保護者の皆様へ 平成28年度 全国学力・学習状況調査の結果 平成 28 年 11 月 15 日 札幌市立向陵中学校 【中学校国語】 本校の概要 【区分及び領域】 主として「知識」に関する問題(A) □「話すこと・聞くこと」の平均正 答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 □「書くこと」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 □「読むこと」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 中 学 校 国 語 □「伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 主として「活用」に関する問題(B) □「書くこと」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 □「読むこと」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 ※ 「話すこと」「伝統的な言語文化 と国語の特質に関する事項」に関 する出題は、今年度はありませ ん。 今回の調査における課題 改善の方向 ●文章を読み返し、文 の使い方などに注意 して書くことは、全 国平均より高いもの の、全国と同様に本 校も正答率が低くな っている。 ○具体的な文章を推 敲する中で、文の長 さを考えたり、文と 文の意味のつなが りを考えたりする 場を設定すると共 に、書いた文章を観 点を立てて推敲す る指導の充実。 ●課題を決め、それに 応じた情報の収集方 法を考えることは、 全国平均より高いも のの、全国と同様に 本校も正答率が低く なっている。 ○課題解決を図る学 習を行う中で、様々 な方法で情報を収 集し、その情報を目 的に合わせて活用 する指導の充実。 ●文脈に即して語句を 使ったり、正しく漢 字を書いたりするこ とは、全国平均より 高いものの、全国と 同様に本校も一部正 答率が低くなってい る。 ○既習の漢字を日常 的に使うように指 導することや、語句 の文脈上の意味を 取り上げて指導す ることを充実させ る。 ●文の成分(主語、述 語、修飾語)の照応 について理解するこ とは、全国平均より 高いものの、全国と 同様に本校も正答率 が低くなっている。 ○語順によって意味 が変わることを理 解し、文の成分の名 称とその働きを正 しく理解し、使える ようになる指導の 充実。 【中学校数学】 本校の概要 【区分及び領域】 主として「知識」に関する問題(A) □「数と式」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 □「図形」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 □「関数」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 □「資料の活用」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 中 学 校 数 学 今回の調査における課題 改善の方向 ●自然数の意味を理解 することは、全国平 均より高いものの、 全国と同様に本校も 正答率が低くなって いる。 ○自然数や近似値な ど、数学の授業で扱 う語句について、そ の必要性と意味の 理解をともなった 指導を充実する。 ●近似値と誤差の意味 を理解することは、 全国平均より高いも のの、全国と同様に 本校も正答率が低く なっている。 ●垂線の作図の方法を 理解することは、全 国平均より高いもの の、全国と同様に本 校も正答率が低くな っている。 ○作図の技能ととも に、作図の根拠と意 味の理解をともな った指導を充実す る。 ●関数関係にある2変 数に対し、加えるべ き条件を判断し、そ れが適している理由 を説明することは、 全国平均より高いも のの、全国と同様に 本校も正答率が低く なっている。 ○表や式、グラフで表 された事象から関 数関係の特徴をつ かみ、根拠を明らか にして既習の関数 と関連付けられる ように判断・説明す る指導を充実する。 ●与えられた情報から 必要な情報を選択 し、数学的に表現・ 説明することは、全 国平均より高いもの の、全国と同様に本 校も正答率が低くな っている。 ○目的に応じて収集 した情報から状況 を把握し、問題解決 のための構想を立 てて、表現・説明し 伝え合う指導の一 層の充実を図る。 主として「活用」に関する問題(B) □「数と式」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 □「図形」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 □「関数」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 □「資料の活用」の平均正答率 ・全国平均に比べ、上回ってい る。 