学校評価 - 静岡市立清水袖師中学校

平成2
平成25年度 学校評価書
学校(園)名:静岡市立清水袖師中学校
Ⅰ 経営の重点に関わること
1
自己
評価
学校教育目標: 自立をめざす生徒
2
重点目標:
自らを積極的に
表現し高め合う
生徒
(1)
学ぶ環境づくり
担当
校長
(2)
授業の充実
担当
校長
安定感・安心感のある学級・学校づくりに努め、生徒一人一人がのびのび 1
と活動し、互いに高め合える学習環境を整えた。
【アンケート】%は肯定的回答
生 徒:Q1 学校は楽しいと思う。88.7%(肯定的回答95%以上を目指す。
Q2 決まりを守り、けじめのある生活をしている。84.2%(肯定的
回答90%以上を目指す。
)
保護者:Q1 学校に楽しく元気に登校していた。94.9%(肯定的回答95%
以上を目指す。
)
【学校説明】
全体としては、保護者のアンケート結果の通り、目標に十分到達していたと考えられ
る。しかし、子ども1人ひとりにおいては、自分自身の悩みや課題をもちながら成長し
ているので、アンケート結果は若干低くなっていると捉える。
学校関係者評価委員会から
①
B
生徒が基礎・基本を身につけ、かかわることを通して、
「分かった」
「でき 2
た」と実感のできる楽しい授業を研究し、実践した。
【アンケート】
生 徒:Q3 基礎的な事柄を理解でき、わかりやすい授業だった。78.6%(肯
定的回答85%以上を目指す。
)
保護者:Q2 学校の授業はわかりやすいと言っている。68.2%(肯定的回答
75%以上を目指す。
)
B
①
B
B
【学校説明】
Q3 78.6%は切実に受け止めたい。2 割の子どもは学習に対する不安を持ち、授業
に対する満足感をもっていないということである。教師 1 人ひとりの授業力向上こそ
が解決の方法と考える。
(3)
信頼される学
校・学級づくり
担当
生徒、保護者及び地域から信頼され、また期待される学校の実現に努め、 3
指導の質の向上を図った。
【アンケート】
保護者:Q3 子どもの指導について、担任や学年、学校と連携がとれた。75%
(肯定的回答80%以上を目指す。
)
①
A
校長
1
A
・学校行事や参観会の時に生徒の様子を見
ると、何事にも一生懸命取り組んでいる
様子や、協力している様子が見られた。
・学習については結果も取り組みも二極化
していて、下の層が2割はいるだろう。
その子たちも見捨てずに指導して欲し
い。
・下の層の子は家庭で面倒を見ることがで
きないので、放課後の学習支援や、ボラ
ンティアなどを活用して、効果的に支援
していただきたい。
・家庭学習の質、時間の使い方がうまくな
ることで、学力の向上が図られるのでは
ないか。
・宿題をきちんとやることなどは中学校の
指導の前に小学校での指導があるので、
小中連携をうまくやって子どもたちを
育てて欲しい。
【学校説明】
教師サイドの真摯な姿勢、前向きな取り組み、真面目な対応、きめ細やかな指導が保
護者に理解されている結果と受け止めたい。
(4)
学年経営の充実
担当
学年主任
①
学年ごとに生徒の実態を捉え、適切な目標を定め、1人ひとりをのばす
ための具体策を実行した。
学年目標 1年「『落ちているゴミを進んで拾える生徒』の育成」
2年「誠実に、自分と仲間を大切に、目標を高く持って向上しよう
とする生徒」
3年「自分を堂々と表現し、目標に向かって努力を続ける生徒、仲
間の良さを認め、磨きあう集団」
B
【学校説明】
1年 自主的に物事に取り組む生徒や当たり前のことが当たり前にできるようになった生
徒が多くいるが、まだできない生徒もいる。
B
2年 学校行事、学年行事の中では、目標に向かって、仲間と協力しながら、取り組む姿
が多く見られ、その中で、仲間の大切さや達成感をもつことができた。その反面、日々
の活動の中では高みを目指して努力していこうとする雰囲気があまりないように感じ
る。学年全体で目標に対する意識や何事も一生懸命に取り組む気持ちを高める指導を具
体的に考えていきたい。
3年 集団としても個人としても、目標達成を目指してよく協力できていた。良いところ
(長所)を認め合うだけでなく、生徒同士で改善点をアドバイスしあい、その改善に向
けて日々努力する姿勢を身につけさせたい。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
アンケート結果については各項目の目標値が高く設定されているので、そこに到達することは難しいと考える。全体として高評価ではあるもの
