 16 ある赤い模様が見 た へりを緩やかに飛びます。 幼 虫はエノキの葉を食 べます。 来 亜 種 が分 布 するのみでした。しかし 1995 年 以 降 に埼玉県な 14 成虫の後ろばねに 成 虫 は日 中 、 樹 液や熟した果 実 の汁を吸ったり、 樹 の上 や林 の に ほん 13 りょく ち 中 型 のタテハチョウの仲 間 で、 公 園や緑 地 などで見られます。 せ い ちゅう 12 こうえん 年 月 日 場 所 39 39 0 1 見つける難易度 ★★★★ ハマダンゴムシ(ワラジムシ目 その他無脊椎動物 ダンゴムシ科) 海岸に生息するダンゴムシの仲間は本種だけですが、海岸付近の林にはオカダン 2 ゴムシがすんでいます。オカダンゴムシは 2 ~ 15mm 程度で体色は黒もしくは 灰色に黄色模様です。ハマダンゴムシでは胸部の体節の両端に底節板(小さな板) があること、腹尾節(いちばんお尻の部分)の形が横長の長方形であること(オ 3 カダンゴムシでは富士山形)から見分けられます。フナムシやワラジムシにも似ま ・見分け方・ 4 5 すがこれらの生きものは、ダンゴムシのように丸まりません。 6 対象外 7 個体によって体色や模様に違いがあります 8 見つけられる環境の目安 海岸(砂浜) 9 ハマダンゴムシ(左)とオカダン ゴムシ(右)は腹尾節(いちばん お尻の部分)の形が違います 調査対象外= 分布 北海道、本州、 四国、九州 写真の撮り方のポイント 見つける季節の目安 通年 春 夏 秋 丸まっていない状態 11 大きさは 3 ~ 25mm で、 体 色 は白 、 灰 色、ピンク、オレンジ と 12 15 に撮影してください。 はいいろ しろ も よう ひ か く て き か ん きょう よ こま じゃ り すな かいがん み ます。 比 較 的 環 境 の良 い、細 かい砂 利 や砂 の海 岸でよく見られ ひる ま う あ かいそう りゅう ぼ く かいそう さかな した ます。 夜 行 性 で、昼 間 は打ち上 げられた海 藻や流 木 などの下 の すな もぐ はま う あ どうぶつ 砂 に潜っています。 浜 に打 ち上 げられた海 草や、 魚 などの動 物 し 14 くろ 撮影してください。 などバリエーションに富 んでいて、黒 や白 の模 様 があるものもい や こうせい 13 しろ 丸まった状態では顔と では横が見えるよう 大きさ 体長約 3 ~ 25㎜ た い しょく ハマダンゴムシ(左)とオカダンゴムシ (右) ハマダンゴムシの胸部の体節の 両端に底節板と呼ばれる小さな板がつ いています 腹尾節が見えるように 冬 10 おお 対象外 対象外 た の死 がいを食 べます。 ! 見つけた日付と場所 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 16 17 40 40 年 月 日 場 所 41 41 0 1 見つける難易度 ★★ アシハラガニ(エビ目 その他無脊椎動物 モクズガニ科) 2 3 4 ・見分け方・ 四角形の甲をしています 5 6 ハサミは左右同じ大きさです クロベンケイガニやハマガニなどに似ますが、甲の表面がややなめらかで、目立 つ模様や顆粒がなく側縁(甲羅の両横の部分)前方に深い切れ込みがあり、2 つ のとがった歯があるように見えます。またはさみが左右同じ大きさで、他の脚は毛 深くないことである程度区別することができます。 7 8 9 写真の撮り方のポイント 見つけられる環境の目安 海岸 分布 北海道、本州、 四国、九州 見つける季節の目安 春・夏・秋 春 ひ がた はいかい おおがた こう あお はい いろ あつ た ん こ う しょく まる さ ゆう おな おお か こう よこなが め だ ふと ないわん さ でい ひ がた 丸っこく、左 右 同じ大きさをしています。 河 口や内 湾の砂 泥 干 潟 ひ がた めん はら ちょう か ん た い すなぞこ み に生 息し、 干 潟 に面したヨシ原 から潮 間 帯 の砂 底にかけて見 つ うみ とお はな さ でい ふか けることができます。 海 から遠く離 れることはなく、砂 泥 に深さ ほ せいかつ ふゆ す あな とうみん かつどう 40cm ほどの巣 穴を掘って生 活し、冬は巣 穴で冬 眠します。活 動 ひる よる かっぱつ い は昼よりも夜が活発と言われています。 15 冬 の長 方 形 で厚 みがあります。 はさみは淡 黄 色 で目 立ち、 太くて す あな 14 秋 干 潟を徘 徊するカニとしては大 型です。 