東アジア地域経済研究

東アジア地域経済研究
担 当 者
坂田 幹男
開講時期
後期
単 位
2
講義の到達目標
東アジアの経済発展の現状と開発政策の内容について理解
し、東アジア諸国が直面している課題について考える。
講義の概要
一般に東アジアの経済成長を実現した開発政策は、「 東ア
ジアモデル 」 と呼ばれる場合が多い。講義では、「 東アジア
モデル 」 と呼ばれるものの具体的な中身について検討し、そ
の実態を分析する。さらに、近年注目されている地域経済連
携(たとえば東アジア地域包括的経済連携や環太平洋経済連
携協定)構想の現状と課題について考えていく。
講義計画
第1回:
「東アジアの奇跡」と「輸出指向工業化」
第2回:「東アジアの奇跡」と1997年危機
第3回:「キャッチ・アップ型工業化」について
第4回:
「東アジアモデル」とは何か
第5回:
「東アジアモデル」の歴史的検証
第6回:
「東アジアモデル」と韓国の工業化
第7回:
「東アジアモデル」と台湾の工業化
第8回:中国の「社会主義市場経済」
について
「社会主義市場経済」と「国家資本主義」
第9回:
第10回:
「社会主義市場経済」と「官僚資本主義」
第11回:グローバリズムとリージョナリズムについて
第12回:東アジアのリージョナリズムについて
第13回:東アジア地域経済連携の現状について
第14回:
「新・東アジアモデル」
について考える
第15回:まとめ
成績評価基準と方法
講義でのディスカッションへの参加意欲とレポートにより、
総合的に判定する
テキスト又は参考文献
・テキスト
坂田幹男『開発経済論の検証』国際書院、2011 年。
・参考文献
坂田幹男『ベーシック・アジア経済論』晃洋書房、2013 年。
坂田幹男『北東アジア経済論』ミネルヴァ書房、2001 年。
受講上の留意点
東アジアの経済発展について感心を持っていることが必要
である。