(第2号様式) 平成24年3月30日 神奈川県教育委員会教育長 殿 県立西湘高等学校長 平 成 23 年 度 学 校 評 価 実 施 報 告 書 次のとおり学校評価を実施しましたので報告します。 取組の内容 校内評価 学校関係者評価 学校目標 具体的な手立て 評価の観点 達成状況 課題・改善方策等 学校評価 「確かな学力」 の向上のために 教科指導の改 善・工夫に努 め、自ら学び、 自ら考えること ができる生徒を 育成する。 ・読ませる、書かせる、語らせる授業 を展開する。 ・一般の授業においても発表活動を取 り入れる取組を進める。 ・中学校とも連携した研究授業や全体 研修会を実施する。 ・小集団学習や習熟度別授業を展開す る。 ・土曜講習、夏季講習、勉強合宿や補 習授業を学年を越えて実施する。 ・生徒による授業評価 ・評価アンケートによる保護者の 満足度 ・授業観察の結果 ・発表活動を取り入れた授業の実 施率 ・中学校とも連携した研究授業や 全体研修会の実施状況 ・土曜講習、夏季講習、勉強合宿 や補習授業を学年の枠組みを越え て実施できたか ・講習等の実施回数や参加者数 ・生徒による授業評価をマークシー ト方式からPCによる一斉入力方式に 改善し、業務の大幅な省力化と評価 の信頼性向上を果たすことができ た。 ・研究授業については、11月に実施 した。対象学年以外を放課にするこ とで、従来より多くの参加が可能な 体制をとることができた。 ・発表活動の実施率は教科毎で大き く異なるが、特に英語では90%近い実 施率を達成できた。 ・土曜講習・週末課題を実施した。 ・多展開と数学・外国語での習熟度 別授業を実施した。 ・生徒による授業評価について、業 務の一般化やマニュアルの整備を 行っていく。 ・業務多忙のため研修等に時間を割 けない。業務の整理を行うべきであ る。 ・発表活動の実施率が低い教科での 実施を促進する。 ・土曜講習、夏期講習に関しては、授 業の一環として取り組ませる必要が ある。 ・文章を書く習慣を、今後も継続して 生徒に身につけさせていく。 ・聞くだけの受け身の授業でなく、発表する、意見 する授業はとても良いと思う。発表の前には自宅で 調べていたり、他の生徒の発表の話を家庭でしたり と意識が高かった。 ・学習の方法として机上に向かうだけでなく、発表 活動を通じて学生が学んだ内容を表現することでふ り返る機会が得られる。習熟度別学習で、個々の苦 手を克服し、つまずきをできるだけ少なくしてい る。この2つの柱は学生個々の学びの大きな支えに なっているように思う。 ・今年度の夏期講習の、どの学校にも負けない充実 ぶりには、先生方の努力に頭が下がる。この成果は 近いうちに必ず出るはずと期待している。 ・教職員関係者の方の頑張りや忙しさがよくわか る。 ・十分評価されると思う。 ① 読ませる、書かせる、語らせる授業、発表活動 を重視した授業をすべての授業において実施し、生 徒・保護者からも評価を得た。 ② 「生徒による授業評価」の集計業務を効率化 し、結果の活用や他校と連携した研究授業・全体研 修会の計画を行いやすくした。 ③ 小人数クラス編成を基本とし、英語・数学で習 熟度別編成を実施した。 ④ 土曜講習、夏期講習、勉強合宿や補習授業を学 年の枠組みを越えて実施し、生徒の学習に対する意 欲を高める事ができた。 豊かな情操と道 徳心を育む「し なやかな人づく り」を目指し、 学校と保護者及 び地域が連携し て生徒の主体性 と社会性を育て る。 ・部活動・学校行事・委員会活動をよ り充実させる。 ・シチズンシップおよび道徳教育の年 間計画を策定し実施に移す。 ・保護者・職員が協力して「あいさつ 運動」を展開する。 ・小学校・中学校と連携した地域貢献 活動を実施する。 ・生徒指導・支援グループに教育相談 班を新設する。 ・部活動・学校行事等の活動実績 および生徒・保護者アンケートの 結果 ・シチズンシップおよび道徳教育 の年間計画を策定し実施できた か。 ・あいさつ運動の実施回数 ・小学校・中学校と連携した地域 貢献活動の実現 ・教育相談班を新設し、効果をあ げることができたか。 ・職員研修やケース会議の実施回 数 ・多くの部が関東大会、全国大会に 出場した。また、多くの生徒が部活 動に対し、満足を感じていることが アンケート結果から伺える。 ・道徳教育の年間計画策定をおこな うことができた。