の、10~20%の生徒のことを考えれば、一層の指導が必要な生徒は多くいると受け止め、今後も継続して指導をすすめたい。また、そこには
個に対応した指導が必要であり、生徒個々の理解に努め、実践していくことを全職員で取り組んでいきたい。
来年度は、重点目標を見直し、生徒が主体的に学習や活動に取り組み、心身ともにたくましく成長するように、各学年、各部会が、常に重点目
標を念頭に置いて、それぞれ教育活動を推進していく。
2
Ⅱ 各指導部・領域に関わること
大項目
中項目
(1)確かな学力の定
着
【市共通項目1】
担当
(学習:
(学習:望月、
望月、
教務)
教務)
自己
評価
評価指標
基礎・基本の定着と自ら考え学ぶ力を育てることに努めた。
4
対策 ア 基礎学力テスト年6回の実施とその学習時間を確保する。
イ 年間を通して朝読書を実施する。
ウ チャイム着席を守ることや、聴く態度を意識させる。
エ 学習内容定着のために、放課後などを利用して学習支援を行ったり、家
庭学習のやり方を支援したりする。
オ 生徒が自分の考えや思いを表現できる場を増やす。
【アンケート】
生 徒:Q4 基礎学力テストに合格するように努力した。87.7%(肯定的回答95%
以上を目指す。
)
)
Q5 本を年間10冊以上読んだ。46.5%(肯定的回答50%以上を目指す。
Q6 授業中ではチャイム着席を守り、先生や生徒の話をよく聴いた。93%
(肯定的回答90%以上を目指す。
)
保護者:Q4 前年度より家庭学習の時間が増えた。69.4%(肯定的回答75%以上
を目指す。
)
Q5 子どもは学校の授業に前向きに取り組んでいるようだ。83.1%(肯定
的回答75%以上を目指す。
)
学校関係者評価委員会から
①
・授業の様子を参観すると生徒たち
が皆落ち着いて取り組んでいる
様子がわかる。
・多くの生徒に学力が定着している
様子がうかがえる。
・先生方には生徒の『考える力』を
つけるような良い授業をして欲
しい。
・評価するからには、数値でわかる
データが欲しい。
B
A
【学校説明】
・授業や基礎学力テスト、または放課後の時間を使い、基礎基本の定着につとめた。
・学習委員会の活動を生かし、学習のマナーを身につけるよう意識させた。
・「読み取る力」をつけさせるためにも、より読書指導に力を入れたい。
(2)道徳教育の充実
【市共通項目 2】
担当
(学習:
(学習:山田)
山田)
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・引き続き、基礎基本の定着のための基礎学力テストを実施するとともに、学習のマナー向上のために学習委員会を充実させていきたい。
・読書指導の一つとして、
「読み聞かせ」を導入したい。
・「時間設計力」を養うために、テスト前の計画だけでなく、毎日の家庭学習の時間を予定帳に記入させる指導を継続していく。
・袖師小学校で進めている「話す・きく」の指導を中学でも引き継いでいきたい。
① 思いやりの心をもち、自他を大切にする生徒の育成に努めた。
5
・保護司会として、10月に2年生
に、学年道徳『社会を明るくする
対策 ア 年間指導計画に沿って、道徳の授業を行う。
会』を実施させていただいた。授
イ 日常の営みを道徳の時間に振り返らせる。
業中の生徒たちの聞く態度がた
ゥ 道徳の授業以外の日常の生活指導を家庭と連携させながら行い、常識的
いへんよく、こちらも手応えを感
なことがわかるように指導する。
【アンケート】
じた。また、後で読ませていただ
生 徒:Q7 友達の良さを認めることができた。94.2%(肯定的回答95%以上を
いた感想文もたいへんよいもの
目指す。
)
で、子供達の心の優しさが伝わっ
保護者:Q6 子どもは思いやりの心が育まれていると思う。91.9%(肯定的回答9
てきた。
5%以上を目指す。
)
B
3
A
【学校説明】
・授業やすべての教育活動を通して、生徒の道徳性を養ってきた。
・各学年、年間指導計画を見直し、副読本や心のノートなど、資料の活用の仕方を工夫し
ていきたい。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・授業では副読本や資料を活用し、すべての学校の教育活動全体を通して、道徳的な心情、判断力、態度などの道徳性がさらに高められるよう
に継続して指導していきたい。
・こころのノート改訂版『私たちの道徳』等を活用し、より充実した道徳の授業ができるようにする。
(3)特別活動の充実
【市共通項目 3】
