5.2 ボーリン グモデル 5.2.1 属性 データの作 成方法(図-5.2.1 参照) ① 『 地 質 ・ 土 質 調 査 成 果 電 子 納 品 要 領 (案 ) 第 4編 3-3-6 地 質 情 報 2) 』 に 記 載 さ れ て いる 「地質情報 」に従っ て地 質断 面図を作成 する。 ② 地 質 断 面 図 を 作 成 す る た め に 使 用 し た 全 て の ボ ー リ ン グ 柱 状 図 に 対 し て ,「 4.3.1 ボ ーリ ン グ モデ ル (4)簡 易版 の 属性 デ ータ ・ ・ ・」 に 記 載し た 属性 デ ータ (見本 , 表-4.3.1)とボーリ ングモデル を作成す る。 ③ 孔口の位置が地質断面図から離れていて断面図の作成に寄与しなかったボーリン グ で地 質 断面 図 と同 じ 地 質凡 例 が 利用 で きる 場 合に は ,そ の 地 質凡 例 に基 づ く属 性 デー タとボーリ ングモデ ルを 作成 する。 なお , DWG(Dynamic Waveform Matching)法 な ど地層を 自動的あ るいは半 自動的に区 分 す る 方 法 に つ い て は , CIMの よ う に 個 々 の ボ ー リ ン グ デ ー タ を 吟 味 す る 必 要 の あ る ケ ー スには不 向きである ため,検 討の 対象 としなかっ た。 (左 )断 面 図 の 凡例 見 本 (右 )土 質 (境 界 線 )に よ り 区 分 し た 属 性 デ ータ (地 質 名 )を 作 成 図-5.2.1 ボ ーリ ング モデルの属 性データ 作成 手順(イメ ージ ) 5.2.2 層序 判定におけ る堆積環 境の 考慮 について OCU GeoModellerな ど を 使 用 し て 地 盤 の サ ー フ ェ ス モ デ ル を 作 成 す る 場 合 , 堆 積 環 境 の変 化 によ る 侵食 の 有無 を 把 握し た 上 で層 序 判定 を行 う こ とが 最 も 重要 と なる 。なお , ここで言 う層序判定 とは「岩 相層 序区 分」を判定 すること であ る。 堆積 環 境 の把 握 に つい ては , ボー リ ン グデ ー タ のみ か らで は 判定 で きな い こと が多 い ため , 既往 資 料や 物 理探 査 な ど他 の 調 査結 果 を参 照す る 必 要が あ る 。こ の ため ,事業 開 始時 な ど少 な い知 見 で層 序 判 定を 行 っ た場 合 には ,よ り 詳 細か つ 大 規模 な 地質 調査が 行 われた時 に随時改良 できるよ うな デー タ形式で納 品するこ とが 求められ る。 堆積 環 境 の変 化 に よる 侵食 の 有無 の 例 を図 -5.2.2 に示す 。本例では ,「b1層とb2層 」 は整合,「b2層 とb3層」 は侵食によ り不整合 となる。 サー フ ェ スモ デ ル を作 成す る 場合 , 全 て整 合 (単 純堆 積 )にあ る 場 合と 一 部の 地層が 不 - 77 - 整合 (浸 食⇒ 堆 積 )であ る 場合 と では 後 述 する 「 論 理モ デ ル」 が 異な り, 論 理 モデルの 違 いが サ ーフ ェ スモ デ ルの 形 状 に大 き く 影響 す るた め, ボ ー リン グ モ デル を 作成 する場 合 にも,常 に堆積環境 について 把握 する ことが望ま しい。 図-5.2.2 侵 食面の確 定(イ メージ) 5.2.3 簡易 版の属性デ ータ(案) 簡 易版の記載 例を図-5.2.2 に示す。 <地 層 岩 体 区 分 > <地 層 岩体 区 分 _上 端 深 度 >0.00</地 層 岩 体 区 分 _上 端 深 度 > <地 層 岩体 区 分 _下 端 深 度 >2.00</地 層 岩 体 区 分 _下 端 深 度 > <地 層 岩体 区 分 _地 層 岩 体 名 >B</地 層 岩 体 区 分 _地 層 岩 体 名 > </地 層 岩 体 区 分 > <地 層 岩 体 区 分 > <地 層 岩体 区 分 _上 端 深 度 >2.00</地 層 岩 体 区 分 _上 端 深 度 > <地 層 岩体 区 分 _下 端 深 度 >5.00</地 層 岩 体 区 分 _下 端 深 度 > <地 層 岩体 区 分 _地 層 岩 体 名 >M1</地 層 岩 体 区 分 _地 層 岩 体名 > </地 層 岩 体 区 分 > ・・・・・・・・・・・・ <地 層 岩 体 区 分 > <地 層 岩体 区 分 _上 端 深 度 >35.30</地 層 岩 体 区 分 _上 端 深 度 > <地 層 岩体 区 分 _下 端 深 度 >39.70</地 層 岩 体 区 分 _下 端 深 度 > <地 層 岩体 区 分 _地 層 岩 体 名 >G4</地 層 岩 体 区 分 _地 層 岩 体名 > </地 層 岩 体 区 分 > <フ リ ー 情 報 >地 層 岩 体 区 分 登 録 社 : ****(株 )。 同 登 録 者 : 管 理 技術 者 ****。 同 登 録 日 : 2016年 **月 **日 。 層 序 表 (属 性 デ ータ )フ ァ イ ル : Class.xls。 </フ リ ー 情 報 > - 78 - ↓カラーコード例 完 新 世 更 新 世 沖 積 層 洪 積 層 埋土・盛土層 B 第1砂礫層 G1 D9D9D9 99FF66 第1粘性土層 M1 66CCFF 第1砂層 S1 FFFF99 ← Class.xlsの 例 第1砂層 S1v FF99FF ・本例では地層記号を入力したが,地層 第2粘性土層 M2 3399FF 第2砂礫層 G2 339933 名を直接 入力 しても良 い 第3粘性土層 M3 0066FF ・ <フ リ ー 情 報 >に は 「 層 序 」 や「 堆 積 と 第2砂層 S2 FFFF66 侵 食 の 歴 史 (堆 積 環 境 )」 な ど を 記 載 し 第3砂層 S3 FFFF66 第3砂礫層 G3 009900 第4粘性土層 M4 0000FF R 996633 軟岩層 た (属 性 デ ー タ )フ ァ イ ル 名 を 登 録 す る。 ↑<地層岩体区分_地層岩体名> 図-5.2.2 簡易版ボ ーリ ング モデル属 性データの 登録例(イメー ジ) - 79 -
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