また、シチズン シップ教育として税務署の方を招 き、税の仕組みの講義を実施した。 ・朝のHRであいさつの励行をし、 授業開始時や廊下等であいさつをす る習慣が確立されている。 ・地域清掃など例年実施している貢 献活動は行えたが、小中学校と連携 した地域貢献活動にはまだ取り組め ていない。 ・スクールカウンセラー来校日は、 生徒の利用が70%を超えている。 さらに、保護者からの相談もあり、 その都度担任を含めて、ケース会議 を実施している。 ・生徒の自主的な取り組みの推進す る必要がある。 ・シチズンシップ教育も、3年生だ けでなく、1学年から学年を追って できるような計画を立てることも検 討したい。 ・あいさつ運動や社会浄化キャン ペーンに、生徒会の生徒を中心に参 加し、よく活動した。次年度も継続 させていく。 ・小中学校と連携した地域貢献活動 に関しては、内容の検討が必要であ る。 ・また教育相談については、発達障 害の生徒の対応が多くなり、他の ケースに割く時間が少なくなってき ている。これに関しては、スクール カウンセラーのさらなる配置時間の 増加を要望したい。 ・どの部活も活発ですごいと思う。また、部活単位 で清掃していたり、学校へ行った時など部活の手を 止めしっかりあいさつをしてくれる姿には、高校生 のあるべき姿を感じる。 ・学生の登下校の様子を見ると落ち着いた学校生活 が見受けられる。学校内で会う生徒たちもあいさつ をする姿をよく見かけ安心する。学生個々には数々 の問題を抱えていることもあろうが、きめ細やかな 対応で、問題解決につながる方向に進んでいるのだ ろうと感じる。 ・今後もそれぞれの立場で生活指導が浸透されると よいと思う。 ・進んでリーダーシップをとれるような指導も取り 入れていただきたい。(一歩引いてみている西湘 生・・・のイメージがある) ・地域清掃活動が地元自治会との連携となるよう、 調整を進めて欲しい。 ① 部活動の加入率は90%超と非常に高く、神奈川 部活チャレンジ賞を受賞するなど評価された。ま た、関東大会、全国大会に出場したり、県大会で上 位に進出するなど多くの実績を残した。 ② 学校運営組織の業務を見直し、学校内における 教育相談・カウンセリングの環境整備を行った。ま た、ケース会議を多数開催し個々に寄り添った指導 を行った。 ③ 各種の地域社会貢献活動に取り組むことができ た。 ④ 薬物乱用防止講話、携帯電話マナー教室、性感 染症予防講話を、外部講師を招いて実施した。 生徒一人ひとり に応じたキャリ ア教育を推進 し、多様な進路 希望に応える指 導体制を築く。 ・保護者懇談会を年2回以上、三者面 談を生徒全員に実施する。 ・学年の枠を越えて講習や補講等を増 やし効果的に実施する。 ・全教員が進路指導研修を受講し、成 績・進学データの分析・活用力を向上 させる。 ・保護者・卒業生のキャリア教育人材 バンク構築に着手する。 ・国公立大10名以上、早慶上理・ GMARCHと合わせ100名以上の合格 者数を達成できたか。 ・就職希望者の就職率 ・保護者懇談会の実施回数と三者 面談の実施率 ・講習・補講を実施した回数とか かわった教員の数 ・職員対象進路指導研修会の回数 ・キャリア教育人材バンク構築に 着手できたか。 ・懇談会は1回のみ実施済みである が、三者面談はほぼ100%の実施を達 成した。 ・ファインシステム研修会を行った ため、学級担任は、ノートPCを用い て生徒の苦手分野等を確認しながら 面談を行う事ができた。 ・土曜講習(1年:94名、2年:19 名)や勉強合宿(1年:76名、2年: 42名)を行った。 ・夏期講習は大幅な見直しを行った ため紹介が遅れたが、講習数は全51 講座、参加数は延べ1,085名にのぼっ た ・自分の進路に合わせ生徒は講習等 を積極的に活用した。 ・生徒の希望に合わせて大学の先生 や卒業生を招き、模擬授業や講話な ど生きた情報を得ることができた。 ・面談は7月の面談週間を中心に実施 したが、日程がタイトであるため実 施時期の検討が必要である。保護者 懇談会では、質を向上させるため、 あらかじめ質問を受けるなどの準備 をする必要がある。 ・ファインシステム研修会は、更に 踏み込んだ活用ができるような研修 会を実施する必要がある。 ・夏期講習は今年の大幅な見直しを 踏まえ、年間行事予定に組み込み、 職員と生徒に早期の紹介を図る。 ・目的意識を持たずに講習を受講す る生徒も多くいた。意識レベルの向 上につとめたい。 ・進路先等のデータベース作りが、 卒業式以後になってしまうため、登 校日を利用して早期に対応する必要 がある。 ・土曜講習や夏期講習はとても良い取組であるの に、部活で参加できないのは残念。今年の夏季講習 は同じ教科でも日にちや時間の設定が工夫されてい てよかった。夏期講習の申し込み締め切りの前まで に夏休みの部活の予定がでるともっとよかった。 ・大学入試の変化は速く、保護者が十分な情報を手 に入れるのは難しい時もある。学校側が数々の機会 で保護者に情報提供することはとてもありがたい。 キャリア教育人材バンクの構築にも興味がある。生 徒の進路選択が、よりよい方向に進むようお願いし たい。 ・より一層実行されるとよいと思う。 ・「キャリア教育人材バンク」構築に賛同します。 PTAでも強く協力したい。 ・生徒のキャリア教育の一環として、地元企業トッ プの講演会を依頼してもらえれば、無償での開催も 可能である。 ① 夏期講習において、前例を見直し生徒の立場に 立った日程を編成した結果、過去最高の数の講座を 開講することが出来、多数の生徒が参加した。保護 者にも評価され効果を上げた。 ② 各学年とも保護者懇談会を実施し、それぞれ 100名を超える参加者があった。また、全生徒に対し 三者面談を実施した。 ③ 職員に対する進路指導研修会を複数回にわたり 実施し、成績・進学データの分析・活用力を向上さ せ、ファインシステムも導入して全クラスの三者面 談等で活用し、効果を上げた。 科学的防災教育 をすすめ、学校 の安全管理と事 故防止を推進す る。 ・「地球情報」のシラバスの見直しと 再構築を図る。 ・「SSH防災」の周知と内容の充実 を図る。 ・地震防災マニュアルの改良と津波対 策の策定する。 ・自転車交通安全講演会の実施。PT Aと連携した全校自転車点検の実施す る。 ・成績処理マニュアルの遵守と事故防 止のための点検体制を強化する。 ・新教育課程の先行実施を見込ん だ「地球情報」の新シラバスを完 成できたか。 ・「SSH防災」の選択受講者数 ・津波対策を盛り込んだ避難訓練 を実施できたか。 ・自転車交通安全講演会、自転車 点検を実施できたか。 ・自転車交通事故をゼロにできた か。 ・成績処理事故をゼロにできた か。 ・前年度の課題を改善する方向でシ ラバスを再構築し、骨格はできつつ ある。 ・兵庫県立舞子高等学校環境防災科 創立10周年記念事業に参加し、昨年 度のSSH防災の取り組みについて生徒 発表を行った。また、県立海老名高 校に、防災講演会講師として招かれ、 生徒がSSH防災で学習した成果を発表 した。 ・今回はじめて津波に対する避難訓 練(屋上)をスムーズに実施するこ とができた。地震防災マニュアルを 改訂し、津波対策や滞留時の対応に ついて詳細を盛り込んだ。 ・PTA厚生委員会と連携し、全校 自転車点検を6月3日に実施した。 ・前・後期の成績処理においてマ ニュアルを周知徹底させた。着実な 点検業務については現在実施中であ る。 ・新学習指導要領で履修が始まる 「地学基礎」と「地球情報」の狙い の違いをより明確に整理する必要が ある。 ・SSH防災の講座の周知が不十分な点 については、新一年に予定している SSH説明会の活用やSSHたよりの発行 回数を増やすことで、より効果的に 行っていく。 ・地震防災マニュアルの周知が徹底 されていない。防災資機材を分散化 し津波による流失を防ぐ必要があ る。地域の避難者の受け入れは、収 容人数を考慮し、提供部分をあらか じめ決めておく必要がある。 ・自転車点検は雨天時の実施が難し いので、業者、PTAと連携を密に 実施していく。 ・来年度も成績処理マニュアルを周 知徹底させ、点検業務においても着 実に実施する。 ・津波の避難訓練を、すぐに対応して実施していた だけた対応の速さには子供を預ける親としてありが たい。風化させず続けてもらいたい。 ・3月の東北大震災を受け、大きな活断層をもつ西湘 地域では、防災の意識をしっかり持たなければいけ ないことが明確化した。SSH防災を通じ、学問的な防 災の知識は生徒に広く浸透しつつあるが、この知識 をいかに実際の行動に生かしていけるか、今後の課 題となろう。できれば地域の防災の中心となる情報 発信地となって欲しい。 ・地元自治会と連携した津波避難訓練を実施するこ とができた。