担当
(特活:
(特活:富田)
富田)
① 集団の一員としての自覚と責任をもち、意欲的に活動するように努めた。
6
対策 ァ 中央委員会や生徒集会を定期的に開き、活動に対する意欲付けなど行う
ようにする。
イ 行事前に練習時間を十分にとり、生徒が課題を克服し達成感を味わえる
ようにする。
ゥ 生徒会活動が全生徒の活動になるために、事務局や専門委員会の活動を
学級に周知したり、教師側からサポートしたりしていく。
エ 年間指導計画に沿って、学活の授業を行うようにする。
【アンケート】
生 徒:Q8 積極的に学級・生徒会活動に参加した。78.6%(肯定的回答75%以
上を目指す。
)
Q9 準備や練習のときから、協力して行事に参加した。90.4%(肯定的回
答90%以上を目指す。
)
保護者:Q7 学校での活動に意欲的に参加していた。90.4%(肯定的回答80%以
上を目指す。
)
Q8 行事を楽しみにしている様子が見られた。89.9%(肯定的回答90%
以上を目指す。
)
・体育祭や合唱コンクールなどを見
ると、先生方が子供達と一緒にな
ってがんばっている様子が見ら
れた。先生方の熱意が伝わってき
て、生徒たちも一生懸命で、すが
すがしいものを感じた。
・クラスが一生懸命取り組み、皆で
協力している様子が見られ、すば
らしい行事が行われていると思
った。
A
A
【学校説明】
・事務局による早めの企画や定期的な中央委員会の開催により、活動のねらいや内容が全
校生徒に確実に伝わり、体育祭やアルミ缶回収等の活動に前向きに取り組むことができ
た。特に体育祭では生徒が前面に立ち、リーダーを中心にまとまりや協調性にあふれた
行事となった。
・各専門委員会の常時活動も安定して行われており、各専門委員が責任を持って取り組め
た。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・さらに全生徒が意欲的に活動できるよう、ねらいの明確化、広報活動、教員のサポートに力を入れていきたい。
・アルミ缶回収や挨拶運動などのボランティア活動への参加を向上させるために、学級集団の関わりを深める手だてを行う。
4
2
生徒指導
(1)一人一人を大切
にした指導
【市共通項目 4】
担当
(生活:
生活:
五十嵐茂)
五十嵐茂)
①
思いやりと主体性を育てるように努めた。
対策 ア 各指導部間の連携を密にし、様々な活動を教師主体の運営からより生徒
主体の運営へと変えていくことで、積極的な生徒指導を心がける。
イ 良さや成果を認めるとともに、いけないことは毅然とした態度で指導す
る。
ウ 指導部会と職員会議で反省をし、次の指導目標を決める。
エ 語る会で、個々の生徒の成長を確認し合う。
オ 適切に教育相談を行い、生徒理解に努める。
【アンケート】
生 徒:Q2 決まりを守り、けじめのある生活をしていた。84.2%(肯定
的回答90%以上を目指す。
)
Q10 悩み事があるときは相談できる人がいた。77%(肯定的回
答80%以上を目指す。
)
保護者: Q9 けじめのある生活(時間・服装・言動等)ができていた。
85%(肯定的回答80%以上を目指す。
)
Q10 子どもに悩み事などがあったときは学校と連携をとりなが
ら指導した。59.4%(肯定的回答80%以上を目指す。
)
・学校側の評価を尊重する。
B
B
【学校説明】
・良さを認め、いけないことを毅然とした態度で指導することで、けじめのある学校生活が
送れた。
・教育相談を年 2 回実施し、生徒理解に努めることができた。
・生徒に悩み事がある場合の対応も適切に行ったと考えている。Q10 の肯定的回答が低い
のは、大きな悩み事等がなく保護者と学校が連携して対応する必要なかった保護者の方の
回答が多いと判断した。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・昨年同様、年2回の教育相談を継続し、生徒に寄り添った対応を心がけていきたい。
・来年度はステージ制を導入し、各ステージごとに生徒がはっきりとした目標をもって活動に取り組めるようにする。さらに、ステージの終わ
りに振り返りをし、次のステージにつなげるようにする。
3
進路指導
(1) 進 路 指 導 の 充
実
担当
(学習:
学習:藤浪)
藤浪)
① 将来の展望をもって、自己の生き方を主体的に追求できる生徒の育成に努めた。 8
対策 ア 年間指導計画に沿って、指導をする。
イ 職場体験や福祉活動などの体験学習を通し、何が身についたのか振り返ら
