各学校における「学ぶ力」育成プログラム

学校番号:21018
各学校における「学ぶ力」育成プログラム
プログラム項目名
項 目 内 容
項
目 内
学 校 名:三角山小学校
容 の
具 体
◆「授業中、自分で疑問やめあてをもって学習に取り組もうとしている」子どもが 74%いるの
に対し、「意見の違う人とも、よく話し合おうとしている」子どもは、56%と低い。
学ぶ意欲
○成果⇒課題を自分ごととして受け止め、積極的に解決に向かおうとする子の増加
●課題⇒友達と協力して物事の解決に向かっていこうとする態度の育成
◆「習ったことや知っていることを使って、自分で考えることが大事だと思っている」子ども
が 80%いるのに対し、「人の意見を聞いて、それを参考にし、自分の考えをみなおすことが
①「学ぶ力」に
よくある」子どもは 66%と低い。この割合は、札幌市全体の結果に比べて 15%低い数値とな
思考力・判断力・表現力
等
関する成果と課題
っている。
○成果⇒既習を生かして、自力解決することを大切にする意識の定着
●課題⇒自力解決をもとに、自分とは異なる結果や考察を取り入れながら、考えをふくらま
せていくことのできる学習活動の構築
◆「勉強で同じ間違いをくり返さないように気をつけている」子どもが 86%いるのに対し、
「新
基礎的・基本的な
知識及び技能
しく習ったことは、くり返し練習をしている」子どもは 58%と低い。
○成果⇒学んだことがらをしっかり積み上げていこうとする態度の伸長
●課題⇒望ましい家庭学習の在り方について、家庭との連携が十分ではないこと
②改善の重点
課題改善に向けて
重点的に取り組むこと
★話し合い活動によって、結論をより質の高いものに導こうとする子どもに育てるため、「か
かわる力」や「伝え合う力」の育成を授業づくりの観点とした研究と研修に取り組む。
改善策を具体化
③改善策
④検証
□「子どもが自ら考え、判断し、 □体験的な活動や言語活動、問題解決的な学習活動等を取り入れた授業の改善と工夫
表現する学習活動」の充実
■「自分への自信をもたせるきめ ■話したり、聞いたりする必要感と場のある学習活動を位置付けた単元構成や学習活動の改善
と工夫
細かい指導」の充実
○国語「話す・聞く」を中心にした各教科や時間での表現活動における評価の活用(ノートや
各種調査や
子どもの自己評価指標の活用
学習カード、行動観察等)
○全国学力・学習状況調査結果等を活用
○札幌市全体の共通指標 (子どもの自己評価)の活用
学力調査の結果概要及び改善の方向等について
【小学校国語】
本校の概要
改善の方向
今回の調査における課題
【本校の平均正答率と
全国平均との比較】
〖区分及び領域〗
●具体的な事例をあげて
主として「知識」に関する問題(A)
説明する文章を書くこ
○「話すこと・聞くこと」は、上
○文章全体の構成をとら
と
回っている。
えると共に、文を構成
している要素に着目し
○「書くこと」は、ほぼ同程度で
あるがやや下回っている。
○「読むこと」は、ほぼ同程度で
の工夫に気付かせる指
●説明の文章の書き方の
あるが、やや上回っている。
○「言語事項」は、上回っている。
主として「活用」に関する問題(B)
て文章の効果的な表現
<下記の問題参照>
導の充実
工夫として適切なもの
を選択する。
※今回出題されたのは、2領域
○「書くこと」
○「読むこと」
の2領域ともに、全国平均を上
回っている。
今回出題された問題より
4
の
考
え
を
書
い
て
い
る
。
読
み
手
を
説
得
す
る
た
め
に
、
表
や
グ
ラ
フ
を
用
い
な
が
ら
自
分
3
例
を
取
り
上
げ
て
い
る
。
自
分
が
伝
え
た
い
こ
と
を
く
わ
し
く
示
す
た
め
に
、
具
体
的
な
事
2
を
投
げ
か
け
て
い
る
。
読
み
手
に
自
分
の
こ
と
と
し
て
と
ら
え
て
も
ら
う
た
め
に
、
疑
問
1
点
を
ま
と
め
て
い
る
。
自
分
の
考
え
を
強
調
す
る
た
め
に
、
複
数
の
事
が
ら
に
共
通
す
る
ま も き め 説
で と 入
~ す の ま が 明 こ 、 三 れ
( 。 と す 入 し の 一 種 ら
き 。 っ ま こ 度 類 れ
文
章
ゅ さ た す と に の て
う ば み 。 に い お き
が
続
り の そ 主 つ ろ か ま
の 塩 汁 食 い い ず し
く
)
す 焼 か の て ろ を た
の き ら ご 、 な 組 。
~
も か は 飯 下 栄 み 「
の ら 、 か の 養 合 一
汁
か は た ら わ 素 わ 三
ん
が
は
ら 主
を せ
は に ぱ 主 家 と た 菜
、 た く に の る も 」
ビ ん 質 炭 昨 こ の と
タ ぱ と 水 夜 と で は
ミ く 無 化 の が す 、
ン 質 機 物 こ で 。 主
を を 質 を ん き 組 食
と 、 を 、 だ ま み の
る か と と て す 合 ご
こ ぼ る う を 。 わ 飯
と ち こ ふ 例
せ に
が ゃ と と に
る 、
で の が わ し
こ 汁
き に で か て
と 物
昔
か
ら
、
日
本
の
食
事
