平成26年度 全国学力学習状況調査結果をうけて

平成26年度
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全国学力学習状況調査結果をうけて
生徒の学力状況の概観
今年度の本校の全国学力・学習状況調査では、国語A、国語Bでは、全国平均を下回りましたが、数学A、
数学Bでは、全国平均を上回りました。特に数学Aにおいては、全国平均よりかなり高い結果となりまし
た。今後も習熟度別授業の実施など、個に応じた指導の充実を図り、下位層の割合を低くしていき、学力
の向上に努めていきます。
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各科目の分析結果と課題及び改善の方策
国語A 主として「知識」に関する問題
<分析結果と課題>
〇言語事項に関する領域では、全国平均とほぼ同様の結果となっている。特に、語句の意味を理解し、文
脈の中で、適切に使うことがよくできている。
▲「話すこと・聞くこと」の領域に課題がみられる。特に、目的に沿って話し合い、互いの発言を検討す
ることができていない。
国語B 主として「活用」に関する問題
<分析結果と課題>
〇言語事項に関する領域で、比較的良い結果となっている。特に表現の技法について理解することがで
きている。
▲「書くこと」
「読むこと」の領域に課題がある。特に資料から適切な情報を得て、伝えたい事実や事柄
が明確に伝わるように書くことや、複数の資料を比較して読み、要旨を捉えることができていない。
<改善の方策>
・話し合う活動や互いに意見を伝え合う学習をより一層取り入れる。
・文章を要約したり、文章の要旨をまとめたりする活動の充実を図る。
・文章構成や描写などを工夫して、伝えたい事実や事柄を明確にして書く学習を取り入れる。
数学A 主として「知識」に関する問題
<分析結果と課題>
〇すべての領域で全国平均を上回っている。特に「関数」の領域で高い結果が出ている。反比例の意味を
理解することや、一次関数のグラフを選ぶ問題がよくできている。
〇「図形」の領域では、線対称な図形を完成させる問題がよくできている。
〇「数と式」の領域では、等式の性質と移項の関係を理解することがよくできている。
数学B 主として「活用」に関する問題
<分析結果と課題>
〇「数と式」の領域で高い結果がでている。特に事例が成り立たない理由を説明する場面で、反例をあげ
ることで、その説明を完成することができている。
▲「資料の活用」の領域は全国平均を下回っている。不確定な事象の起こりやすさの傾向を捉え、判断の
理由を説明することができていない。
<改善の方策>
・今後も継続して既習事項の学び直しの充実を図る(プリント、小テスト、チャレンジテスト)
・数学のみならず、自己を表現する場面を増やし、論理的に考察し、書いたり、説明する活動をすべての
教科・領域で取り入れていく。
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生徒質問紙の分析結果と課題及び改善の方策
<分析結果と課題>
・朝食を毎日食べ、毎日同じくらいの時刻に起きるなど、規則正しい生活をしている生徒が多い。
・学校の授業時間以外に普段2時間以上勉強する(27.7%)
・国語の勉強が好き(31.3%)、授業の内容がよく分かる(27.7%)は全国平均より高い。
・数学の勉強が好き(41.1%)、授業の内容がよく分かる(45.5%)は、全国平均よりかなり高い。
・人の気持ちが分かる人間になりたい(76.8%)、いじめは、どんな理由があってもいけないことだと思
う(70.5%)、人の役に立つ人間になりたいと思う(74.1%)
・1 日のテレビの視聴時間が 2 時間以上(61.6%)
・1 日のゲームをする時間が 2 時間以上(47.2%)
・1 日 2 時間以上通話やメール、インターネットをしている(43.7%)
8割程度の生徒が基本的な生活習慣や学習習慣が身についているが、毎日の家庭学習の時間は全国と
比較しても少ないといえる。テレビの視聴時間やゲームをする時間、スマートフォンの利用など、インタ
ーネットに費やす時間に課題がみられることがわかる。
<改善の方策>
・学校と家庭で連携し、携帯電話の利用を含むインターネットに費やす時間について、ルールを設定する
など、生活習慣の見直しを行う。
・生徒に明確な目標をもたせ、家庭学習の意欲を引き出す工夫を行う
・
「学校」
「家庭」
「地域」の連携により、様々な角度から子供たちを見守り、望ましい生活習慣や学習習
慣の形成に努めていく