週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

週刊日本株レポート (7/11~7/15)
~ 米国雇用統計や参議院選挙の結果を受けて反発するが、
円高懸念が根強い中、上値も限られる展開 ~
2016年7月11日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
ドル
22,000
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
19,000
日経平均
130
円
NYダウ
円/ドル
125
20,000
18,000
18,000
17,000
16,000
16,000
105
14,000
15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07
15,000
15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07
100
15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07
120
115
110
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2015/12/31
(前年末)
19,033.71
17,425.03
120.22
2016/6/30
(前月末)
15,575.92
17,929.99
103.20
2016/7/8
(前週末)
15,106.98
18,146.74
100.54
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,351.36
2015/5/19
125.86
2015/6/5
過去3年安値
水準
日付
13,188.14
2013/8/28
14,719.43
2013/10/9
95.81
2013/8/8
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 英国EU(欧州連合)離脱決定の悪影響や円高ドル安の進行を受けて下落 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲575.50円(▲3.67%)、TOPIXが▲44.56ポイント(▲3.55%)とな
り、英国EU離脱決定の悪影響や円高ドル安の進行を受けて下落しました。業種別(東証33業種)にみると、その他製品、
食料品の2業種のみが上昇し、不動産業、保険業、銀行業など31業種が下落しました。
週明け4日の日本株市場は、円安ドル高の進行や米国株市場の上昇などを受けて続伸して始まりました。しかし翌5日は、
円高ドル安が進行したことなどから反落しました。その後週末にかけても、①英国において、EU離脱決定を背景に解約を
停止する不動産ファンドが相次いだこと、②イタリアの不良債権問題が再燃したことなどを受けてリスク回避姿勢の動きが
強まったことなどから、日本株市場は軟調に推移しました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
7月11日
Mon
7月12日
Tue
7月13日
7月14日
Wed
Thu
7月15日
Fri
国・地域
日本
欧州
日本
欧州
米国
米国
米国
中国
項目
機械受注(前月比)
ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
国内企業物価指数(前年比)
第3次産業活動指数(前月比)
EU(欧州連合)財務相理事会(ブリュッセル)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
PPI(生産者物価指数)(除食品・エネルギー/前年比)
小売売上高(除自動車)(前月比)
CPI(消費者物価指数)(除食品&エネルギー/前年比)
ニューヨーク連銀製造業景気指数
鉱工業生産(前月比)
ミシガン大学消費者信頼感指数
鉱工業生産(前年比)
GDP(国内総生産)(前年比)
5月
前回
-11.0%
6月
5月
-4.2%
1.4%
6月
6月
6月
7月
6月
7月
6月
4-6月期
1.2%
0.4%
2.2%
6.01
-0.4%
93.5
6.0%
6.7%
日本
決算発表 : 7/11 ローソン、コスモス薬品 7/12 ビッグカメラ、ライフコーポレーション 7/14 ファーストリテ
イリング、ドトール・日レスホールディングス
米国
決算発表: 7/11 アルコア 7/13 ヤム・ブランズ 7/14 ブラックロック、JPモルガン・チェース・アンド・カンパ
ニー、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ 7/15 ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、U.S.バンコープ
決算発表予定 他
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
4.日本株市場 今週の見通し
~ 米国雇用統計や参議院選挙の結果を受けて反発するが、円高懸念が根強い中、上値も
限られる展開 ~
今週の日本株市場は、①参議院選挙で与党が勝利したことを受けて、今後の景気対策に対する期待が一段と高まりやすい
こと、②市場予想を上回る非農業部門雇用者数の増加(米国雇用統計)を受けて米国景気の先行きに対する警戒感が後退
したことなどから、反発する展開を予想します。但し、①英国のEU離脱決定後の不透明感が払拭されないこと、②米国
雇用統計発表後も米国長期金利が一段と低下するなど米国の利上げ観測が高まらないことを背景に、円高懸念が根強いこ
とから、上値も限られるとみています。
その他の注目材料として、米国では11日のアルコアから始まる決算発表や小売売上高などの主要経済指標の発表、中国
でも15日に集中するGDPなど主要経済指標の発表などが挙げられます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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