不法行為法の現代的課題

科目番号
25-302-11
法学部との合併
他コースとの合併
学期
S セメスター
有 法科大学院との合併
無
無 受入学生
単位数
2
修博
他研究科との合併 無
担当教員
米村滋人
題目
不法行為法の現代的課題
不法行為法は、概念の抽象性が高く難解である反面、新たに発生する諸
授業の目標・概要 問題への対応を含む実務的な課題の多い分野でもある。本科目は、不法行
為法に関する最新の学説・判例実務をまとめ、今後の改正立法をも視野に
入れた諸課題につき包括的な検討を行う。単に教科書的な知識をなぞるの
等
ではなく、基礎的な理解を前提としつつ発展的な内容を多く扱う。
授業計画
授業の方法
成績評価の方法
以下のテーマを基本とするが、詳細は参加者の希望等に応じて調整する。
・不法行為法の全体的制度設計(不法行為法の目的・機能、民事責任と
刑事責任、保険・社会保障制度等との相互関係、リスクと責任、利益吐
き出し、法人の不法行為、純粋財産損害など)
・不法行為の要件(過失、権利侵害〔総論・人格権・環境権・知的財産
権など〕、違法性、因果関係、損害など)
・不法行為の効果(賠償範囲、損害額算定、差止め、減額事由など)
・特殊の不法行為の制度設計(使用者責任・監督義務者責任・共同不法
行為責任などの基本的要件・効果と 709 条との差別化)
参加者数によって形式の変更がありうるが、基本的には、毎回テーマご
とに 2 人程度の学生に報告をしてもらい、その後全員で討論を行う形式で
進める。報告者はもちろん、各参加者も、その日のテーマにつき教科書等
で基本的な知識を確認してから参加することが望ましい。
平常点およびレポートによって評価する。
教材・主要文献等
特に指定しないが、初回に参考書等を紹介する。
履修上の注意
不法行為法の基本事項は習得済みであることが望ましい(演習の参加と並
行して不法行為法の講義を受講するのでも構わない)。
なお、本演習は、毎回 30 分から 1 時間程度延長する可能性がある。
使用言語
開講年度の予定
1.日本語のみ
1. 当年度限り