甲 は青 灰 色 でやや横 長 せいそく 13 夏 大きさ 甲の幅 約 3 ~ 3.5cm ちょう ほ う け い 12 た ざ っ しょく せ い ほか ほ しょく いろいろなものを食 べる雑 食 性で、他 のカニを捕 食することもあ どう ぶつ し がい しょく ぶ つ し つ ゆう き ぶつ ぶんかい うなが ひ がた ります。 動 物 死 骸 や植 物 質 などの有 機 物 の分 解を促 す「干 潟 の 16 17 42 42 形や色がわかるように 撮影してください。 10 11 少し怒らせてはさみの そう じ や せいたいけい なか じゅう よ う やくわり にな 掃除 屋さん」として生 態系の中で重要な役 割を担っています。 甲の形、模様や表面の 様子が見えるように撮 影してください。 ! 見つけた日付と場所 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 43 43 0 1 見つける難易度 ★★ アサリ(マルスダレガイ目 その他無脊椎動物 マルスダレガイ科) 身近なアサリは、どこから来たの? 2 近年、国内でのアサリの漁獲量の減少に伴って、日本は生きたアサリを海 外から輸入しています。輸入されたアサリの多くは、国内の海で短期間養 3 われた後、そのまま食用とする他に、養殖などのためアサリ種苗(種貝) として日本各地の養殖場や潮干狩り場に撒かれます。 4 一方で、これら撒かれた外来のアサリに混じっていたと考えられる、肉食 5 性でアサリなど二枚貝を捕食する巻貝(サキグロタマツメタ)が本来は分 6 を与えてしまう問題を引き起こしています。また、輸入されるアサリについ 布しない東北地方などへすみつき、もともと日本に分布するアサリに被害 ても DNA の解析などからもともと日本に分布するアサリとは違いが見ら 多様な殻の模様 かくらん れるため、遺伝的攪乱を心配する声があります。 7 8 9 10 このように、食用として持ち込まれた生きものが定着してしまったり、日本 見つけられる環境の目安 海岸 生息地では体を砂に沈めて、入水管と 出水管だけを表面に覗かせています (岩手県鵜住居川 写真提供 / 松政正俊) 分布 北海道、本州、 四国、九州 写真の撮り方のポイント 見つける季節の目安 通年 春 夏 秋 冬 アサリの殻に着いた砂や泥をすす 大きさ 貝殻の長さ 約 3.5 ~ 4cm ぎ、殻の模様や表面の様子が見え 11 しょく よ う が い 12 殻をもち、殻には山 形やさざ波など多 様な模 様があります。 殻の な じ ふか に まい がい たまご が た 食 用 貝として馴 染みの深い二 枚 貝です。4cm ほどになる卵 型 の から から ひょう め ん こうたく やまがた よわ なみ た よう きゅうしゅう も よう から たんすい え い きょう ないわん ひ がた すなはま 北 海道から九 州にかけて淡 水の影 響 のある内 湾の干 潟 や砂 浜を この せいそく せいそく ち からだ すな しず にゅう す い か ん しゅっ す い か ん 好んで生 息します。生 息地では体を砂に沈めて、入 水 管と出水 管 14 16 17 44 44 のぞ だけを表 面に覗かせています。 ・見分け方・ 15 ひょう め ん るように撮影してください。 ぬ の め じょう 表 面は光 沢の弱い布目状となっています。 ほっかいどう 13 に持ち込むつもりがなくても、思いがけず外国の生きものを持ち込んでし まい、日本の生態系に影響を与えてしまう場合があります。 アサリの殻の模様や色彩は、その貝ごと、生息環境などによって変化に富みます。 ! 個体や産地によって殻の模様が大きく変わります 見つけた日付と場所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 また、殻の形も生息する環境によって違いがあり、場所によって殻がやや長く、ふ 年 月 日 場 所 など多様です。見分けには模様だけではなく、光沢が弱く布目状の殻の表面に注 年 月 日 場 所 くらみが弱く薄いもの、逆に殻が丸みを帯び、ふくらみが強く厚くなるものがある 目することである程度区別することができます。 報告 年 月 日 場 所 45 45 0 1 見つける難易度 ★ 植物 ハマエンドウ(マメ科 レンリソウ属) 紫色の花をつけるマメ科の植物は他にもあり 2 ますので、小葉の数や花の大きさ、形など ・見分け方・ 3 4 に注目してさがしてみてください。