別紙 治療した部位と治療方法及びドクターからのアドバイス 1 治療した部位 (1) 縫いぐるみの切開き及び縫い合せ (2) 導線が2ヵ所切れていた。 (3) 腰を曲げて前屈運動するための部品(図-1 の畳の上の丸いもの)のモーター部側とつながる部位が摩 耗していて、モーターの回転が伝わらない。 (4) 頭部の口パク動作用と思われる部品が外れているのが写真で確認できる。 図-1 2 治療の方法 (1) 縫いぐるみの背中を切開しました。 (2) 橙色の線が 2 ヵ所切れていました。1 ヶ所は完全に切断していました。 もう 1 ヶ所は、直角に折れ曲がったところで、被覆は半分繋がっていましたが導線は切れていました。 他に、電池のプラス・マイナス導線の付根が 3 分の 2 くらい半田づけ部から外れていたのをハンダした。 (3) 図-1 の首のところに歯車が外れているのが見えます。口が開閉する仕組みの部品ではないかと思います。 頭部はボンド付もあり、修理すると傷がつく ので、今回の修理は遠慮させていただきます。 ☜穴 ←丸い部品の下側に回転を伝える突起が入る穴。 モーターの心棒がみえる 図-2 (4) 図-2 下方の丸いものは、腰を曲げて前屈する仕組みの部品ですが、完全に外れて中でカランコロンし ておりました、 (5) 原因は、長らく、あるいは頻繁に遊んだため、モーター部を両方から支えているネジが緩んで、両方 からの支えが効いていなかつた。 そのために、丸い部品がモーター部から少しずつせり出され、摩耗して機能しなくなり、最後には組込 みからも完全にせり出され、本体からはずれて、ぬいぐるみ中でカランコロンしていました。 図-3 図-4 ☜(7) ☜(8) (6) 図-3 前屈の仕組みの部品拡大写真です。 摩耗してピタッと噛み込まず、奥まで入らず モーターが空回りしております。 (7) 図-4 モーターの左、前屈の仕組みの丸い部品 ☜印 (8) 断線 2 ヵ所あったところを、付根から 1 本の線で つないで修理したところ。 図-5 (9) モーターを両方から支えていたネジが緩く効かなくなっ ていたので大き目のネジと交換した。 (10) 丸い部品がモーター部との噛み合い部分の摩耗で、モー ターの回転が、丸い部品を回転させることができない。 (11) 姿勢は丸い部品の突起をモーター部支えの「組込むとこ ろ」(丸い部品の突起部が上下する「溝」が支え部に縦に ある)へ組込んだので、固定された立ち姿は保たれている。 ☜(9) 3 ドクターからのアドバイス (1) 頭の部分は、許可を頂かなければ分解できない。 傷がつくか、万一直らなかった場合が心配ですから・・ (2) 前屈機能の摩耗している丸い部品も、同じ材質とそれに 合ったボンドで加工すれば直すことができると思ってい ます。 引渡し日 担当ドクター 平成 27 年 4 月 25 日 谷 春 雄
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