せる。
【アンケート】
生 徒:Q11 自分の進路を真剣に考えた。1年 75.6% 2年 68.4% 3年 94.6%
(肯定的回答 1,2年70%以上、3年95%以上を目指す。
)
保護者:Q11 進路に関する学習が行われたとき、親子でも進路について話し合っ
た。1年 75% 2年 86.5% 3年 97.2% (肯定的回答 1,2年7
0%以上、3年95%以上を目指す。
)
5
・学校側の評価を尊重する。
A
A
【学校説明】
・1年生では職業調べや職業講話、2年生では職場体験を中心に指導し、3年生ではより具
体的な自分の進路について将来を見据え考えさせるなど、各学年に応じた指導をした。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・本年度の対策を来年度も継続し、計画的に指導していきたい。
・キャリア教育を総合的な学習の時間の柱にして、3学年を通した取り組みを計画的に実践していく。
4
安全管理・指導
(1)学校安全システ
ムの構築
【市共通項目 5】
担当
( 特活:村上
特活:村上、
村上 、
教頭)
教頭)
①
防災・防犯意識を高めるように指導した。
9
対策 ア 防犯・防災訓練を年間3回実施する。
イ 地域防災には、生徒の積極的な参加と主体的な取り組みを呼びかける。
ウ 日頃より、機会を捉えて防犯・防災の意識付けを行う。
【アンケート】
生 徒:Q12 学校や地域での防災訓練を通して、災害時、自分を守るための行動
)
の仕方が理解できた。83.6%(肯定的回答90%以上を目指す。
保護者:Q12 家庭で防災・防犯について話し合った。75.5%(肯定的回答80%以
上を目指す。
)
Q13 家庭で被災時の約束事について話し合った。62.6%(肯定的回答9
0%以上を目指す。
)
B
B
・いざ災害が起こった際には、中学
生が地域の大切な働き手となる。
地区防災を担当する側がそのつ
もりで、中学生を巻き込むような
防災組織、訓練を考えていかなく
てはならない。
・中学生のうちに、うえ付けたい防
災の意識があるはずなので、そこ
を学校と地域が連携して中学生
に働きかけたい。
【学校説明】
・地域防災訓練への参加を呼びかけたが、地域防災訓練の日時変更も影響してか、参加率は
57.4%にとどまった。
・学校の防災訓練では全校生徒が集中して取り組めた。
・被災時の約束事について、家族で話し合うことをもっと家庭に呼びかける必要があった。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・これまでの生徒個々で地域防災訓練に参加するという取り組み方ではなく、学校独自の生徒防災組織を編成してその組織単位で参加し、自
主防災組織と連携して地域住民と共に活動に取り組むような活動を来年度以降計画している。災害が起こった際には地域に貢献するべき立
場であることを自覚させ、高い意識で参加するように指導していきたい。
5
保健管理・指導
(1)健康教育の充実
【市共通項目 6】
担当
①
自他の生命を大切にし、健康で安全な生活を自ら実践できる生徒を育成するよう 10
努めた。
対策 ア 保護者、養護教諭、担任、生徒指導主事、カウンセラーの連携を密にす
る。
イ 学校生活全体を通して健康観察を行い、生徒の健康状態を把握する。
ウ 学校保健委員会や薬学講座を行い、個に生かす保健活動や健康教育を推
(生活:
(生活:成岡)
進する。
【アンケート】
生 徒:Q13 自分の健康に気をつけ、落ち着いた生活をした。87.7%(肯定的回答
90%以上を目指す。
)
保護者:Q14 子どもは自分なりに健康管理に気をつけていた。80.2%(肯定的回答
80%以上を目指す。
)
6
A
A
・熱中症がなかったのは良かった。
そのための指導は具体的にはど
んなことをしたか知りたい。(7
月、8月、9月にかけての、養護
教諭、体育科を中心とした、適切
な水分補給や休憩を取ること、戸
外等での活動の仕方の指導につ
いて説明)
【学校説明】
・日常の健康観察から、保健指導につなげることができ、生徒も落ち着いた生活が送れてい
る。
・生徒の実態に合わせて学校保健委員会や薬学講座の内容を設定し実践することができた。
・スクールカウンセラーや教育相談員との連携が十分になされ、生徒の支援に生かされてい
る。
・夏季に、その日の気温や湿度などから判断し、生徒に適切に水分補給をしたり、戸外での
