様式1 平成26年度 山梨県立韮崎高等学校(全日制)学校評価報告書(自己評価・学校関係者評価) 学校目標・経営方針 校長 赤岡 正毅 自ら学ぶ態度の育成 体力と気力の充実 全人的な人格の形成 1 自ら学び自ら考える力を養う 本年度の重点目標 山梨県立韮崎高等学校(全日制) 達 成 度 2 確かな学力の定着と個性の伸長を図る 3 健康の増進を図り、豊かな人間性や社会性を培う A ほぼ達成できた。(8割以上) B 概ね達成できた。(6割以上) C 不十分である。(4割以上) D 達成できなかった。(4割以下) 4 良くできている。 評 価 3 できている。 2 あまりできていない。 1 できていない。 学校関係者評価 自 己 評 価 平成26年度の重点目標 番号 評価項目 ①学校生活のあらゆ る場面で、自ら考え、 行動する態度を育成 する。 ②生徒一人一人を理 解し、個々の進路希 望を実現させる。 1 年度末評価(2月10日現在) 実施日 (平成27年3月1日) 達成度 自己評価結果 具体的方策 方策の評価指標 成果と次年度への課題・改善策 ①教育課程による教育活動、さらに部活動や自発的な活動において、 ・自主的に行動する態度を養う取 ・特別活動や部活動で自習性・自発性がよく発揮されていたが、 ・学習指導において、自らを振り返り課 自らを振り返り、課題を見つけてその解決に向けて学習し行動出来るよ 組 教科の学習では改善の余地があった。自らの課題を見つけ自主 題を見つけてその解決に向けた行動 B う指導する。 的・能動的に学習に取り組むための指導が求められる。 ができるための指導の推進。 ②新学習指導要領、生徒の実態・進路目標、クラス減を踏まえた教育 課程の改善を図る。 ・教育課程の改善 ・新学習指導要領の全面施行、コースの特色を生かした教育課 程、クラス減への対応等教育課程に改善を行った。 ・生徒の多様な進路希望に応える進路指導関係行事、模試、課 ③職業研究・学部学科研究・職場見学・職場体験・オープンキャンパス ・生徒のキャリア意識を高める進 外講座、面接・小論文指導を実施し、生徒の進路実現を図った。 等の体験により、生徒に自らの進路を主体的に考えさせる指導を充実 路指導関係行事の取組 例年になく土曜講座やPC講座の時数確保を図ったが、年間行 する。 事予定の中で調整を図る必要がある。 ④生徒の進路選択に必要十分な実力が身に付くよう、模試、課外講 ・進路指導関係行事の参加数 ・卒業時の進路希望の実現だけでなく、生涯にわたる社会的・職 座、面接や小論文の指導等を運用し、積極的に参加させる。 ・国公立大学の合格者数 業的自立とキャリア形成にも配慮した。 ・現1年生の教育課程やコース編成の 状況を踏まえた本校の実情に即した 教育課程の整備。 ・進路実現の企画、キャリア教育の企 B 画の一層の改善と生徒がそれらを十 分に生かすための指導。 ③言語活動・探究活 動の一層の充実を図 り、思考力・判断力・ 表現力と知識・技能 を活用する力を育成 する。 ⑤各教科・特別活動・総合的な学習の時間で論述、発表、記録、報告、 ・「キャリア教育推進支援事業」の ・授業や総合的な学習の時間に論述、発表や討議等の取り組み ・学力向上プロジェクトをさらに推進し、 討議等を積極的に取り入れ、知識・技能を活用する力、思考力・判断 生徒の満足度 が増加し、言語活動の充実が図られ、思考力・判断力・表現力の 言語活動の充実に向けた教科の協働 力・表現力を身に付けさせる。 ・各教科・特別活動・総学等での 育成の機会が増加した。 体制の確立。 成果発表 ・朝の読書は定着しているが、日々の教科学習と部活動に追わ B ・図書館を活用した教科学習の推進。 れるなかで朝の読書を読書の習慣化につなげていきたい。 ⑥読書活動を推進し、読書に親しむ態度を育成するとともに、知識や情 ・図書館の図書貸出数 報を活用する力を育成する。 ・図書館と連携した授業等の実 施 ①シラバスを活用し、 ①学習の目標や振り返りのためにシラバスを活用する。 ・教員及び生徒のシラバスの活 ・シラバスの活用については定期試験をベースにした活用頻度 ・シラバスの活用法を工夫し、自ら学 自ら学ぶ態度の育成 用状況 の向上を図るとともに、内容の精選及びパフォーマンス評価のシ 習する態度や家庭学習の習慣化、指 と学習習慣の定着を ラバスにおける位置づけ等を検討し、シラバスを活用した指導と 導・学習方法の改善。 ②生徒が週末課題等の学習課題や家庭学習表を活用し、自己の学習 ・週末課題等の提出 図る。 評価の一体化を実践していくことが求められる。 