平成 21 年度以降入学生用 調査分析・企画手法 履修年次 開講時期 科目名 担当教員 2年 後期 フィールドワークの手法 林 在圭 <テーマ> フィールドワーク手法の基本的調査スキルの習得 <授業の目標(学習目標)> 社会分析のための道具としての社会調査の基本的手法を学習する。そして実際に学生自らがフィールド調査を行い、フィールドワーク手法の基本的調査ス キルを習得するとともに、それにもとづいて分析・記述することを目標とする。「歩く・見る・聞く」というフィールドワークの実践を通じて、地域社会の社会的現 実の実態にふれ、人間生活をめぐる諸問題の一端についての認識を深めるために、多面的かつ実証的に観察する能力を修得することをめざす。 <授業の方法> 身近な小規模の地域社会や身近な人を対象に、あるいはゲストスピーカーを招いたり、視覚メディア等を援用したりして、フィールドワークの手法の基本的調 査スキルを実践する。またグループを編成して、既存の研究成果を解析し、実際にどのように調査手法が用いられ、分析され、結論づけられているかを学習 する。そして、各自が研究テーマを設定し、フィールド調査を行い、資料収集にもとづいて分析・記述しレポートする。 <授業計画> ①社会調査について ②社会調査の類型と手順 ③フィールドワークとは ④参与観察 ⑤フィールドワークを実践する基本的心構え ⑥発表Ⅰ ⑦インタビュー作法 ⑧質問紙法 ⑨発表Ⅱ ⑩調査票の作成 ⑪面接調査の注意点 ⑫発表Ⅲ ⑬視覚メディアによるフィールドワーク ⑭既存の研究成果を解析 ⑮発表Ⅳ <評価の方法・基準> 出席とレポートおよび発表等の授業参加への積極性による総合的評価 <テキスト> <参考書> 小林孝弘・出口雅敏編著 2010『人類学ワークブック』新線社 矢野敬生・林在圭編 2002『村落社会のフィールドワーク』早大人間科学部村落社会学研究室(配布予定) <受講上の注意事項等> フィールドワークに際しては、礼儀やマナーを遵守し、学生としての自覚とおとなとしてのコミュニケーションを常に心掛けてください。
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