週刊日本株レポート (5/9~5/13) ~ ドル円の動向やピークを迎える主要企業の決算発表などを材料に 上下に振れやすい展開となるものの、下値は限定的 ~ 2016年5月9日作成 1.日米株式と円/ドルの推移 <円/ドル> <米国株> <日本株> 円 ドル 22,000 日経平均 19,000 130 円 NYダウ 125 円/ドル 20,000 18,000 18,000 17,000 115 16,000 16,000 110 14,000 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 15,000 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 105 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 120 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2015/12/31 (前年末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2016/4/28 (前月末) 16,666.05 17,830.76 108.11 過去3年高値 水準 日付 20,952.71 2015/6/24 18,351.36 2015/5/19 125.86 2015/6/5 2016/5/6 (前週末) 16,106.72 17,740.63 107.12 過去3年安値 水準 日付 12,415.85 2013/6/13 14,551.27 2013/6/24 93.79 2013/6/13 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~ 円高ドル安の加速を受けて、日経平均は一時16,000円を割込む展開 ~ 先々週(4月25日~28日)の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲906.44円(▲5.16%)、TOPIXが▲66.95ポイ ント(▲4.76%)となり日銀の追加金融緩和見送りを受けて大きく下落しました。27日にかけて、週末に開催される日銀 の金融政策決定会合での追加金融緩和期待から、ドル円は111円台で推移し、日経平均は17,000円台前半で底堅く推移し ました。週末28日、追加金融緩和期待がさらに高まる中、日銀の金融政策決定会合の結果発表直前にかけて、112円近く まで円安ドル高が進行し、日経平均は17,500円台まで上昇したものの、日銀が追加金融緩和を見送ったことから108円台 まで一気に円高ドル安が進行し、日経平均は日中高値から約900円安となる16,600円台まで急落する展開となりました。 先週(5月2日~6日)は、週間ベースで日経平均が▲559.33円(▲3.36%)、TOPIXが▲42.23ポイント(▲3.15%) となり、円高ドル安の加速を受けて、日経平均は一時16,000円を割込む展開となりました。3連休明け2日は、106円台 前半まで円高ドル安が進行したことを受けて大幅続落し、日経平均は一時15,989.35円をつけました。週末6日は米雇用統 計の発表を控え様子見姿勢の中、円高ドル安の進行が一服したものの、軟調に推移して引けました。 3.今週の主な予定 日程 5月9日 5月10日 曜日 Mon Tue 国・地域 欧州 中国 5月11日 Wed 日本 5月12日 Thu 日本 5月13日 Fri 5月14日 Sat 日本 米国 中国 項目 EU(欧州連合)財務相会合(ギリシャ金融支援協議) CPI(消費者物価指数)(前年比) 景気先行CI指数 景気一致指数 国際収支:経常収支 貿易収支(国際収支ベース) 景気ウォッチャー調査現状 景気ウォッチャー調査先行き 第3次産業活動指数(前月比) 小売売上高(除自動車)(前月比) PPI(生産者物価指数)(除食品・エネルギー/前年比) ミシガン大学消費者信頼感指数 鉱工業生産(前年比) 前回 4月 3月 3月 3月 3月 4月 4月 3月 4月 4月 5月 4月 2.3% 96.8 110.7 2兆4349億円 4525億円 45.4 46.7 -0.1% 0.2% 1.0% 89.0 6.8% 日本 決算発表 : 5/9 三菱重工業、住友商事、HOYA、旭硝子、ドンキホーテホールディングス 5/10 ソフトバンクグループ、武田薬品工業、スズ キ、SCREENホールディングス、三井物産、三菱商事 5/11 トヨタ自動車、ルネサスエレクトロニクス、アステラス製薬、旭化成、三越伊勢丹 ホールディングス、JXホールディングス、ブリヂストン 5/12 東芝、シャープ、日産自動車、富士重工業、KDDI、国際石油開発帝石、博報堂DY ホールディングス、第一三共、りそなホールディングス、三井住友トラスト・ホールディングス、楽天 5/13 本田技研工業、日立製作所、NTT、 大成建設、鹿島建設、三菱ケミカルホールディングス、かんぽ生命保険、ゆうちょ銀行、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャル グループ、第一生命保険 米国 決算発表 :5/10 ウォルト・ディズニー 決算発表予定 他 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~ドル円の動向やピークを迎える主要企業の決算発表などを材料に上下に振れやすい 展開となるものの、下値は限定的 ~ 今週の日本株市場は、GW明けであることや週末にSQ(特別清算指数)を控え、ポジション調整に伴う売買が膨らみや すい中、ドル円の動向やピークを迎える主要企業の決算発表などを材料に上下に振れやすい展開となるものの、①短期間 で日経平均が1,600円近く下落したこと、②政府による経済対策が近く発表されることなどから下値は限定的と予想しま す。また、ドル円の動向には引き続き注意を要するものの、①シカゴマーカンタイル取引所のIMM通貨先物ポジションに おいて、投機筋の円ロングポジション(ネット)が4/19の71,870枚を付けた後減少しており、ピークを付けた可能性 があること、②先週末の市場予想を下回る米国雇用統計の発表を受けても円高ドル安が進行しなかったことなどから 、 5/3に付けた105.55円が当面の円の高値となったと考えます。 その他の注目材料として、日本では12日の景気ウォッチャー調査、米国では13日の小売売上高やミシガン大学消費者信 頼感指数、中国では10日のCPIや14日の鉱工業生産などが挙げられます。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあり ません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の実 績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客様ご 自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1605025
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