C ・授業と家庭学習が連動する指導方法 課題を把握する。 授業と家庭学習が連動する課題を工夫する。 ・家庭学習表の活用 ・計画的な学習・家庭学習の習慣化に向け、「家庭学習表」の効 の開発。 果的な利用法について工夫・改善する余地がある。 ②個に応じた指導を 充実させ、基礎・基本 を確実に定着させ る。 2 ③少人数授業・習熟度別授業を効果的に実施し、基礎・基本の定着を 図る。 ④各種講座への積極的な参加により基礎・基本の定着及び発展的学 力の育成を図る。 ・授業アンケート、相互授業参観 ・少人数授業・習熟度別授業・多様な選択科目の開講や各種講 の実施 座、計画的な二者面談により個に応じたきめ細かい指導に努 め、基礎・基本の定着を図ることができた。発展的学力を育成す ・各種講座への参加数 るための指導方法や指導内容の充実が課題である。 ③主体的に物事を探 ⑤知識・技能を定着させ、それらを活用する力を育成するために指導方 ・授業研究、教科研修会の実施 ・教職員は研究委員を中心に、知識を活用する言語活動の指導 究する力を身に付け 法・評価方法を工夫する。 法や評価法の研究に努めたが、計画的・継続的な取組に至って させるための授業改 いない。 ⑥生徒による授業アンケートや各教員が年間2回以上行う相互授業参 ・授業アンケート、相互授業参観 ・教員の授業アンケート・相互授業参観を各教科が協働して授 善を図る。 観を通し、授業改善を図る。 の実施 業改善に有効に生かすことが求められる。 ・ワゴンプロジェクター、ホワイト ボードの利用状況 ④SSH・NIE・国際 ⑦SSH推進のための校内体制と研究・教育機関等の連携体制を充実 ・SSH推進体制の整備状況、「ス ・SSH指定の3年目となり、SSH企画運営委員会が発足したこ 交流等への取組を通 させる。 カラー」等の学校設定科目の指 とで校内推進体制も改善された。SSH系授業、講演会、サイエ して視野をさらに広 導内容の充実 ンスツアー等各企画も一層の成果を上げた。 げ、問題解決能力を ⑧学校の様々な教育活動にNIE(教育に新聞を)の取組を進め、国際的 ・新聞への投書、授業やHRでの ・NIEについては授業等で新聞を活用していく組織的な取り組み 身に付けさせる。 が不十分であった。 視野と問題解決能力を養う。 新聞活用と意見交換 ・韮崎市と連携した国際交流の取組を行い成果を上げた。 ①集団の活動を通し ①自ら健康維持・管理や事故を未然に防ぎ、安全確保が実践できる資 ・欠席・欠課数、交通事故・違反 て、自立的な生活態 質や能力を身に付けさせる。 数 度を育成する。 ・防災避難訓練の充実 ・生徒は健康に関する資質や能力は概ね良好であるが、皆勤を 意識するあまり適切な自己管理ができない生徒も見られる。 ・交通安全に対する意識は低い生徒が散見され、日常的な安全 ②学校生活の様々な集団のなかで、自らを高めるとともによりよい集団 ・集団活動における目的意識や 意識の向上や交通ルールの徹底を図る取組が求められる。 や社会を主体的に形成する意識を持たせる。 人間関係形成能力育成の取組 ・様々な集団活動を自らを高め集団や社会の形成者としての能 ・いじめ未然防止、早期対応の取 力や資質を育成する機会ととらえ、教育方針「人間を育てる」と 相まって積極的な指導を積み重ねた。対人関係の未熟さや自己 組 ③集団における自己の役割と責任を自覚させ、人と関わり合う力、他の ・リーダーとしての能力・資質育 中心的な言動など社会性の育成が課題となる。 立場を思いやる心を養う。 成の取組 3 ・基礎・基本の定着状況の評価と発展 的学力の育成のための指導の充実。 B ・個に応じた学習内容・学習方法の支 援。 A ・授業研究体制の一層の充実。 ・教科・科目全体にわたる長期(年間) を見通した継続的な授業改善の実行。 ・SSHグループ課題研究について、指 導教員間の連携や研修の企画・実 践。 ・文系生徒に対する指導の充実。 B ・指定校としての教員の意識向上と協 動的な取組。 ・NIEの計画的・継続的な指導の実 践。 ・状況を見極めて自らの健康・安全を 守れる判断力・行動力を身に付ける指 導。 ・それぞれの集団活動の意義を明確 にして工夫・改善を行い、生徒が集団 A や社会で必要な能力や資質を確実に 身に付ける指導。 ・コーディネーターを中心とした教育相 談の充実。 ②学習と部活動等と ④学習と部活動等のそれぞれに高い目標を持ち、双方において成果を ・教科学習と部活動等の両面か の調和を図り、「一人 おさめる指導を推進する。 らの指導 二芸」を推進する。 ⑤より高い目標を設定し、果敢にチャレンジし、強い心と体を養う。 ・全国大会・関東大会出場 ・各種大会の成績 ・生徒の部活動加入率は高水準で推移し、学習と部活動の両立 の努力は継続されているが、生徒の意識の涵養や文武両道を 実現するための環境整備が必要である。 ・文武両道の意義を考えさせる指導 と、両者の目標を明確にし粘り強く努 B 力を重ねながら学習と部活動を両立さ せる指導の工夫。 ③社会との関わりを ⑥HR活動を充実させ、他を尊重し、積極的によりよい人間関係を築け ・HR活動と学年単位諸行事の取 重視した教育活動を る生徒を育てる。 組 推進する。 ⑦積極的な広報活動、近隣地域の保育園・幼稚園・小学校・中学校、企 ・学校説明会やオープンスクール 業や大学・研究機関との連携による開かれた学校づくり・多様な教育資 参加者数、連携行事参加者数 源の活用を推進する。 ・HR活動・学年諸行事を年間計画に基づいて効果的に実施で きた。広報活動や地域や教育機関・研究機関との連携に努め た。 ・SSH関係の教育活動が十分に外部に発信されていないという 課題が残る。 ・SSH・総学を中心に校外の教育資源 の積極的開発・活用。 ・各種広報媒体で伝えるべき内容を整 A 理するとともに、SSHの活動や文理科 の特色をより効果的・積極的な情報発 信。 ・学校ホームページの充実。 評価 3 3 3 2 意見・要望等 ・学校生活の様々な場面で、生徒が自ら考え、行動する態 度の育成に熱心に取り組んでいる様子がうかがえる。今後 も授業改善等を通じて課題解決型能力の育成を目指すとと もに、生徒に問題意識を持たせるような指導を期待する。 ・大学等に進学してからではなく、高校生の内に将来どのよ うに働いて生きていくかを意識させるキャリア教育が必要で ある。 ・引き続き、講演会や職場見学など体験的な学習を実施し ながらキャリア意識を高める取組を充実させ、生徒が自ら 進路について考え、方向性を見いだせるよう指導を充実さ せてほしい。 ・思考力・判断力・表現力は円滑な社会生活において不可 欠な能力である。各教科や総合的な学習の時間の中で、言 語活動を計画的に実施し、知識量だけでなく、コミュニケー ション能力、発想力、決断力等の育成を図ってほしい。 ・朝の読書を継続させ、それを読書の習慣化につなげてほ しい。 ・シラバスについては、十分に活用されていない要因等を 明確化し、より実用性が高い様式の考案や有効な活用法 に焦点化した取組を来年度には期待する。 ・家庭学習表の効果的な活用方法について、家庭との関わ りや連携という視点から考察する必要性を感じる。 3 ・個々の生徒に対応した教育の推進については評価でき る。今後も個に応じた指導の充実を図ってほしい。 ・単元毎の定着度を高めるためのスモールステップとして定 着度テスト等の評価を考案すべきである。 3 ・相互授業参観を継続的に実施し、組織的に授業改善を図 り、授業力の向上に努めてほしい。その中で、生徒が主体 的に学びに向かえるような指導の工夫や学習動機を高め る指導のあり方を研究してほしい。 ・授業アンケートの実施状況は良好だが、アンケート結果を 有効に活用し、指導改善につなげてほしい。 3 4 3 3 ・SSH事業推進については、3年間で成果が上がったと評 価できる。これまでの成果と今後の課題を十分に検証し、 一層充実した取組をお願いしたい。 ・SSHの活動状況や成果を積極的に地域に発信するべき である。 ・新聞への投稿を奨励し、社会への関心を高めさせてほし い。 ・生徒の安全確保のため、交通事故防止やスマホ等情報 機器の適切な利用に関する指導の強化をお願いしたい。 ・自己の健康管理や集団生活の中での規律、他者への配 慮等、平素からのマナーの良さは指導の成果だと感じる。 ・挨拶は社会生活の基本なので、今後も励行されることを 期待する。 ・災害時の避難訓練を充実させるためにも、避難訓練のあ り方を生徒とともに考える機会が必要である。 ・個々の自立に向けて努力できる生徒の育成を目指してほ しい。 ・運動部ばかりでなく、文化・芸術活動の推進にも力を入れ ている点は評価できる。引き続き「一人二芸」という目標を 達成できるよう指導をお願いしたい。 ・校風である文武両道を実現するため、頑張ってほしい。 ・生徒数が減少する中、様々な機会を通じた広報活動を展 開し、韮崎高校の位置づけを高めながら、将来にわたり円 滑な学校運営をお願いしたい。 ・SSHの活動を通じ、地域の小中学校生との交流をさらに 推進してほしい。
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