海岸や湖 岸、川原の砂地に生えているかどうかも識 別するときの重要なポイントです。 海岸砂地の草原に生える似た種類としては、 北海道、本州(近畿地方以東)に分布する ヒロハクサフジなどがあります。小葉や花は、 ハマエンドウに比べ全体的に小さく、小葉の 5 数は 10 ~ 16 枚程度です。花は 6 ~ 9 月 ころに咲きます。 6 調査対象外= 対象外 対象外 似ている種 ヒロハクサフジ 7 写真の撮り方のポイント てください。 8 9 10 見つけられる環境の目安 海岸 ( 海岸や湖岸、川原の砂地) 分布 北海道、本州、 四国、九州、沖縄 見つける季節の目安 花の咲く時期(4 ~ 7 月ころ) 春 ほっかいどう おきなわ かいがん せいいく は こ がん くき 冬 花と葉の形がよく見 えるように撮影して かわ ら すな ち しろ みどりいろ 草原に生育します。葉や茎はやや白みがかった緑 色をしています。 は まい ちい は しょうよう は じく せんたん 葉 は 8 ~ 12 枚 の小さな葉(小 葉)からなり、 葉 の軸 の先 端は ま 14 秋 しょう よ う なが はば 巻きひげになっています。 小 葉 の長さは 1.5 ~ 4cm、幅は 1 ~ はな がつ さ むらさきいろ しろ お むらさきいろ 2cm です。花は 4 ~ 7 月ころに咲き、紫 色~白みを帯びた紫色で、 15 16 17 46 46 ください。 北海道から沖縄にかけての海岸、まれに湖岸や川原などの砂地の そうげん 13 夏 高さ 地面を這うように生育します。 11 12 生育環境がわかるよう な風景の写真も撮影し なが くき さき ほう こ 長さ 2.5 ~ 3cm、茎の先の方に 3 ~ 6 個つきます。 生育環境 ! 見つけた日付と場所 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 47 47 0 1 見つける難易度 ★★ 植物 ハマボッス(サクラソウ科 オカトラノオ属) 海岸に生える似た種類としては、本州(関東以南)から沖縄にかけて分布するア 2 カネ科のソナレムグラなどがあります。ソナレムグラは海岸の岩の割れ目などに生 育し、葉は対生(向かい合って生えること)で、葉や花はハマボッスに比べて小さ めです。花は 8 ~ 9 月ころに咲き、ハマボッスの花びらは 5 枚ですが、ソナレム 3 グラは 4 枚です。果実は球形で径 4mm で、先に 4 個の短い萼片があります。 ・見分け方・ 4 5 小笠原諸島には、ハマボッスの変種のオオハマボッスが生育しています。ハマボッ スに比べて花が大きく、径は約 1.5cm です。(オオハマボッスについての情報は いきものログからの報告をお願いします。) 調査対象外= 対象外 6 7 対象外 似ている種 ソナレムグラ 果実 8 対象 外 小笠原諸島に生育するオオハマボッス 写真の撮り方のポイント 9 10 11 見つけられる環境の目安 海岸 分布 見つける季節の目安 花の咲く時期(5 ~ 6 月ころ) 北海道、本州、 四国、九州、沖縄 春 12 13 秋 冬 ほっかいどう おきなわ かいがん よく見えるように撮影し てください。 せいいく たか 北 海道から沖 縄にかけての海 岸に生 育し、高さは 10 ~ 40cm に にくあつ こうたく ほそなが らん けい ご せい は は なが はば い違いに生えること)し、長さ 2 ~ 5cm、幅 1 ~ 2cm です。 15 16 17 48 48 たが なります。葉は肉厚で光沢があり、細長い卵形で、互生(葉が互 ちが はな がつ さ しろいろ 花と葉、または果実と葉 を一緒に、それらの形が 高さ 10 ~ 40cm は 14 夏 けい はな か ! 見つけた日付と場所 弁)は 5 枚です。果実は球形で径 4 ~ 6mm で、先端にめしべの 年 月 日 場 所 一部(花柱)が残ります。果実の中に楕円形の種子が入っています。 年 月 日 場 所 いち ぶ か ちゅう か じつ のこ きゅう けい けい か じつ なか せんたん だ えん けい しゅ し はい 撮影してください。 報告 年 月 日 場 所 年 月 日 場 所 まい ような風景の写真も 年 月 日 場 所 花は 5 ~ 6 月ころに咲き、白 色で径 1 ~ 1.2cm で、花びら(花 べん 生育環境がわかる 生育環境 49 49 0 1 見つける難易度 ★ 植物 ハマヒルガオ(ヒルガオ科 ヒルガオ属) 2 たくましい浜辺の植物 3 にいくつかの特徴を持っています。 