に
は
「
一
汁
三
菜
」
と
い
う
こ
ん
だ
て
が
取
り
【
説
明
の
文
章
の
一
部
】
ま
し
ょ
う
。
を
、
あ
と
の
1
か
ら
4
ま
で
の
中
か
ら
一
つ
選
ん
で
、
そ
の
番
号
を
書
き
て
い
ま
す
か
。
そ
の
く
ふ
う
を
説
明
し
た
も
の
と
し
て
最
も
適
切
な
も
の
章
の
一
部
】
で
す
。
部
で
は
、
ど
の
よ
う
な
く
ふ
う
を
し
て
書
い
次
は
、
島
田
さ
ん
が
一
汁
三
菜
の
よ
さ
に
つ
い
て
書
い
た
【
説
明
の
文
学力調査の結果概要及び改善の方向等について
【小学校算数】
本校の概要
改善の方向
今回の調査における課題
【本校の平均正答率と
全国平均との比較】
〖区分及び領域〗
主として「知識」に関する問題(A)
○「数と計算」
○「量と測定」
○「図形」の平均正答率
○「数量関係」
の4領域すべてで、全国平均を
●示された情報から基準
上回っている。
主として「活用」に関する問題(B)
量を求める場面と捉
○問題の状況を正確にと
え、比較量と割合から
らえ、質問の内容を的
基準量を求めること
○「数と計算」
○「量と測定」
確に把握すると共に、
実際の生活場面と結び
○「図形」
<下記の問題参照>
○「数量関係」
の4領域すべてで、全国平均を
上回っている。ただし、数量関
係に関する問題のうち、割合に
関する問題については、全国の
付けたりしながら筋道
●20%増量した商品の内
を立てて考えたり、問
容量が 480mL である
われている数量につい
とき、増量前の内容量
て正確に答えを導き出
を求める式と答えを書
せる指導の充実
く。
傾向と同様、本校も正答率が低
くなっている。
今回出題された問題より
たか子さんは、おつかいに行きます。
せんざいを買います。家で使っているせんざいが 20%増量して売られていました。増量後のせん
ざいの量は 480mL です。
増量前のせんざいの量は何 mL ですか。求める式と答えを書きましょう。
◎解答の要点
割合とは、基準量(基にする量)を1とみた時に、比較量(比べられる量)がどの数量に相当
するかを表す数値である。したがって、割合を導くためには、比べられる量を基にする量で割る
とよい。
比べられる量÷基にする量=割合
本設問においては、せんざいが 20%増量して売られていることから、割合は 100%+20%=120%
となる。また、480mL とは、増量して売られている量であることから、比べられる量であること
が分かる。これらの状況を上述した割合を求める式に当てはめると、 480(mL)÷基にする量(普
段売られている量)=1.2(120%)という式が成り立つ。⇒ 480÷□=1.2 ⇒ □=480÷1.2=400
答え 400mL
学力調査の結果概要及び改善の方向等について
【小学校理科】
本校の概要
今回の調査における課題
改善の方向
【本校の平均正答率と
全国平均との比較】
〖区分及び領域〗
主として「知識」に関する問題(A)
○「物質」
○「エネルギー」
○「生命」の平均正答率
○「地球」
の4区分すべてで、全国平均を
上回っている。
主として「活用」に関する問題(B)
○「物質」
○「エネルギー」
○「生命」
○「地球」
の4区分すべてで、全国平均を
上回っている。
よい結果が表れてい
る。しかし、学力のさら
なる向上を目指す上で
は、以下の事実に目を向
けていくことが大切であ
ると考えている。
全24問中、知識に関
するAのうち1問、活用
に関するBのうち2問に
ついては、全国平均をや
や下回る、または、下回
○実験・観察など体験的
理解に基づく指導の充
実と日常生活に結びつ
けたり、状況に当ては
めて物事を論理的に考
察したりするなど、得
た知識を活用していく
ことのできる指導のさ
らなる充実
る正答率となっている。
<下記の問題参照>
今回出題された問題(概要)より
●生命(A)に関する問題
インゲンマメの子葉の中にある養分を調べるために使う器具の名前を答える。(図あり)
~接眼レンズ・対物レンズ・プレパラート・ステージ・鏡・調節ねじなどで構成されている。
答え 顕微鏡
●エネルギー(B)に関する問題
気温が上がると、ふりこ時計が送れがちになる理由について、店員さんからの「暑くなると、
金属でできているふりこのじくの長さが伸びて、ふりこの1往復する時間が変わってしまうから
だよ。
」という説明とアルミニウム・銅・金・鉄の4種類の金属が温度によって長さが変わってい
くことを示すグラフから、温度が高くなってもふりこの1往復する時間が最も変わりにくい金属
を選ぶ。
答え 鉄 (温度による長さの変化が最も小さいから)
●地球(B)に関する問題
夜空の観察中、左から右に移動して見えていた星のうち、雲が動いたことによってある星座が
左から見え始めてきた理由を選ぶ。
1 星座は左に動き、星座をかくしていた雲は右に動いた。
2 星座は左に動き、星座をかくしていた雲は星座よりも大きく左に動いた。
3 星座は右に動き、星座をかくしていた雲は左に動いた。
4 星座は右に動き、星座をかくしていた雲は星座よりも大きく右に動いた。 答え 4