01EJ646 聴覚障害学演習 Rehabilitative Audiology for Hearing-impaired Children and Adults: Seminar 授業形態:演習 標準履修年次:1・2年次 授業時間:秋学期Cモジュール応談(1単位) 担当教員:廣田 栄子 目的・ねらい 聴覚障害および小児言語障害に関する文献,または各学生の興味のある研究領域の科学 論文について批判的に読み,科学論文執筆の基本的姿勢について学ぶ.科学論文について 的確に構造を読み解き,実証方法について理解する. 授業概要 聴覚言語障害児者のリハビリテーション支援,または各学生の修論研究テーマにおける 主要な内外の論文について各自詳読し,論文の理論構成と実証方法、結論の抽出等の観点 から解剖を試みて、研究論文についての具体的なオリエンテーションを得る。また、出席 学生相互に討論を行い、論理的思考を試みて、修論の「研究背景」の部分を構成する. キーワード: 科学論文, critical reading 履修条件: 目的に関心のある学生であれば、専門研究領域を問いません。 成績評価方法: 出席状況と授業参加,文献要約レポートにより総合的に評価する. 教材・参考書: とくになし 授業計画:聴覚・言語障害,または各学生の修士論文テーマにおける優れた研究論文(英 文・和文)を詳読し,研究目的,方法,結果,結論の構成,および内容について議論する. 修士論文研究では,これまでの研究知見を正しく要約し,研究テーマと得られた結果・結 論の有用性や意義,さらにその限界(課題)について明快に述べることが求められている. また,考察では,先行文献を正確に引用し,実証性の高さとデータの質を評価して,自身 の研究と比較し議論を展開するが,実際に何を書いたらよいかわからない学生も多い. 本演習では,このように研究論文のデータをどのように読み,どのように論旨を展開し, 結論に導いているかについて,読み解く方法を基礎から分かりやすく解説する.各自の修 士論文に関連する関心のある論文を読み,要約して発表した後に,学会・研究会場面のよう なロールプレイによる討議を試み,終了段階では科学的な研究論文についてのイメージと 価値観の形成に至る予定である. 内容 1.科学論文の構成と論文抄読の方法について(講義) 2.論文詳読演習 3.論文詳読演習 4.論文詳読演習 5.論文詳読演習 6.論文詳読演習 7.論文詳読演習 8.論文詳読演習 9.論文詳読演習 10.論文構成と考察・議論について(まとめ) 授業外における学習方法: 研究テーマに関連する興味のある文献について抄読する. その他: 受講者の希望に適宜,応じる. 54
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