活動の仕方などについて注意喚起をしたりすることで、熱中症を未然に防ぐことができた。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・昨年は、毎日の健康観察や熱中症指標計等を活用し、水分補給や休憩をこまめに取ること等を昼の放送で全校に呼びかけた。また、体育祭の
準備期間は、毎朝のグラウンドへの放水、授業や学級練習時の帽子の着用、日陰を作るためのテント設置等、様々な対策を行った。これらの対
策は来年度も継続指導していきたい。
6
特別支援教育
(1)学校の実態に応
じた校内支援体制
づくりの推進
【市共通項目 7】
担当
(生活:
(生活:
五十嵐茂)
五十嵐茂)
① 特別な支援が必要な生徒に適切に対応した。
11
対策 ア 保護者、養護教諭、担任、生徒指導主事、特別支援教育コーディネータ
ー、カウンセラーなどの連携を密にする。
A
【学校説明】
・学校外の関係機関と連携をうまくとり、ケースネット会議を開くなど、適切に対応するこ
とができた。
・情報交換会などで、定期的に様子を確認し、連携することができた。
・学校側の評価を尊重する。
A
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・定期的に情報交換会を行い、情報を共有して予防的な支援をすることができるように努める。
・関係機関との連携を確実に行っていきたい。
・相談室、保健室などの利用方法を全職員で確認し、同一歩調で生徒に支援したい。
7
組織運営
(1)組織・運営の改
善
【市共通項目 8】
担当
① 組織の簡略化と効率化を図った。
対策 ア 会議の精選を検討する。
12
A
教頭
【学校説明】
・企画委員会を廃止し、生徒指導部長会を新設した。時間割の中に組み入れ、週1回会合を
もつことで、PDCAのサイクルを小型化することができ、新たな課題に対応することがで
きた。
・また、放課後の会合が減り、放課後に生徒に寄り添う時間を確保することが多少なりとも
できた。
A
・会議の精選をすることが、子供達
への教育活動にどんなメリット
があるのか。(24年度の学習指
導要領の全面実施等から生徒の
自主的な活動の時間が削減され
ていること、放課後の時間を確保
することにより子どもに寄り添
った指導が増すこと、教員の多忙
感を少しでも減らしたいこと、メ
ンタルヘルスの必要性、等を説
明。
)
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・来年度は、年間を4つのステージに分けて学校教育活動を実施(ステージ制)する計画である。そのステージ制に合わせて会議をさらに精選し
ていきたい。
・26年度は、第1学年が2学級となり、職員数も減少するため、組織の簡略化を図る必要がある。
7
8
研修
(1)研修体制の充実
【市共通項目 9】
担当
①
単元のなかで生徒が目標に向かって力を高めあう「かかわり合う場」を設定した。 13
対策 ア 授業のねらいを生徒に伝える。
イ 関わり合いの場を工夫する。
ウ 研修を日常化する。
エ 小中連携を推進する。
【研修部アンケート】
1 授業はよくわかりますか。 82.8%
2 授業は楽しいですか。 81.4%
3 その時間の目標を理解して授業に取り組むことができましたか。 75.8%
4 授業の中で友達と話し合うことで、学習内容がよくわかったと思いますか。
86.6%
5 授業の中で自分の考えを書いたり、発表したりすることができましたか。
75.2%
6 その時間で分かったこと、学んだことをノートやプリント、自己評価カード
に書くことができましたか。 87.8%
【学校説明】
・
「生徒が目標に向かって力を高め合う『かかわり合う場』の設定」をテーマとし、わかる授
業づくりを目指して研修に取り組んだ。生徒のアンケートでは、
「授業はよくわかる」の肯定
的回答 82.8%、
「友達と話し合うことで、学習内容がよくわかった」の肯定的回答 86.6%と
概ね、研修の効果が表れていると思われる。しかし、単元の中で効果的に『かかわりあう場』
を設定し、生徒につけたい力をきちんと身につけさせるためには、かかわり方、形態だけで
なく、扱う題材についてやかかわらせるまでの支援など一層の研修が必要だと考える。
・学校側の評価を尊重する。
B
(研修:杉山)
:杉山)
B
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
単元や題材に応じて適切な形態・活動内容で『かかわり合う場』を設定していきたい。また、学習指導要領に示された『付けるべき力』を生徒
