レールセット D-51蒸気機関車

別紙
治療した部位と治療方法及びドクターからのアドバイス
1
治療した部位
(1)
図-1 の☝印 何のためか不明のビスが、ぶら下がっておりました。
そのため、場所によってレールに当たり、停止したりした。
(2) 図-2 の機動輪が、モーター部の本体にくっつき過ぎて、回転に抵抗が多くあったので、パワーが
出なかった。電源と機関車だけでも重く、両端が盛り上がったレール(図-5)のところでは止まり
かけたり、止まったりした。車幅を正常に調整し、パワーが出てスピードが速まると脱輪した。
(3) 図-4 の機関車が乗っかっているレール右端と、そのレール左端が反り上っていた。
図-3 のようにレールの両端の結合部が盛り上がっているのがわかる。
(4) 図-5(輪の内外反転の図)の駆動輪のゴム輪が1か所半分くらいスパッと切れたようになっていた。
(5) パワーが出ていないときには、汽笛も鳴らなかった。
☝
☟
☝ビス
図-1
図-2
☟
☝
☝
図-3
図-4
☜
図-5
図-6
2
治療(修理)の方法
(1) 治療 1-(1)(図-1)については、ビスを押し上げてセロテープで固定した
(2) 治療 1-(2)(図-2)については、機関車を走らせて、レールと駆動車輪の状態を観察して原因を
発見した。感覚の調整は、金切鋸刃の刃を削って無くした厚さを隙間ゲージとして調整した。
これにより、パワーも正常になり、脱輪もしなくなった。
(3) 治療 1-(3)(図-3と図-4)については、1個のレールの反りを証明する写真です。
図-4の機関車の位置と左方の☟印の2ヵ所が盛り上がっていました。
台所のガスレンジで焙って真直ぐ整えた後、水道の水で冷やして直しました。
図-6は、平らに直ったレールです。
(4) 治療 1-(4)(図-5)については、合成ゴムボンドで張り付けた。
(5) 治療 1-(5)については、駆動車輪の幅を正常に直したことで、モーターも正常に回転し、煙突から
の疑似煙も出るし、汽笛もポーポーと出るようになった。
3 ドクターからのアドバイス
(1) D-51 は「デゴイチ」と言う愛称で親しまれた蒸気機関車ですね。
おもちゃでも40年以上も長く大切に保存されていたことに感動いたします。
これからも大切に申し送り続けて行かれると良いと思います。
(2)
(3)
(4)
駆動車輪は、簡単に動きますので、時々点検してみると良いでしょう。
レールを保管するときには、曲がらないように注意した方が良いと思います。
レールの繋ぎ目が緩くなっておりますので、使用する間は、セロテープかビニールテープを貼り
つけて離れない(レールの繋ぎ目が開かない)ようにした方が良いと思います。
引渡し日
担当ドクター
平成 27 年 6 月 13 日
谷 春 雄