別紙 治療した部位と治療方法及びドクターからのアドバイス 1 治療した部位 (1) 図-1 の☝印 何のためか不明のビスが、ぶら下がっておりました。 そのため、場所によってレールに当たり、停止したりした。 (2) 図-2 の機動輪が、モーター部の本体にくっつき過ぎて、回転に抵抗が多くあったので、パワーが 出なかった。電源と機関車だけでも重く、両端が盛り上がったレール(図-5)のところでは止まり かけたり、止まったりした。車幅を正常に調整し、パワーが出てスピードが速まると脱輪した。 (3) 図-4 の機関車が乗っかっているレール右端と、そのレール左端が反り上っていた。 図-3 のようにレールの両端の結合部が盛り上がっているのがわかる。 (4) 図-5(輪の内外反転の図)の駆動輪のゴム輪が1か所半分くらいスパッと切れたようになっていた。 (5) パワーが出ていないときには、汽笛も鳴らなかった。 ☝ ☟ ☝ビス 図-1 図-2 ☟ ☝ ☝ 図-3 図-4 ☜ 図-5 図-6 2 治療(修理)の方法 (1) 治療 1-(1)(図-1)については、ビスを押し上げてセロテープで固定した (2) 治療 1-(2)(図-2)については、機関車を走らせて、レールと駆動車輪の状態を観察して原因を 発見した。感覚の調整は、金切鋸刃の刃を削って無くした厚さを隙間ゲージとして調整した。 これにより、パワーも正常になり、脱輪もしなくなった。 (3) 治療 1-(3)(図-3と図-4)については、1個のレールの反りを証明する写真です。 図-4の機関車の位置と左方の☟印の2ヵ所が盛り上がっていました。 台所のガスレンジで焙って真直ぐ整えた後、水道の水で冷やして直しました。 図-6は、平らに直ったレールです。 (4) 治療 1-(4)(図-5)については、合成ゴムボンドで張り付けた。 (5) 治療 1-(5)については、駆動車輪の幅を正常に直したことで、モーターも正常に回転し、煙突から の疑似煙も出るし、汽笛もポーポーと出るようになった。 3 ドクターからのアドバイス (1) D-51 は「デゴイチ」と言う愛称で親しまれた蒸気機関車ですね。 おもちゃでも40年以上も長く大切に保存されていたことに感動いたします。 これからも大切に申し送り続けて行かれると良いと思います。 (2) (3) (4) 駆動車輪は、簡単に動きますので、時々点検してみると良いでしょう。 レールを保管するときには、曲がらないように注意した方が良いと思います。 レールの繋ぎ目が緩くなっておりますので、使用する間は、セロテープかビニールテープを貼り つけて離れない(レールの繋ぎ目が開かない)ようにした方が良いと思います。 引渡し日 担当ドクター 平成 27 年 6 月 13 日 谷 春 雄
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