が確実に身につけられるよう、
『かかわり合う場』にこだわらず、手立てを工夫していく。
9
保護者・地域住民
等との連携
(1)信頼される学校
づくりの推進
【市共通項目10】
担当
教頭
①
PTA活動および袖師地区の諸行事に積極的に参加した。
14
対策 ア PTA活動および地域の行事のねらい等を生徒に伝える。
【アンケート】
生 徒:Q14 PTA活動および袖師地区の諸行事に積極的に参加した。
(肯定的回
答75%以上を目指す。
)81.7%
保護者:Q15 子どもがPTA活動および袖師地区の諸行事に積極的に参加した。
(肯定的回答75%以上を目指す。
)88.0%
A
【学校説明】
・奉仕作業や健全育成パレードなど PTA 行事や地域の行事への参加者が多かった。
・地域防災への意識は高くなってきたが、地域防災訓練の実施日変更の影響からか、参加率
は、57.4%にとどまった。
・今後も、地域・家庭・学校が連携して子どもを育てていきたい。そのために、生徒及び保
護者に各行事の意義を明確にして、取組内容の充実も図っていきたい。
A
・どの行事でも、生徒は、やらされ
ているのでなく、自分たちが楽し
んでいる様子で良かった。
・PTA 行事も子供達が大勢参加し、
楽しんでくれるので、企画する側
もやりがいがあった。
・私自身もそうだが今の親の世代は
子どもにたいへん関心をもって
いて、親の方も楽しんで行事に参
加できた。
・この地区は親が子どもと接してい
たいという思いがあるので、子ど
もを見守り、ともに育てるという
意味で安心である。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・PTAの諸活動に生徒、保護者ともに積極的に参加するため、かえって負担になってしまっている。そのため、PTA会長をはじめとしたP
TA理事と協議して、PTA活動を今一度見直し、活動を精選するようにしたい。
・地域防災訓練への参加率をあげるため、生徒による防災組織を編成し、個人ではなく、組織として参加するように、地域の自主防災組織と連
携しながら計画を進めたい。
8
10
施設設備
(1)学習環境にふさ
わしい安全な施設
管理
①
危険箇所を発見したらすぐに直すことができた。
対策 ア 毎月分担をして安全点検を行う。
A
【学校説明】
・毎月確実に安全点検を実施した。
(特活:村上、
特活:村上、 ・各学級や学年で工夫して、生徒の所属感のある気持ちのよい学校生活環境を整えることが
できた。
教頭)
教頭)
・破損等問題点が見つかった際に、すみやかに対応することができた。
担当
A
・ガラスも割れることがなかったと
いうし、施設によるけがや事故が
一切なかったのが良い。
・評価するためには、修繕費がどれ
位市から支給され、実際何にどの
くらい使ったのか実績で示して
欲しい。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・毎月の安全点検を徹底し、また問題箇所が見つかった際には迅速に対応していく。
・生徒の命を守ることを第1と考え、安心して快適に過ごせる学習環境を、教育施設課と連携しながら整えたい。
・物的な環境だけでなく、人的な環境も学習するのにふさわしい環境を提供していきたい。
学校から 経営のまとめ
学校関係者評価委員会まとめ
1
学校から 経営のまとめ(成果と課題)
学校という大きな枠で捉えれば、成果を上げた1年でした。保護者との関係、地域との信頼において一歩前進
したと考えます。しかし、生徒個々に目を向ければ、多種多様な課題が山積しています。その一つ一つに丁寧に
対応していくことが今後必要と考え、取り組んでいきたいと思います。
2
学校関係者評価の意見を受けて(改善策)
学校に歩み寄っていただいている地域の期待を実感することができました。教師の一挙手一投足が見守られて
いることを肝に銘じ、前進していきます。
そのために、来年度は重点目標を見直します。重点目標を「『主体性』と『たくましさ』
」とし、生徒が主体的
に学習や活動に取り組み、心身ともにたくましく成長するように、改善策を打ち立てていきます。
9
学校の様子を見ると、子供達が前向き
に授業や行事に取り組んでいて、落ち着
いた生活が送れていることがわかる。今
後も1人ひとりを大切にした教育活動を
行って欲しい。
学校の評価を尊重するが、学校関係者
委員会で評価をするなら、その材料とな
るものをできるだけ示して欲しい。