今後も自治会と連携した防災訓練の実 施を望む。 ① 「SSH防災」の周知を図り、多くの生徒の関心 を集めた。また海老名高校、兵庫県立舞子高校など 県内外高校や「生命の星・地球博物館」との連携など 内容の充実を図り効果を上げた。防災の取組みは県 内外の注目を集めた。 ② 津波対策を盛り込んだ避難訓練を実施した。ま た、地域自治会の防災訓練への協力も行った。 ③ PTAの協力のもと、交通安全指導を実施した。 ④ 「地球情報」においては、ディベート授業を取 り入れるなど、内容の再構築を図ることができ、2・ 3年次の他の様々な教科における学習の基盤を作る ことができた。 SSH事業に組 織的に取組むと ともに、科学教 育や国際理解教 育に資する特色 ある教育活動を 展開する。 ・SSH指定5年間を見通した、校内 の新体制を確立し、事業プログラムを 立案する。 ・生命の星・地球博物館との連携活動 に着手する。 ・横浜国立大学との高大連携活動を軌 道に乗せる。 ・座間アメリカンハイスクールとの交 流活動を促進する。 ・SSH事業を推進する全校体制 が築けたか。 ・生命の星・地球博物館との連携 体制が築けたか。 ・横浜国立大学との高大連携活動 を年3回以上実施できたか。 ・「箱根ジオパーク」シンポジウ ムへの参加が実現できたか。 ・座間アメリカンハイスクールと の交流活動の機会を増すことがで きたか。 ・学年やグループ等の従来の校内体 制にSSHプロジェクトを連動させるこ とによって業務内容の整理ができ た。また、SSH事業を一般コースに普 遍化するために「SSH探究活動」を新 設し、来年度開講に向け準備を進め た。 ・横浜国大と連携し、夏期休業中に 二回の工場見学を実施できた。ま た、横浜国大大学院生にSSH理数課題 研究のTAとして指導にあたってもら う体制をスタートさせた。 ・生命の星・地球博物館との連携が 進んだ。 ・夏期休業中に「原子力」をテーマ に英語でディスカッションを行い大 成功を収めた。 ・体制の見直しと事業分担の整理を 目指しているが、まだ見込んだほど の効果が認められておらず、一層の 整理・周知等が必要である。 ・高大連携は実施時期が夏期休業中 であったため、生徒への連絡等に難 航した。日程調整等を早めに済ま せ、夏期休業前に連絡を済ませてお くことが必要である。 ・SSH理数課題研究における横浜国大 大学院生のTA参加について、継続的 に実施できるよう、より整備してい く。 ・生命の星・地球博物館との連携に ついて、来年度も密に行っていく。 ・座間アメリカンハイスクールとの 交流は生徒にも充実感があるので来 年度もぜひ実施したい。 ・とても良い発表が行われているようで、今後どう 発展していくのか楽しみ。ただ、一般コースの中に はSSHの取組みをよくわかっていない生徒も多いよう で残念。 ・今年度、SSHの再指定を受け5年間の継続が決まっ たことはよかった。今後の柱として、理科だけでな く英語教育に力を入れられることはすばらしい感じ る。 ・SSHが理数系人材育成の取組みということで、理数 コースや理系の生徒の参加に注目が集まりがちだ が、一般コース(文系)の生徒も、このSSH事業認定 を受けた西湘高校で学ぶ特権を大いに利用して、よ り有意義な学習を広げてもらいたい。 ① SSH事業を学校全体で推進するために、学校運 営組織と連動した体制に見直した。 ② SSH全国生徒研究発表会に参加し、昨年に続き 「ポスター発表賞」を受賞した。 ③ 横浜国立大学との高大連携事業を3回計画し、 夏期休業中に2回、多くの生徒の参加のもと実施し た。また、SSH理数課題研究において、横浜国立大学 大学院生にTAとして指導にあたってもらい、相互に 刺激を与え合い有効な連携ができた。 ④ SSHの成果普及のために生徒研究発表会を、県 内外中学・高校の教員、中学生をはじめ様々な立場 の多くの参加者のもと年2回開催し、情報発信に積極 的に取り組んだ。また、神奈川総合産業高校生徒の 招待発表も実現し、地域の理数科学教育の中核的役 割の第一歩を記すことができた。 ⑤ 座間アメリカンハイスクールとの相互訪問の実 現・英語ディスカッションの開催など、国際理解教 育に関する取組みを多数実施し、好評を博した。
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