ロボット介護機器に見る サービスロボットの概要と動向

#707588
ロボット介護機器に見る
サービスロボットの概要と動向
Index
1 普及が始まったロボット介護機器
2 安全性に関する国際規格に基づいた認証取得の
始まり
3 拡大が見込まれる市場
4 官民による生活支援ロボットの開発促進
Business Report
1 普及が始まったロボット介護機器
1 )介護分野でのロボット導入が本格化
部屋に置かれた小柄なロボットが、住人である高齢者に「そろそろお出かけの時間で
すよ」と声をかけたり、今日の天気を問われると「今日は晴れのち曇りです。念のため
傘を持っていってくださいね」などと答えるというシーンは、既に現実のものとなって
います。また、介護施設では、多忙なスタッフに代わって体操などのレクリエーション
をこなせるロボットも登場しています。
富士ソフトのロボット「パルロ」は、1 0 0 人以上の顔を認識、識別することで「友達」
となり、会話からそれぞれの趣味嗜好を覚えてコミュニケーションをとることができま
す。また、人間に近い動きをすることが可能で介護予防や健康増進を目的としたレクリ
エーションでは、パルロが歌や体操、クイズ、ゲームなどのコンテンツを組み合わせ、
約2 0 分間にわたり司会進行を行うことができます。
パルロは全国約3 2 0 カ所の高齢者福祉施設に導入実績があり、金融機関における導入事
例もあるなど、多彩なシーンにおいて活躍しています。
今後は認知症予防のためのプログラムも搭載されていく予定で、介護予防のための機
能充実も進められています。
(介護施設における「パルロ」の使用例 写真提供:富士ソフト)
コミュニケーション・ロボットの開発は、この他にソフトバンクロボティクス
「P e p p e r 」などが知られています。このようなコミュニケーション・ロボットは、進化
の途中とはいえ、今後は介護を含めた多様なシーンにおける活躍が期待されています。
この他、ベッドの移乗や排せつの補助などのロボットの開発が進められています。
2
サンプルレポート
■本レポートは、サクセスネットで公開している
ビジネスレポートの一部を公開したサンプルです。
■サクセスネットサイトにログインした後、全文を
閲覧することができます。