読みを深め合う子どもを目指します

読みを深め合う子どもを目指します
子どもの読みが深まるのは、どんなとき?
~主題設定の理由~
「生きる力」
知識基盤社会 の重要性
現代社会の要請として、
「生きる力」の重要性が挙げら
れ続けている中、思考力・判断力・表現力不足が、我が
グローバル化
国の児童の大きな課題となっています。思考力・判断力・
表現力をはぐくむ基盤となる、言語に関する能力の育成
思考力・判断力・
表現力が課題
PISA
を支えるものとして、国語科の役割が重要であることは、
言うまでもありません。国語科の学習において、内容を
的確に理解し、論理的に思考し表現する能力、互いに立
場や考えを認め合いながら、言葉で伝え合う能力を育成
することは、社会の要請に答える一手段として、大変重
要な役割を担っていると考えます。
言語能力育成の
必要性
本校では、学校の重点目標「よく聴き、しっかり考え
る子どもの育成」に取り組んでいます。
国語科の役割
思考力・判断力・表現力をはぐくむためには、子ども
の考えが深まる授業を展開していくことが必要不可欠で
す。では、子どもの読みが深まるときとは、どんなとき
研究主題
読みを深め合う子ども
の育成
なのでしょう?
国語科においては、友達の「読み」と自分の「読み」
を比べながら聞き、叙述をもとに根拠や理由を明らかに
重点目標
よく聴き、しっかり考える
子どもの育成
しながら共通点や相違点を比べ、考えをつないでいきま
す。そして、交流したことをもとに自分の「読み」を見
学校教育目標
考えを深め合う子どもの育成
柳川市の
「重点目標1」
確かな学力の育成
直していきます。見直した「読み」が、ねらいにせまる
「読み」に変容したときが、読みが深まったときだと考
えます。
読みが深まる学習をめざしています
~主題の意味~
本校の研究主題を、次のように設定しています。
読みを深め合う子どもを育てる国語科学習指導
~思考を促す比較活動の具体化を通して~
「読み」とは、表現された内容を叙述に即して正確
に把握して、作者や筆者の意図や考えを理解し、自
分の知識や生活経験と結び付けながら形成される考
えのことです。
「読みを深め合う」とは、自他の読みを交流して、
「読みの方法や観点を見つけて、新たに教材文を読
み直し、自分の「読み」について付加・修正・強化
していく学習活動のことです。
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