例えば、ハマヒルガオの葉はやや厚く 海岸に生育する植物は、その厳しい環境で生きるため、形態的、生理的 なっていますが、これは葉の中に水を蓄える組織が発達しているためで す。 葉の光沢は、強い日差しを照り返すとともに水分の蒸散を防いでい 4 ます。 根は地中 15 ~ 40cm ほどの深さで横に走っていて、地表面の水分がほ 5 とんどなくなった時も地中の湿った砂から最小限の水分を得ていると考え られます。また、根が横走することで砂の移動を防いでいます。 6 生育環境 7 8 9 見つけられる環境の目安 海岸(海岸や湖岸の砂地) 分布 北海道、本州、 四国、九州、沖縄 写真の撮り方のポイント 生育環境がわかるよう な風景の写真も撮影し てください。 見つける季節の目安 花の咲く時期(5 ~ 6 月ころ) 春 夏 秋 冬 高さ 地面を這うように生育します。 10 ほっかいどう は 11 12 おきなわ かいがん こ がん すな ち せいいく じ めん 北 海道から沖 縄にかけての海 岸や湖 岸 の砂 地 に生 育し、地 面を ひろ は さき まる かたち き ぶ おお 這って広がります。葉は先が円いハートのような形で、基部は大き 花と葉、または果実と葉 くへこんでいます。葉 の長さは2~4cm、幅は3~5cmでやや厚 を一緒に、それらの形 は こうたく なが はな はば がつ あつ さ いろ く光沢があります。花は5~6月ころに咲き、ピンク色で、アサガオ かたち けい か じつ おお きゅう け い のような形をし、径は4~5cmです。果実は大きくほぼ球形です。 13 15 16 17 50 50 調査対象外= ・見分け方・ 14 果実 対象外 がよく見えるように撮影 してください。 ! 見つけた日付と場所 ヒルガオやコヒルガオなど花が似ている 年 月 日 場 所 も注目してください。また、海岸や湖岸 年 月 日 場 所 種類がいろいろありますので、葉の形に の砂地に生えているかどうかも識別する 年 月 日 場 所 ときの重要なポイントです。 似ている種 ヒルガオやコヒルガオは 野原や道ばたに生え、6 ~ 8 月ころに 開花します。 報告 ヒルガオ 対象外 コヒルガオ 年 月 日 場 所 対象外 年 月 日 場 所 51 51 行ってみよう 三陸復興国立公園 さんりくふっこうこくりつこうえん なんぼく えん ちょう やく 三 陸 復 興 国 立 公 園 は、 南 北 の 延 長 は 約 ほく ぶ うみ しょう 220km、 北 部 は「海 のアルプス」とも賞され ごうそう だいだんがい なん ぶ い く ち けい ゆう び る豪壮な大断崖、南部は入り組んだ地形が優美 かいがん 環境省の復興事業 グリーン復興 プロジェクト か ん きょう しょう さんりくふっこうこくりつこうえん そうせつ 環 境 省では、三 陸復興国立公園の創 設をはじめとしたさまざまな とり く つう プロジェクトに取 組 んでいます。これらのプロジェクトを通じて、 もり さと かわ うみ はぐく し ぜ ん か ん きょう ち いき 森・里・川・海 のつながりによって育まれてきた自 然 環 境と地 域 こうせい つた し ぜん めぐ きょう い まな のくらしを後 世に伝え、自 然の恵 みと脅 威を学 びつつ、それらを かつよう ふっこう ふっこう じっ し 活用しながら復興するグリーン復興プロジェクトを実施しています。 7つの復興プロジェクト さんりくふっこうこくりつこうえん そうせつ つづ はちのへ みや こ かまいし なリアス海 岸が続きます。 八 戸・宮 古・釜 石・ おお ふな と け せん ぬま に ほん ゆう すう みず あ ほこ 大 船 渡・気 仙 沼 など日 本 有 数 の水 揚 げを誇る ぎょこう ゆう しんせん うみ さち あじ 漁 港を有し、新 鮮な海 の幸を味 わうことができ み りょく るのも魅力です。 http://www.env.go.jp/jishin/park-sanriku/enjoy/ 歩いてみよう みちのく潮風トレイル しおかぜ ち いき し ぜ ん か ん きょう く みちのく潮 風トレイルは、地 域の自 然 環 境 や暮 しんさい こんせき り ようしゃ ち いき ひとびと らし、震 災の痕 跡、利 用 者と地 域の人々などを むす みち あお もり けん はちのへ し かぶ さまざまに「結 ぶ道 」として、青 森 県 八 戸市 蕪 しま ふく しま けん そう ま た い しょう せっ てい し まつ かわ うら 島 から福 島 県 相 馬 市 松 川 浦までの 700km を すす ちょう き ょ り し ぜん ほ どう 対 象に設 定を進 めている長 距 離 自 然 歩 道です。 