平成 28 年 11 月 15 日 札幌市立向陵中学校 生活習慣や学習環境に関する調査について (生徒質問紙調査での全国・全道平均との差異) 肯定的な回答(「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」)が多く、全国・全道の調査結果を上回ってい る項目について ・自分には,よいところがあると思う。 ・先生は,あなたのよいところを認めてくれていると思う。 ・難しいことでも,失敗を恐れないで挑戦している。 ・地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がある。 ・人が困っているときは、進んで助けている。 ・1,2年生のときに受けた授業では,先生から示される課題や,学級やグループの中で,自分たちで立てた課題 に対して,自ら考え,自分から取り組んでいたと思う。 ・国語の授業で自分の考えを書くとき,考えの理由が分かるように気を付けて書いている。 ・国語の授業で文章を読むとき,段落や話のまとまりごとに内容を理解しながら読んでいる。 ・数学の問題の解き方が分からないときは,諦めずにいろいろな方法を考える。 ・数学の授業で公式やきまりを習うとき,その根拠を理解するようにしている。 ・「総合的な学習の時間」では,自分で課題を立てて情報を集め整理して,調べたことを発表するなどの学習活動 に取り組んでいる。 ・家で,予習・復習やテスト勉強などの自学自習において,教科書を使いながら学習している。 *上記以外でも、多くの項目において全国・全道の結果を上回っています。 *自己肯定感が高い生徒の割合が高く、全国・全道の結果を大きく上回っています。また、地域や社会への興味関心 が高く、ボランティア活動に参加するなど地域と関わりを持った経験のある割合も高いです。新聞を読む生徒の割 合は、全国・全道の結果を上回っていますが、新聞以外からのメディア(インターネット等)から日々の出来事を 知ることが多いようです。 *ほとんどの生徒が規範意識が高く、規則の遵守や良好な人間関係の構築(約束を守る、人の役に立つ)、いじめを 許さないなど良識を持って生活しています。 *読書が好きな生徒の割合が高く、全国・全道の結果を大きく上回っています。読書に費やす時間はさほど多くはあ りませんが、普段から読書に慣れ親しんでいる生徒の割合は多いです。本校ではこれまで朝読書の取組を行ってき ており、朝以外にも授業の合間や昼休みに読書をしている生徒をよく見かけます。今後も継続していく予定です。 *基本的生活習慣との関わりでは、定時の就寝・起床の習慣化や毎朝食事している生徒の割合が高く、多くの生徒が 規則的な生活を送っている様子が伺えます。しかし、就寝時間が午前 0 時以降の生徒の割合が 25%を超えており、 全国・全道の結果を上回っているので、睡眠時間の確保に向けて啓発していきたいです。また、1 日当たりのTVや ビデオ等の視聴時間、携帯やスマホの使用時間については昨年同様に全国・全道の平均よりも短い傾向にあります。 *学習に関しても興味関心が高く、家庭での自学自習や塾、家庭教師などで 1 日当たりの学校以外での学習時間が 2 時間以上の割合が全国・全道の結果を上回っています。また、自分で計画的に学習を進め、予習と復習の両方にバ ランスよく取り組んでいる傾向も伺えます。 やや肯定的な回答の少ない項目について ・今住んでいる地域の行事に参加している。 ・学校の授業などで,自分の考えを他の人に説明したり,文章に書いたりすることは難しいと思う。 ・400字詰め原稿用紙2~3枚の感想文や説明文を書くことは難しいと思う。 ・1,2年生のときに受けた授業では,生徒の間で話し合う活動をよく行っていたと思う。 ・1,2年生のときに受けた授業では,自分の考えを発表する機会が与えられていたと思う。 ・1,2年生のときに受けた授業の最後に学習内容を振り返る活動をよく行っていたと思う。 *全国・全道の結果と比較して「肯定的な回答が少ない」項目は少ないのですが、その中で上記の項目は全国・全道 の結果よりも下回っています。今後の本校における教育活動の改善点として捉えています。 *主体的・対話的な学習活動の充実を求める回答が多くみられ、学習したことをもとに思考力・判断力・表現力など の知識・技能を活用しようとする生徒の割合が全国・全道の結果を上回っているのですが、それらを活用する場面 の不足が要因としてあげられます。「学ぶ意欲(主体的に学習に取り組む態度)」「学んだ力(基礎的・基本的な 知識及び技能)」が高い生徒たちに対して、「(学んだ力を)活かす力」を含めたバランスのよい教育活動を充実 する必要性を感じています。
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