なか ち いき だ い ひょう し ぜん コースの中には、地 域を代 表するすぐれた自 然 けい かん ち ひとびと く ぶん か かん や景 観 地、人 々の暮らしや文 化を感じられるよ しゅう ら く み りょく ば しょ つう か うな集落など、魅力あふれる場所を通過します。 http://www.env.go.jp/jishin/park-sanriku/trail/ し ぜん こう えん さいへんせい ①三陸復興国立公園の創設(自然公園の再編成) ②里山・里海フィールドミュージアムと施設整備 地震・津波による自然環境への影響の把握 ③地域の宝を活かした自然を深く楽しむ旅 自然 環 境への影 響の把 握として、青 森 県から千 葉 県までの津 波 さとやま ち いき さとうみ たから なんぼく し せつ せい び い こう りゅう し ぜん ふか たの ふか みち たび し ぜ ん か ん きょう しおかぜ ④南北につなぎ交流を深める道・みちのく潮風トレイル もり さと かわ うみ さいせい ⑤森・里・川・海のつながりの再生 じ ぞく か のう しゃかい にな ひと じ しん つ なみ し ぜん かん きょう えいきょう あら しょく せ い へん か ち は あく ば けん しゅつ げ ん しっ ち ちょう さ ちょう さ つ なみ しん さい ご じっ し に新たに出 現した湿 地の調査などを実 施しています。 かくにん は あく http://www.env.go.jp/jishin/park-sanriku/green-reconstruction/index.html 52 やく あおもりけん けっ か しんさい え い きょう う かい がん りん さ きゅう しょく せ い しょう し つ 調 査 の結 果 、震 災の影 響を受 けた海 岸 林 や砂 丘 植 生 の消 失 ⑦地震・津波による自然環境への影響の把握 詳しくは HP をご覧ください は あく 浸 水 範 囲(約 580㎢)の植 生 の変 化を把 握する調 査 や、震 災 後 ちょう さ すいしん ⑥持続可能な社会を担う人づくりの推進 しん すい はん い え い きょう いっぽう あら しゅつ げ ん しっ ち ぜつめつ き ぐ しゅ かくにん が確認された一方、新たに出現した湿地で絶滅危惧種が確認さ どくとく か ん きょう つく れ独 特の環境が作られていることなどがわかっています。 http://www.shiokaze.biodic.go.jp/ 53 0 1 しおかぜノート 気づ いたことを 何 で もメモして ね 。 2 3 4 5 6 しおか ぜ 自 然 環 境 調 査 QRコードはこちら 7 企画・実施 8 9 環境省自然環境局 生物多様性センター TEL : 0555-72-6031 〒 403-0005 山梨県富士吉田市上吉田剣丸尾 5597-1 お問い合わせは 10 11 いきも の ログ 運 営 事 務 局 E-mai: [email protected] TEL: 03-6659-3626 受付: 平日(土日、祝日、年末年始の12 月 29 日~ 1 月 3 日を除く)10:00 ~ 17:00 12 〒 130-8606 東京都墨田区江東橋三丁目3番7号 一般財団法人 自然環境研究センター内「いきものログ」運営事務局 いきものログ 13 14 15 16 17 http://ikilog.biodic.go.jp/ 執筆・編集 一般財団法人 自然環境研究センター イラスト 新岡薫/エトブン社(表紙・挿絵) 中原直子(ツバメの巣) 写真提供 片岡宏樹 飛行機雲 松政正俊 ミー&クー 一般財団法人 自然環境研究センター 環境省 デザイン 株式会社アートポスト 印刷・製本 株式会社高陽堂印刷 平成 26 年 7 月発行 報告& 撮影シート ! 報 告できたらチェックしよう。 見つ け た 生 き も の と 日付、場所を 書い て く だ さ い 。 見つけた生きもの 年 月 日 場所( 市、区、町、村 ) 報告 報告& 撮影シート ! 報 告できたらチェックしよう。 見つけた生きものと日付、場所を 書いてください。 見つけた生きもの 年 月 日 場所(市、区、町、村) 報告
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